2013年04月01日

【三様菜】三元爆肥腸

豚大腸とうずら卵の炒めもの
三元爆肥腸(san1yuan2 bao4 fei2chang2)
P1080554.JPG
【ところ:工人体育場/ねだん:52元】

スター級とまではいかないけれど、
この料理も三様菜に来たらぜひ食べたい料理の一つ。
こってりむにゅむにゅの豚の大腸と
揚げたうずら卵、パプリカを甘辛いタレで炒めた料理だ。

見た目は赤くていかにも辛そうだが、
むしろ甘みを強く感じる味付けで食べやすい。

大腸はしっかり脂がのっていて、ウニウニのムニムニ。
クチュクチュと噛むごとに、
一度油通しして閉じ込めたモツの旨味がジュクジュクと染み出してくる。

ほっほっ、こりゃたまらん。
これで白酒をカーッといったらさぞ旨かろう。

***

と、この調子で三様菜の料理を紹介していくときりがないので、
これまでに食べた料理をひとまず一気にご紹介しようと思う。

まずは前菜の部。

文君泡菜(wen2jun1 pao4cai4):19元
四川風野菜ピクルス

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これ、意外としっかり辛かった。

蒜泥白肉(suan4ni2 bai2rou4):36元
ゆで豚バラ肉のニンニクソース

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ほんのりあったかくて、ソースがお肉にしみていい感じ。

紅油棒棒鶏(hong2you2 bang4bang4ji1):39元
ラー油たっぷりバンバンジー

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もっと真っ赤なタレがかかったのを想像していたけど、
意外に地味な色合い。

米椒涼粉(mi3jiao1 liang2fen3):19元
でんぷんヌードルのミニ唐辛子風味和え

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つるぷる涼粉。
箸で持ち上げようとするとプチプチ切れちゃって苦労した。
米椒がきいてて見た目より辛い。

藍苺山薬(lan2mei2 shan1yao4):28元
ヤマイモのブルーベリーソースがけ

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四川料理レストランに来ると、
定番ものを味見しようとついつい辛いものばかり頼んでしまいがち。
だから1品か2品はこんな甘い前菜を取るようにしている。

ヤマイモとブルーベリーソースを組み合わせたこの料理はここ数年の流行りもの。
賛否両論あるようだが、私は結構好き。
それに辛さから逃げるための「オアシス料理」としては大変優秀。
その証拠に、ある日の食事会ではおかわり要望が出るほどの人気だった。

続いてメイン料理。

方竹笋焼牛腩(fang1zhu2sun3 shao1 niu2nan2):48元
シホウチク(四方竹)と牛肉の煮込み

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シホウチク(四方竹)は、切り口が四角に近いことからこの名前がある。
お肉と一緒に煮込んだり、
干したものを火鍋の具にしたりするのが一般的な食べ方かな。

かなりしっかりとした歯ごたえ(まあつまり固いってことなんだけど)が魅力。
噛めば噛むほど滋味が出て、タケノコ好きにはたまらない。
一緒に煮込んだ牛肉もやわらかく煮汁がよくしみていけるが、
主役はやはりシホウチク。
量もどっさり入っているので存分にその旨味を堪能できる。

激情水煮魚(江団)(ji1qing2 shui3zhu3yu2)(jiang1tuan2):319元(1.9斤)
水煮魚(江団)

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激情と来たね。
魚は奮発して江団。
ぷるぷるコラーゲンたっぷりで、身はむっちむちのおいしい魚なので、
桂魚やナマズの水煮魚に飽きた方は一度お試しを。
値段はちょっと張りますが、それだけの満足は得られると思います。

酸湯肥牛(suan1tang1 fei2niu2):58元
牛肉のサワースープ煮

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ここ数年四川料理レストランでよく見かけるようになった料理。
発祥はどこかなあ?
酸味はお酢由来で、結構しっかり酸っぱい。

麻婆豆腐(ma2po1 dou4fu):18元
麻婆豆腐

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一応味見のつもりで。
花椒控えめで、本場の味というより日本の中華といったほうがいいかも?
食べやすいけど、なんとなく納得できない感が残った。

……と言いつつ、これはお約束ってことで。

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麻婆丼にはいい感じ。

養顔時蔬譲藕片(yang3yan2 shi2shu1 rang4 ou3pian4):42元
レンコン入りさつま揚げと野菜の炒めもの

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(この「譲」ってどんな意味かな?重慶の方言?)

メニュー写真が彩りよくておいしそう、というので頼んでみたら、
登場したお皿にはなんとさつま揚げらしきものが!
エビ入り団子でレンコンをくるんで揚げてあるのだった。
ほー、こりゃうまい!

