2014年08月22日

【THE PHO LABORATORY】越南河粉

フォー
越南河粉(yue3nan2 he2fen3)
P1110861.JPG
【ところ:東直門外/ねだん:50元(小)】

8月の声を聞いて間もないある平日の夜。
食いしん坊友だちの
「英語フリーペーパーで見た新しいフォーのお店が
 なかなかよさそうなので行きませんか?」
というお誘いに応じて、
一緒に行ってみることにした。

フォーは嫌いじゃないし、
なかなか評価も高いらしいし、
いつか行ってみようと思っていたクラフトビールのお店からも激近。
「ちょうどいい。セットで行ってみるのもいいか」
と思った次第。

ネット上の
「オンボロの平屋、でも中に入ると別世界」
という評価にもちょっとそそられた。

で、行ってみて唖然とした。
だって、ホントにオンボロなんだもの。
最初どこにお店があるか分からなくて
思わずキョロキョロ探してしまった。
植込みの向こうに赤く光る「Pho」の文字を見つけた時には
「ま、まさか、ここ?」
と目を疑った。

P1110841.JPG

確かに「Pho」と書いてはあるが……

P1110840.JPG

しかも、入り口はお店正面から左手の胡同のところまで回り込んで……

P1110850.JPG

右手のここ。

P1110849.JPG

つるりと滑って転んだらそのままお陀仏になりそうな
危うげな急ごしらえ風の階段を上って、
干してあるモップに触らないようにそろそろと進んでいった先。
限りなく不安が募る道のりだ。

P1110851.JPG

が、中に入ると、まさしく別世界。

P1110852.JPG

いやあ、なかなか小ざっぱりとうまくしつらえてあるなあ。
最近、元の建物を(たぶん)あまりお金をかけずに
それなりにお洒落に改装したお店が増えた。

さて、フォーは牛肉と鶏肉の二種類。
牛肉のは
火車頭(huo3che1tou2):50元(小)
P1110858.JPG
(これはバジルとかもやしとかを入れる前。トップ写真は入れた後です)

大碗だと60元。

鶏肉のは
鶏肉河粉(jirou4 he2fen3):45元(小)
P1110857.JPG

大碗だと55元。

大碗に生春巻き1本、飲み物がついて
それぞれ85元、80元というセットがあったけど、
せっかくだからベトナムビールが飲みたかったので
単品で注文した。

333啤酒(san1san1san1 pi2jiu3):30元
333ビール

P1110855.JPG

「バーバーバー」って言ったら、通じなかった……

フォーは牛肉も鶏肉もごくごくさっぱり味のスープで美味。
中国人がやっているベトナム料理屋さんに行くと
なんだか濃口というか、化学調味料味というか、
今一つグッとこないフォーが多いように思うが、
ここのはかなりいいのではないかと思う。
ベトナムに行ったことがないのであくまでイメージですが。

ただ、少し風味が足りないように思ったので、
お願いして魚露(yu2lu4)=ニョクマムをもらって足した。
それでかなり好みの味に!

牛肉のは、生牛肉のほかにも、
煮込み牛肉、センマイ、筋が入った具だくさん。
スープもやや濃いめ。
鶏肉版はホントにごくごく薄いさっぱり味だった。

フォーのほかに、生春巻きを1皿頼んで半分こ。

鮮蝦米紙巻(xian1xia1 mi3zhi3juan3):30元
エビ入り生春巻き

P1110856.JPG

これは……うーん、微妙?
エビとビーフンだけで味がおそろしく単調だった。

一緒に出てくる味噌っぽいディップだと物足りない。
テーブルに置いてあるチリソースと茶色いソースを混ぜてつけてみたら
なんとかいけた。

P1110853.JPG

生春巻きはエビのほかに、ポーク、エビ&ポークの2種類。
越南火腿米紙巻(yue3nan2 huo3tui3 mi3zhi3juan3):30元
鮮蝦火腿米紙巻(xian1xia1 huo3tui3 mi3zhi3juan3):35元

このほかの食べ物メニューはこれだけ。
越式叉焼火腿三明治(yue4shi4 cha1shao1 huo3tui3 san1ming2zhi4):40元
バインミー


あとはデザートと飲み物だけ。
シンプル〜!
メニューはイラストつきでものすごく分かりやすい。

P1110854.JPG

ちなみにベトナムコーヒーは25元です。

フォーは大だとかなり大きい。
のど越しよくツルツルッと食べられるけれど、
後になってからお腹でライスヌードルがふくらんでくる。
小碗に生春巻き1つくらいでちょうどいいかな。

