天津小海鮮(Tian1jin1 xiao3 hai3xian1)
【ところ:天津/ねだん:?】
ある週末、天津在住の友人Mさんから
連れて行きたい海鮮レストランがあるのでぜひ天津に来いと言われて出かけていった。
最近お気に入りで結構通っているらしい。
Mさんがこれまで連れて行ってくれたお店はたいていが高級店。
今度もどんな豪勢なお店かと身構えて行ってみたらならば。
そこにあったのはこんな庶民的というか……
掘っ立て小屋と言っても大げさではないようなお店だった。
がっかり。
なんてことは無論なく、
かえって一気にテンションが上がった。
そうなのよー、Mさん!
私はこういうお店に行きたかったのよー!!
長年の片思いが通じたかのように心が弾む。
店の前にいたシェパードちゃんもテンションアップに貢献。
シェパードにしてはシャープさがなくてずんぐりした顔つき&体つき。
それに眼差しもなんとなくショボンというかぼんやりした感じ。
たぶん何かがミックスされてるんだろうな。
でも大型犬は大好きなのさ。
店はとても小さくて、大変質素。
店内も騒がしくてがやがやした感じだ。
この小さい店内の半分近くを占めているのが海鮮食材コーナー。
貝や蟹を入れたケースが地べたに置かれていて
その上を店主が行ったり来たりするのが若干気にならないではないが、
小海鮮のお店ではよくあること。
こういう海鮮のお店には普通メニューは用意されていない。
この食材を見てお店の人と相談しながらまず素材を決め、
さらに調理法を決めるという手順で料理を注文していく。
素材は指差しでいいけど、調理法の指定なんて出来ないよ……
と思うかもしれないが、実はほとんど心配無用。
素材ごとに定番の調理法があって、
たいていはお店の人がそれを勧めてくれるので素直に従へばいい。
お店の中では店員さんが餃子製作中。
なかなか几帳面に並べてあるなあ。
これ、頼むんでしょ?
ね?ね?
わくわく。
そう、この日の注文はMさんとその友人たち任せ。
友人たち?
そう、この日はMさんだけじゃなく、ほかにもやたらと人がいた。
全部で8人くらいだったかな?
同席する友人が誰で、何人になるのかは
その時になってからでないと分からないことが多い。
おかげでいきなり知らない人ばかりの食卓に加わるのにも慣れてきた。
誰が持参したのか、70年代の貴州茅台鎮陳酒も登場。
茅台酒とは違うらしい。
「茅台だったらすごかったのにね」
などと言いつつ気軽に飲んだけど、うまいねこりゃ。
ツーンと鼻をつくような匂いはなく、あくまでまろやか。
さあ、後は出てくる料理とひたすら対峙するのみ!
まずやって来たのは……あれ?海鮮じゃないの?
まさかの爆肚(bao4du3)=ゆでモツ。
唐辛子が添えられていて、ゴマダレはモツの上にぽってりとのっかっている。
北京のとはだいぶ趣が違うなあと思っていたら、
かき混ぜるとさらに異なる姿に。
センマイの下にはどっさりの香菜が隠れていたのだった。
これもまた乙。
次にやって来たのは、ちびちびイカのゆでたの。
海兎(hai3tu4)と呼ばれていた。
ただゆでてあるのではなくて、山椒と生姜がきいている。
タレは酢醤油でさっぱりと。
ちびっこいのでプリプリのコリコリとまではいかないけど、
プチプチというかなんというか、
小さな海鮮味がカプセルが口の中で弾ける感じがなかなか面白い。
いやこりゃ、つまみにもってこいだね。
お次は牡蠣と豆腐のスープ。
牡蠣、なかなかの大ぶり。
ミルクみたいな滋味もあって、
「牡蠣食べたー!」という満足感が十分味わえた。
続いては、
てんこ盛り。
こちらのタレはニンニクや香菜が入ったパンチのきいたもの。
いやー、
*「サルボウガイ」でありました(2012/12/20訂正)
鮮度や繊細さでは日本の海鮮料理にかなわないけど、
このいくら食べても食べきれない量と豪快な盛り付けがこちらで海鮮を食べる醍醐味。
嫌いじゃないっす。
……小海鮮館の豪快海鮮の宴、まだまだ続きます。
◆お店情報
彤彤海鮮魚館
天津市河北区宇緯路(四馬路口)
<アクセス>
こちらのページの地図でご確認ください。
*住所に宇緯路(四馬路口)とあるので四馬路との交差点だと思うのですが、
地図ではどうも三馬路との交差点近くになっているような……
近くに行ったら周囲の人に聞いてみてください。
すみません!
*ちなみに彤はtong2と読みます。
この発音がいつまでたっても覚えられなくて忘れちゃうんだなあ……
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おそらくコレは赤貝ではなくて、サルボウだと思いますよ。
違ったよなーこれ……と思いながら、
きっとおおたまさんが教えてくださるかしら、なんて怠慢なことを思っていたのでした。
ご教示いただきありがとうございます!
訂正いたしました。