鵝肝醤鮮菌(e2gan1jiang4 xian1jun1):38元
エリンギのフォアグラ風味揚げ

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重慶料理ってわけでも江湖料理ってわけでもないと思うけど、
メニューを見ているうちに
「鵝肝醤……なになに?それってフォアグラ?」
と盛り上がったので注文してみた。

値段からしてフォアグラが本当に入っているとは思えないし、
フォアグラの味がしたかというとなんとも言えないが、
これがあなた、いけましたのよ。

いわゆる一つの、ポテチ味。
それも輸入スーパーで売ってる20元くらいする舶来(死語か)ポテチの味。
ジャンクフード育ちの細胞に深く刻まれたあの「おいしさ」爆発で、
大好評を博したのだった。

魚香茄子(yu2xiang1 qie2zi):32元
ナスの魚香ソース炒め

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ナス好きさんと魚香ソース好きさんに捧ぐ。
かなりボリュームあり。
心行くまでどうぞ。

豆湯豌豆苗(dou4tang1 wan1dou4miao2):48元
エンドウマメのスープ(葉っぱ入り)

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これはオススメ!
ほこほこ、ホツホツとしたお豆と、みずみずしくて青臭い葉っぱが合体した、
エンドウマメ尽くしのスープ。

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お豆が少し崩れ気味でずくずくしてるところもツボ。
なんとなくほっこりやさしい気持ちになれるスープだ。

そして最後にデザート。

瓜仁紫薯餅(gua1ren2 zi3shu3 bing3):4元
ヒマワリ種つき紫芋団子

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ヒマワリの種と紫芋の組み合わせなんて、魅力的!
と思ったら、思わぬ伏兵が……
なんと、紫芋あんの中にこんなものが!!!!!

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肉松(rou4song1)。
それは肉でんぶ。

こいつが調理パンやサンドイッチに紛れ込んでいるのが解せない。
ましてや紫芋あんの中に肉松(「にくまつ」と呼んで忌み嫌っている)。
解せない。

ということで、すっかり取り除いて食べた。
肉松なければおいしいデザートだったのにな。
次頼む時は「肉松抜き」でお願いしてみよう。

***

最後のデザートはケチがついたけど、
ほかはどれもおいしかった。
まだ食べていない料理も多いので、もう何回か通ってみたい。


▼これまでの「三様菜」関連記事
【三様菜】口福泥鰍
【三様菜】涼拌素三様
【三様菜】干焼鱔段


◆お店情報
三様菜
朝陽区工体北路8号工人体育場北門西側
010-6552-3499
P1070471.JPG
<アクセス>
工人体育場の北門を入り、
スタジアムに向かっていくと右手に見えてきます。

*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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posted by ayazi at 00:00| 北京 | Comment(4) | 川菜(四川料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
続けてのコメント、すみません!
う〜〜〜、魚香茄子!大好きです。ちょうど1年前に千葉県にある四川料理レストランで飛び切り美味しい魚香茄子を食べたのが最後で、それ以降まったく口にしていません。

「肉松」そうですよねっ!わかります!!自分もイヤです。あのBread Talkやらに並んでいる肉松をたっぷりかぶせられたパン、食べてみようという気にもなりません。
Posted by Mikhaela at 2013年04月02日 04:37
>Mikhaelaさんへ

たいていの組み合わせは受け入れられる私ですが、パンと肉松はどうにも不思議です。
台湾系パン屋でサンドイッチを買ったら、肉松入りでかじってからビックリ!なんてこともありました。
それ以来買ってません。
Posted by ayazi at 2013年04月03日 14:17
インターネットで肉松について調べてみたら、日本の方々の「肉松とパン(特に甘い系パン)の組み合わせ」への拒否反応のすごいこと、すごいこと!
「広東で蛇も食べて気にいったし、カエルも犬肉もワニも美味しく食べられる。しかし、肉松を乗せたパンの前には乗り越えられない壁がある」
「中に甘いクリームをはさんだケーキに肉松たっぷりは1000年中国で生活したとしても理解できないだろう」
「甘いパンに肉松をイヤがるオレに中国人が『塩味系と甘いものの組み合わせなら、塩味系のナッツをチョコレートでコーティングしたのと肉松をかけた甘いパンは同じだろ』と言うのだが、それは違うだろ!」
・・・ボロクソです(しかし、すべてよーく理解できます)
Posted by Mikhaela at 2013年04月11日 23:58
>Mikhaelaさんへ

情報ありがとうございます。
肉松、さんざんですね……
Posted by ayazi at 2013年04月15日 17:53
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