次はバインミーにしてみようかな。
いや、フォー自体はおいしかったので、
次もまたフォー食べちゃうかも。


◆お店情報
THE PHO LABORATORY
新中街東外公館向かい
15110004814
P1110841.JPG

<アクセス>
地下鉄2号線「東直門」駅C出口から東直門外大街を東へ。
老街兎という四川料理レストランのある角を右折して十字坡街を南下。
道なりに進んで東方向に曲がり、第五十五中学沿いに進みます。
セブンイレブンを越えてしばらく行き、
さらに大躍啤酒(GREAT LEAP BREWING)を過ぎて少し進んだ植込み奥。
通りの南側にあります。
春秀路側からだと、沸騰魚郷のある交差点を西側に曲がり、
少し行ったところの左手です。


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2014年08月21日

【川仁巷】麻婆豆腐

マーボードウフ
麻婆豆腐(ma2po2 dou4fu)
P1110727.JPG
【ところ:工人体育場/ねだん:28元】

初めての四川料理レストランではやはりこれを頼むことが多い。
麻婆豆腐。

日本人のこの料理に対する愛情と情熱は、
もはや中国人をはるかにしのいでいるのではあるまいか。
だって、麻婆豆腐が出てきた時の
日本人の喜びようと食べっぷり、
今まで食事したどの中国人よりすごいんだもの。
それも特に男性ね。

李荘白肉がとんでもなく辛かったので
麻婆もしっかり辛いに違いないと
覚悟を決めて挑んだのだけれど、
これが意外とマイルドだった。

いや、日本基準からすると十分辛いし
ビリビリと唇がしびれるような刺激もあるのだが、
見た目のインパクトよりはだいぶおとなしめの味。

そういえば、北京で食べる麻婆豆腐って、
そんなに辛くないよなあ。
あ、あくまで、辛いものに慣れた舌にとっては、です。

麻婆豆腐を頼むと、
どうしても誘惑に負けてやってしまうこれ。

ミニ麻婆丼。
P1110732.JPG
(今回はお碗じゃなくてお皿なので、麻婆豆腐ライス?)

お約束。
一口でもいいから、こうやって食べるとなんか落ち着くのよね。

***

さてこの日、李荘白肉と麻婆豆腐だけで終わるはずはなく、
ほかにもあれこれ注文。

口水鶏(kou3shui3ji1):38元
よだれ鶏(ゆで鶏の激辛ソース)

P1110721.JPG

これまたど定番の前菜。
タレがちょっと甘めかな?

麻醤油麦菜(ma2jiang4 you2mai4cai4):28元
油麦菜のゴマダレがけ

P1110717.JPG

辛さに耐えきれなくなった時のオアシス料理として。

辣子仔鶏(la4zi zai3ji1):56元
揚げ鶏肉の唐辛子炒め

P1110722.JPG

これも初めての店ではほぼ必ず頼む料理。
こいつもしっかり辛い!
でもうまい!
生姜かきいていてさわやか。
骨付き鶏肉には割合お肉もたくさんついていて食べであり。
時々骨ばかりのところ、あるからなあ……

干煸肥腸(gan1bian1 fei2chang2):68元
豚の大腸の炒めもの

P1110726.JPG

モツ女的にはやはり何かモツものを押さえておきたい。
ということで頼んだこれ。
若干臭みがあったかな?
モツの旨味的にももう一息深みがほしかったかも。
同じ大腸ものなら、
同じ敷地内にある三様菜のこれを推したい。

四川豆花(si4chuan1 dou4hua1):18元
四川風自家製豆腐

P1110725.JPG

豆腐がだぶってしまって
「あちゃちゃ、しまった!」
と心の中で舌打ちしたのだが、
頼んで正解。
辛さに悶絶した際の貴重な(ほぼ唯一の?)
救世主的アイテムになったからだ。

P1110730.JPG

清炒豆尖(qing1chao3 dou4jian1):58元
エンドウマメのつる先の炒めもの

P1110723.JPG

野菜ものはやはりこれで決まり!
四川料理レストランで葉物野菜といったら
たいていこれを頼んでいるんじゃないだろうか。
お豆の風味が豊かでおいしい。

そしてスープがわりに頼んだこれ。

豆湯飯(dou4tang1fan4):38元
エンドウマメスープおじや

P1110728.JPG

また食材がだぶってしまったけれど、
これもなんともいえず滋味豊かでよかった。
とろみがついているのでおじやとしたけど、
そこまでいかないかな。
ちょっととろみのついた雑炊?

