2012年07月27日

【双流老媽兎頭】老媽兎頭

老媽風兎の頭の煮込み
老媽兎頭(lao3ma1 tu4tou2)
P1040594.JPG
【ところ:双井/ねだん:1つ8元】

(今日の記事はこんな写真のオンパレード。
 苦手な方はこれ以降は読まれないことをお勧めいたします)

おいしいという評判は聞いていたのだけれど、
なかなか腰が上がらなくて後回しになっていた双流老媽兎頭の兎頭料理。

ある週末、店の近くに用事があって出かけたついでに立ち寄ってみた。

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1時過ぎだというのに、まだ店の外まで席待ちの人が!

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店内にもまだたくさんの人がいて、
店員さんから待ち時間は30分以上と告げられる。
もうおなかもペコペコだったのでくじけそうになったが、
「相席OKならすぐ入れますよ」
とのお言葉。
「OK!OK!没問題!!」
待ち時間ほとんどゼロで席に着くことができた。
なるほど、少人数で行くのならこの手で早く座れるのね。

さて、この店に来たからには
看板料理の兎頭を頼まないことには始まらない。

味つけは五香(wu3xiang1)=五香味と
麻辣(ma2la4)=ピリから味の2種類。
せっかくだからどっちも味見。

奥が五香で、手前が麻辣。

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では、兎頭さんとじっくりご対面。

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このふっくらしたほほ肉がいけるとの噂。
が、ここまで生前の姿があらわだとさすがにちょっと気が引ける。

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歯もバッチリ。
舌もまるごと。

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さて、いよいよ兎頭さんと向き合う。
こんな風につるつるりんに食べる人も中にはいるが、

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(よくがんばりました。努力賞)

実際には骨を分解して食べるのが普通。

まずは上あごと下あごをぱっかりと分ける。

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そしてぷっくりとした舌のところをいただく。

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次に食べるのはほほ肉と下あごの骨周りの肉。
きれいにせせるとこうなる。

P1040602.JPG

下あごをやっつけたら、今度は上あご。
頭蓋骨の後頭部をつまんで軽く引っ張ると、
リング状の後頭部の骨がパカッと外れる。

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そうしたら、おもむろに脳みそをほじり、
外れたリング状の骨をしゃぶる。

そして後は残りの頭蓋骨の骨を細かく分解しつつ、
またはそのままでほじったりしゃぶったりせせったりして、
骨周りの肉と目玉を食べる。

え?残酷?
まあ確かに。
でも、兎の肉を食べるのは残酷じゃなくて頭を食べるのは残酷っていうのも
考えてみれば妙な話だからなあ。
ちなみにほかの部分の肉は別の料理に使われている。

そもそも兎の肉を食べることに抵抗がある人もいるとは思うけど、
こちらでは普通の食材。
考えてみれば、タコを生で食べ生卵を好む日本人もかなりの悪食だ。

後日このレストランで食事会をしたのだけれど、
事前に兎頭料理とお知らせした上でひるまずご参加くださった皆様だけあって、
まったく抵抗も見せず見事な食べっぷりで惚れ惚れしてしまった。
(が、一時は大変静かな食卓となった……蟹食べる時とおんなじね)

頭周りというとあまり肉がついていないように思えるかもしれないが、
存外肉付きもよくて食べでがあるし、
それに結構やわらかい。
特にほほ肉は一食の価値あり。
キメ細やかな肉質で、滋味もある。

個人的には五香のほうが肉のおいしさがより味わえて好きだった。
麻辣味になると辛さが表に立ちすぎて単調。
五香というと辛くないように思えるが、
どうしてどうして、結構辛い。

四川料理なのでやっぱり麻辣味が人気と思いきや、
ベースは五香味で時々麻辣味を食べるというのが通の食べ方のようだ。

ビジュアル的に、気持ち的にどうしてもダメという人もいると思うので
無理に行く必要はないとは思うが、
実際おいしいので受け入れOKであればぜひどうぞ。

店中の老若男女が兎頭にかぶりついている光景も
なかなか見ごたえがありますよ。


◆お店情報
双流老媽兎頭
朝陽区東三環南路48号
010-6540-5858
P1040192.JPG
<アクセス>
双井の交差点の東南、道の東側です。
地下鉄10号線「双井」駅C出口を出て、
東三環南路を南へしばらく行ったところにあります。


*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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posted by ayazi at 00:00| 北京 🌁| Comment(8) | 肉類(肉料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おー、兎頭!
正に成都でこの店に行きましたよ!
北京にも支店があるんですね。

美味しいものを食べながら、
頭蓋骨の構造や筋肉の付き方といった
生物学も学べる素晴らしい食べ物ですね。
Posted by 酒徒 at 2012年07月27日 12:50
>酒徒さんへ

あー、酒徒さんが成都でいらしたのはこのお店だったんですね!
ここ、成都と北京のこの店の2店舗だけのようです。

一緒に食卓を囲んだ理系男子が、まさにそんな解剖学的食べ方を楽しんでいらっしゃいました!
Posted by ayazi at 2012年07月27日 14:10
ずいぶん不沙汰しております。
兔頭は『北京情報・ワイン・食べ歩き』ブログで観てて
もう「喰いてェ、喰いてェ」とほぼ毎日妄想していました。
まだいつか決められませんが、次回の北京は
【双流老媽兔頭】で決まりです。
四川の小姐に訊いたら、もちろん美味しいとの答え
「あ〜食べたい」とのこと。
大きさを訊ねたら、手で形をつくってみせてくれまして
それが10cm位でしたが、実際そうですか?
Posted by 小胡子 at 2012年07月30日 17:28
>小胡子さんへ

コメントありがとうございます。
ご無沙汰しております!
兎頭、だいたいそのくらいの大きさです。
美味ですよ!
このお店は兎頭以外の料理も豊富でおいしいです。
大変混雑するので、ご飯時を外すか、予約をお勧めします。
Posted by ayazi at 2012年08月01日 14:11
あ〜、怖い。
でも、中国の人が美味しいというものは、きっと美味しいに違いない。
でも、これを食べると普通の日本人に戻れなくなってしまいそう。
月末北京出張の際挑戦しようか、楽しく悩み続けてみます。

2冊とも拝読しましました。
『「食」の中国語』、良い語学書ですね。
Posted by Meijiazi at 2012年08月07日 13:34
>Meijiaziさんへ

コメントありがとうございます。
ぜひ「普通の日本人」から一歩踏み出してください!
戻れなくなったからってどうってことありません(笑)。
未知なる美味の世界へようこそ!

拙著をご高覧いただいた上に過分なお言葉をありがとうございます。
あれこれ試行錯誤があっただけに、大変うれしいです!
Posted by ayazi at 2012年08月08日 17:46
グルマン本は難しいのですが、語学書を作っているので、機会がございましたら。
Posted by Meijiazi at 2012年08月09日 01:06
>Meijiaziさんへ

ぜひ機会がありますことを願っております!
Posted by ayazi at 2012年08月09日 16:50
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