粤菜(yue4cai4)
【ところ:金宝街/ねだん:ワイン持ち込み代150元込みで1人1000元くらい】
日本に帰任されるNさんから、
香港ジョッキークラブ北京クラブハウスでの食事会に誘っていただいた。
メンバーズオンリーで普通は入れないのだが、
なんでもNさんのお友だちが会員だそうで、
そのご友人に予約を取ってもらったのだとか。
香港ジョッキークラブ北京クラブハウス。
そこにあることは知ってはいたけれど
自分には関係ないと思って意識から消去していた場所だ。
一生ご縁がないかもしれない会員制クラブハウスでの食事ということで、
お誘いには二つ返事で参加を表明。
お値段はもちろん張るけど、まあ一生に一度くらいいいだろう。
と、意気込んで行ったはいいけれど、
当日は最近すっかり北京名物になった激しい雷雨。
外観写真を撮るどころではなかった。
▼香港ジョッキークラブ北京クラブハウスはこんなとこ。
・Beijing HongKong Jockey Club Clubhouse
食事をしたレストランはクラブハウス内の幸運閣というレストラン。
料理は正統派広東料理。
でも北京のクラブハウスということで一部北京らしい料理も取り入れてあった。
注文担当は私。
メンバーしか入れないレストランでの食事という千載一遇のチャンスだというのに、
広東料理の注文は苦手な私がオーダーを一任されてしまった。
むう、これはプレッシャー大。
「ある意味、皆さん太っ腹だわ……」
などと思いつつ、
何を注文したらよいか分からなくて内心かなりあせったが、
メニューをあっちこっち繰り、
隣にいらしたIさんや店員さんの助けを借りながらなんとか注文を済ませた。
さて、なんとか注文係という大役は果たしたのだが、
実は私、この日大失態を犯していた。
なんと、デジカメの電池が途中で切れてしまったのだ!
なのでいつものお約束のレシート写真撮影もできず、
料理の値段と一部を除く料理名は不明。
さらに途中からは料理写真すらなし。
さすがに料理写真がないのは余りにも寂しいので、
同席されたFさんから撮影写真をご提供いただいた。
Fさん、ありがとうございます!
飲み物はワイン。
この日は交渉の結果、
持ち込み料1本150元を払って持ち込みさせてもらった。
スタッフが気を利かせて
グラスがごちゃごちゃにならないようにシールを貼ってくれたよ!
さて、まず前菜。
花椒油拌黒豆皮(hua1jiao1you2 ban4 hei1dou4pi2)
香椿苗と豆腐絲の和えもの
花椒油のピリッとした刺激をきかせた和えもの。
え?そのへんのレストランで頼む時と変わらないアイテムだって?
まあまあ、そのへんは……ゴニョゴニョ
クルミ、百合根、キドニービーンズの和えもの
香鹵鶏絲拌粉皮(xiang1lu3 ji1si1 ban4 fen3pi2)
鶏肉と粉皮のゴマダレ和え
コレは確か店員さんから人気だと聞いて頼んだもの。
ゴマダレなところが北京っぽいかな?
鹵水盛り合わせ
卵と豆腐、豚バラ肉と、一番右はなんだったっけ?