P1110731.JPG

このとろりとした食感が
辛さの波状攻撃にさらされ続けた舌をそっと癒してくれた。

これにビールを4本で、締めて525元。
一人130元ちょっと。
うーん、やはりちょっと高めだよなあ。

ただ、味は辛くてビリビリするだけじゃなくて
素材の旨味もしっかり感じられたし、
化学調味料の味もほとんど感じられずおいしかった。
これは再訪あり、だな。


▼これまでの「川仁巷」関連記事
【川仁巷】李荘白肉


◆お店情報
川仁巷
朝陽区工人体育場西路
010-6553-2870
P1110713.JPG

<アクセス>
工人体育場の西門から敷地内に入って、
スタジアムに向かって左手のレストラン集中エリアにあります。
「許仙楼」と大きく書いてある壁が目印です。
P1110712.JPG
(左に「川仁巷」もあるけど、
 アレンジされすぎているせいか今一つ目立ちません)


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2014年08月19日

【川仁巷】李荘白肉

ゆで豚バラ肉のニンニク唐辛子ダレがけ
李荘白肉(li3zhuang1bai2rou4)
P1110718.JPG
【ところ:工人体育場/ねだん:58元】

川仁巷は工人体育場の敷地内にある四川料理レストラン。
北京在住の四川出身者から
「本場の味!」
という評価を受けている本格的なお店と聞いて、
そのうち行こうと思いつつだいぶ時間が経ってしまった。
先日ようやく訪問。

工人体育場の西門から入ると、
スタジアムに向かって左手にあるこの壁(?)が目印。

P1110712.JPG

店構え、エントランス、店内インテリアとも、
なんだかお洒落。

P1110713.JPG

P1110781.JPG

P1110782.JPG

P1110716.JPG

事前にネット情報を見たところお値段もやや高めなので、
「本場の味」といいつつどうなのか……
と一抹の不安を抱きながらのオーダーとなった。

この日は4人で囲む食卓だったのでそれほど多くは無理。
四川料理店に行ったら必ず頼むような
私的定番料理をいくつか注文してみようとメニューを繰り始めたら……
インパクトあるビジュアルが目に飛び込んできた。

白肉(bai2rou)とあるからには
ゆでた豚バラ肉スライスを使った料理だろう。
つまり蒜泥白肉ってこと?
いや、この盛大な唐辛子の盛り方は尋常ではない。
それに下にモリモリ、モサモサと敷かれている葉っぱは何?
この形状、もしや……?

この料理、メニューの前のほうにあって
一応このお店の名物料理みたいだし、
蒜泥白肉の文脈にある料理なら
四川料理の前菜の定番ど真ん中だ。
えいやっ!と注文してみることにした。

果たして、やって来たのは
赤い紙ふぶきが隙間なく散り敷いたようなこのお皿。
豚肉がほとんど見えない。

P1110718.JPG

赤じゅうたんに箸を差し込み、豚肉をすくい上げる。
むむっ、これはかなり厚手に切ってあって根性あるぞ。
脂身がムチムチして、箸で持ち上げるとプルプル震える。

せっかくだから下の葉っぱも一緒に食べようと、
豚バラ肉で葉っぱを包み込むようにして口元へ。

「ウヒーッ、からっ!」
まずやってくるのは、容赦ない唐辛子の辛さ。
尋常でない量の赤唐辛子のみじん切りは見かけだけではなかった。
長い北京生活で日本時代にも増して辛さ耐性のついた私だが、
久しぶりに衝撃的な辛さの直球をバシッと決められて
すっかりたじろいだ。
目の下と後頭部の髪の生え際から汗がたちまち吹き出す。
正直なところ、唐辛子と一緒に刻んであったのが
ニンニクだったのか生姜だったのか今では定かではない。
それくらいの強烈な辛さのインパクトだった。

この日同席してくださった
日本から赴任して1ヶ月ほどという男性は、
ご本人曰く
「辛いの大丈夫!」
とのことだったのだが、
これを一口食べてからすっかり無口になってしまった。
後はひたすら汗をぬぐうばかりで、
この料理に箸が伸びることはなかったのだった。

でも、辛さだけで終わらないところがこの料理の素晴らしさ。
そう、豚肉がうまいのだ。
弾力ある脂身の甘さ、にじみ出る赤身の旨味。
唐辛子の先制攻撃の後から、じっくりと肉のおいしさが追いかけてくる。

緑の葉っぱの正体は、ドクダミ。
割と若い葉を使っているからか、
ドクダミ特有の風味(というか臭み)はそれほど強くない。
(もっとも、ダメな人はダメだとは思いますが)
これも唐辛子の辛さに引けを取らず、強く自分の味を主張している。

爆弾級の激辛唐辛子、
旨味と脂しっかり肉厚豚バラ肉、
クセのある風味のドクダミの葉、
この強烈なトリオが一緒くたになって雪崩のように襲ってくる。
でも、それが意外にいける。

これ、本来の名称を「李荘刀口蒜泥白肉」といって、
四川省宜賓にある李荘というところの伝統料理だそうだ。
ネットで見ていると、
ドクダミは使われていないし、
こんなに赤唐辛子まみれにはなっていないので、
川仁巷のものは幾分アレンジされているのかもしれない。


◆お店情報
川仁巷
朝陽区工人体育場西路
010-6553-2870
P1110713.JPG

<アクセス>
工人体育場の西門から敷地内に入って、
スタジアムに向かって左手のレストラン集中エリアにあります。
「許仙楼」と大きく書いてある壁が目印です。
P1110712.JPG
(左に「川仁巷」もあるけど、今一つ目立たない)


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2014年07月29日

【宝和居】素炒餅

野菜チャオビン
素炒餅(su4chao3bing3)
P1110593.JPG
【ところ:東直門/ねだん:12元】

ある日、お酒の席で炒餅の話になって、
そうしたら翌日どうにもこうにもたまらなくなってしまった。
最近はメニューにないお店も多いので、
ネット検索して確実に炒餅を置いてあることが判明した宝和居へ。

P1110586.JPG

肉入りとか卵入りもあったけど、
私のお気に入りは野菜(多くの場合キャベツ)だけの素炒餅だ。

炒餅は、細長く切った烙餅を炒めた料理。
烙餅というのは、こねた小麦粉を丸く伸ばして
油を塗ったプレートで焼いたもの。

laobing.JPG

ちょっとしっとりしたフラワー・トルティーヤみたいな感じかな?
やわらかくてどっしりしたナン?
北方中国でよく食べられている主食で、
もちろん北京っ子も大好きだ。

前述した通り、
宝和居はおいしいと評判だったから行ったわけではなく、
「とにかく確実に炒餅が食べられるところ」
という基準で選んだお店だったのだが、
炒餅は結構いけた。

私はあまり調味料を入れないパサパサした感じが好きなのだが、
これは若干汁気が多すぎてベチャッとしている。
でもニンニクと醤油がメインのシンプルな味付けで、
まずまずだった。
炒餅腹を満足させるには十分!
はー、落ち着いた。

炒餅のほかにはセロリと乾燥湯葉の和えものしか頼んでいないので、
宝和居のこの二品以外の料理がどうかは定かではない。

西芹腐竹(xi1qin2 fu3zhu2):?元
セロリと乾燥湯葉の和えもの

P1110596.JPG

まあでも、また「炒餅熱」に浮かされたら行ってもいいかも。

P1110590.JPG

それにしても、
私が北京に来た頃は素炒餅って4元くらいだった?
そこまで安くはなくても、
ついこの間までは7元とか8元のイメージだったのに、
今や12元もするんだなあ。


◆お店情報
宝和居
東直門内大街10号楼-14
010-8407-1847
P1110586.JPG
<アクセス>
地下鉄2号線「東直門」駅D出口から東直門内大街を西へ。
最初の信号を越えてすぐのあたり、道の南側です。


*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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2014年07月23日

【馬子禄牛肉麺】牛肉麺

牛肉麺(蘭州ラーメン)
牛肉麺(niu2rou4mian4)
P1110705.JPG
【ところ:金宝街/ねだん:18元】

蘭州の牛肉麺チェーン店「馬子禄牛肉麺」が北京に店を出した、
というのでずっと気になっていた。
開店は4月。
ぐずぐずしていて初訪問が遅くなったが、
先日ようやく行ってきた。

場所は金宝街。
王府井寄りならばまだいいのだが、二環路寄り。
地下鉄だと建国門からも朝陽門からも結構距離がある。
うーん、なんともアクセスの悪いところに出店したものだ。

ただ、金宝街自体は結構飲食店が集中している。
大箱でキンピカな高級店が多い王府井寄りと比べると、
二環路寄りは庶民的な店が軒を連ねる。

二環路から左折して金宝街に入ってしばらく歩くとm
お目当ての店はすぐに見つかった。

P1110695.JPG

なんせこの目立つ緑色の店構え。
緑はイスラムを象徴する色。
そう、ムスリムの多い甘粛省蘭州の店だけあって、
馬子禄牛肉麺は清真(qing1zhen1)、ムスリム向けのお店なのだ。