琵琶乳猪件(pi2pa ru3zhu1 jian4)
カリカリ子豚ローストの蒸しパンサンド
せっかくだから丸焼きをと思ったのだが、
この日はないと言われて断念。
それでこの小さいのにしたけど、量的にはこれで十分だった。
キュウリと一緒に蒸しパンに挟んでいただく。
カリカリのサックサク。
スープ
えー、よく分からないとは思いますが、マツタケが入っております。
あと白菜も。
これは上品で大変おいしゅうございました。
清蒸蘇眉(qing1zheng1 su1mei2)
メガネモチノウオの蒸し物
(蘇眉と書いてますが、実は記憶が定かではありません……
確かそうだったと思うだけどなあ。
下記は蘇眉だったという前提で書き進めておりますが、もし違ってたらごめんなさい)
店員さんに蘇眉がおいしいと勧められ、
「蘇眉なんて聞いたことないよ」
と思ってたら、とんでもなく高級魚だそうで。
▼日本では「メガネモチノウオ」より「ナポレオンフィッシュ」のほうが有名かも。
・メガネモチノウオ(ウィキペディア)
乱獲で数が減ってしまい、
香港では食べないようにしようと呼びかけられている希少魚。
そのせいか、お値段は確か1斤で千元越え(!!)だったような。
別の魚と迷って迷って迷って迷って、最後に
「せっかく来たのだからお勧めの高級魚を食べましょう!」
と話がまとまってコレに決定。
お財布も寂しいのにこんな贅沢な魚頼んじゃって、
小心者の私はもう心臓がドキドキのバクバク。
これでおいしくなかったら皆様に申し訳が立たない。
何より自分が悔しい……なんてことを思っていたのだが、
食べてみたらむちむちのとろとろり〜で実に美味。
味付けも実にシンプルで魚の味を邪魔せず、
葱、生姜、香菜の香味がそっと寄り添う感じ。
北京にいると魚は川魚中心なので清蒸は敬遠するのだが、
新鮮な海の魚が手に入りやすいところならやっぱり悪くないんだな。
それにしても高かった。
もう一生食べられないかも。
北京ダック
こちらはNさんのリクエストで。
ほどよく脂が残ったいい感じの焼き具合。
悪くないです。
薬味やタレもごくシンプル。
ホタテとアスパラの炒めもの
肉団子と白菜の煮込み
これがしみじみうまかった……
ハクサイの甘みと旨み爆発、そこに生姜の風味が重なって、
さらにふわふわ肉団子。
家庭料理にもあるような素朴な料理をとても上品に仕上げてあった。
脆藕片香葱牛柳粒(cui4 ou3pian4 xiang1cong1 niu2liu3li4)
レンコンチップ、葱、牛肉の炒めもの
レンコンチップに惹かれて頼んだのだが、
これは想像ほどカリカリに揚がっていなくて残念。
でも牛肉は大変やわらかくて美味。
ハト肉のレタス包み
ハト肉ものを頼みたくてこれ。
松の実がやまほど入って贅沢!
下に隠れている揚げ春雨のカリカリサクサクとレタスのパリパリ。
ハト肉は結構味付けしっかりでハトの風味云々という感じではないが。
広東芥菜(たぶん)の炒めもの
広東芥菜は蓋菜のことかな?
ちょっと辛味というか苦味があって、歯ごたえもしっかりした野菜で、
高菜みたいなイメージだろうか。
上に乗っているのは漬け物と挽肉だったかな?
マンゴープリン
濃厚。
かなりいけると思う。
北京で食べたマンゴープリンの中では相当ハイレベル。
エッグタルト
こちらもまずまず。
***
全体的に上品な味付けでどれも美味だった。
すごく特徴があるとか、病み付きになるほどの魔力的うまさがあるとか、
そういうことではないが、
とても無難においしい安心できる味。
香港ジョッキークラブの会員になってまで再訪したいとは思わないけど、
またどなたか会員さんのご好意で行けることになったら心は弾むと思う。
おごってくれたりしたらもっと弾むと思うけど……
自分で払うとしたらちょっと躊躇するかな。
やっぱり一生に一度のご縁ということになりそうです。
◆お店情報
北京香港馬会会所(香港ジョッキークラブ)幸運閣
東城区金宝街68号
010-5911-8888(内線28)
<アクセス>
地下鉄5号線「灯市口」下車。
金宝街を東へしばらく行くと、道の右手(南側)にあります。
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「食」の中国語
出版社:東洋書店
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北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
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お〜、食べましたか、ナポレオン!
ダイバーの憧れのサカナでもありますよ。
京深海鮮市場に行けば、活けモノのナポレオンは入手可能ですが、卸売り価格でも1,000元/斤以上するので、Jocky Clubでの値段はもっとするでしょう。
「むちむちとろとろり〜」でしたか。
まぁ、ベラの仲間なので味的には不味い筈はなかろうと思いますが、一度は食ってみたいなぁ…。
Hong Kong Jocky Clubには小生も一度連れて言って貰ったコトがありますが(広東じゃない方のお店)、ソコで出されたクリアーな鶏スープが滅茶苦茶に美味かったですねぇ。
広東も行ってみたいですね。
京深市場で1斤1000元以上ですか……すごい。
じゃあお店では1800元とかだったのかな。
確か2はついてなかったと思うのですけれど、記憶があいまいです。
お味は確かにとてもよかったですよ!
ただここまでの値段と釣り合っているかはなんとも言えませんが。
一度でよいかな。