料理はお店に入ってすぐ左手のレジで注文する。

P1110710.JPG

メニューはこれだけ。

P1110711.JPG

メインの牛肉麺はもちろん、
つまみや焼餅などのお好みメニューもここで頼む。

麺以外は受け取りもここ。
お金を払って麺の引換券をもらったら、
奥にある麺の配膳口へ進もう。

P1110698.JPG

麺はもちろんその場で手打ち。
引換券を渡す時に、自分が頼む麺の種類を指定する。

「細滴?」
と聞かれて思わず頷いたら、
私の次に麺を頼んだお客さんが
「毛細!」
と言っていて、
「しまった!」

そうだよ、
牛肉麺の麺にはほかにもいろいろ選択肢があったんだった。

ここで打ってもらえる麺は全部で9種類!

P1110709.JPG

毛細(mao2xi4):ごく細
細滴(xi4di):細麺(鉛筆の芯くらい)
叁細(san1xi4):直径3ミリ程度
貳細(er4xi4):直径4ミリ程度
貳柱子(er4zhu4zi):??(直径4ミリより太くて、丸いのかな……??)
蕎麦棱(qiao2mai4ling2):断面が蕎麦の実のように三角形

P1110707.JPG

韮葉(jiu3ye4):ニラの葉くらいの太さ
薄寛(bao2kuan1):薄めの幅広?
大寛(da4kuan1):幅広(指2本くらいだそうです)

「うーん、毛細にすればよかったか……」
と軽い後悔の念を抱きながら待つことしばし。

たちまち打ちあがった麺を
P1110700.JPG

これまたたちまちゆであげて、
P1110699.JPG

煮込んだ牛肉と大根入りの透明牛スープを注ぎ、
香菜とネギを振り入れて出来上がり。

▼牛肉麺についての過去記事はこちら。
【甘粛省駐京弁餐廳(飛天大厦餐廳)】清湯牛肉麺

(↑)牛肉麺の要諦(?)というか、
  「これが牛肉麺だ!」についての説明あり。

「辣椒は入れる?」
と聞かれたので、
「要!要!」
と勢いよくブンブン首を縦に振ったら、
あらま、ラー油をこりゃまたえらくたくさん入れてくれたこと。

P1110705.JPG

おー、うまそーだ!
席について、さっそく一口。

うん、牛骨のうまみがよーく出た味わい深いスープ。
滋味があって、やさしい味だ。

これにちょろりとラー油が入っているくらいだったら
バランス的にもっとよかった。
やはりちと入れすぎた。

麺はつるりとしていてのど越しよし。
日本の麺のようなコシはないが、これはこれで十分いける。
細滴の麺とスープとのバランスもなかなかだ。

一緒に行ったYさんが頼んだのは毛細。

P1110702.JPG

いや、ほっそいね!
揖保の●より細いかな。
これも繊細な舌触りで乙だったのだが、
一つ致命的な問題が……

汁を吸いすぎて、
あっという間にこんな状態になってしまったのだ。

P1110706.JPG

サイドメニューは、煮込みダイコンと十六ササゲの和えもの。

炖蘿蔔(dun4 luo2bo):10元
煮込みダイコン

P1110703.JPG

これって、スープの中に入ってるやつだよね。

爽口小菜(shuang3kou3 xiao3cai4):7元
さっぱり小皿料理

P1110704.JPG

ニンニクどっさり!

十六ササゲの和えもののほかにも、
紅芯大根の和えものなどいくつか種類あり。
レジ横に並べてある中から選べる。

やー、うまかったうまかった。
飛天大廈にある甘粛省駐京弁レストランのほうが
すっきりした味で上品だったけど、
こちらは庶民的というか、親しみやすいお味。
これはこれでいい。
ちょっと行きにくいところにあるのが玉に瑕だけど、
この味ならまた行っちゃうかも。

次は蕎麦棱を試してみるかな。


◆お店情報
馬子禄牛肉麺
東城区朝陽門大雅宝胡同(金宝街の二環路寄り)
010-8511-7688
P1110695.JPG

<アクセス>
地下鉄1号線、2号線の「建国門」駅下車。
A出口から出て、二環路沿いに北上し、金宝街にぶつかったら左折。
西へしばらく行くと交通銀行の向かい側にあります(北側)。


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