2012年07月13日

【甘粛省駐京弁餐廳(飛天大厦餐廳)】甘粛菜(之一)

甘粛料理
甘粛菜(Gan1su4cai4)
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【ところ:広渠門/ねだん:記事参照】

前回蘭州の駐京弁レストランに行った後、
中国人の食いしん坊仲間から
「北京で一番おいしい甘粛料理を出すのは
 蘭州じゃなくて甘粛省の駐京弁レストランだよ」
と言われた。

▼蘭州駐京弁レストランについてはこちらから。
【蘭州賓館餐廳】西北菜

先日湘西駐京弁レストランに行った時に紹介した小寛さんの説には反するが、
甘粛省に関しては私も「市不如省」だと思う。

▼小寛さんの説についてはこちらをどうぞ。
【湘西駐京弁餐廳】湘西菜(之三)

ホテル内に入っていてお値段は張るけれど
甘粛の名産をきちんと食べさせてくれるお店という印象があって
私はとても気に入っている。

特にここの蘭州ラーメンはピカイチ!

▼甘粛省駐京弁レストランの蘭州ラーメンについてはこちらから。
【甘粛省駐京弁餐廳】一品特色牛肉麺
(こちらもどうぞ)
【甘粛省駐京弁餐廳】甘粛菜
(上記2つのリンクはFC2時代の旧ブログなので、中国からは見られません)

透き通った牛骨スープに巧みの技で伸ばされた白い細麺……
ずいぶん長いこと食べていない。
(たぶん)本場の蘭州ラーメンが恋しくなって、
久し振りに甘粛省の駐京弁レストランを訪ねた。

上にも書いたけど、
このお店は飛天大廈というホテルの中に入っている。
お店へはホテル入口から入り、
ロビーの右奥にあるエレベーターで3階へ。

ホテルの吹き抜けを囲むようにして個室が並び、
ホール席はエレベーターからちょうど反対側のところにある。

このお店、個室を取ろうとすると結構敷居が高くて、
お酒抜きで最低消費額が2000元台とか3000元台。
(お部屋の大きさによって違います)
鮑やフカヒレは頼まないのでとてもそこまではいかない。
(接待用にこういうメニューも置いてある)
しかしホール席は予約を受け付けていない。
少人数なら大丈夫だが、この日は10人以上の大所帯。
早めに行って席取りしようにも、
ホテルだからかほかのお客さんの出足も早くて
意外に早い時間からテーブルが埋まっていて途方に暮れた。
テーブルを無理やりくっつけてなんとか1卓にまとめようとしていたら、
いじましい努力を哀れに思ったのか、はたまたみみっちさにあきれたのか、
最低消費金額に届かなくてもいいから個室を使っていいと言われた。
わお!ラッキー!!

P1030979.JPG
(これが哀れみの結果施してもらった個室)

さて、一安心してメニューを開く。
すると以前来た時よりも甘粛料理が減って、
どこでも食べられるような高級食材の料理、
つまり鮑だのフカヒレだの、挙げ句は刺身だの(確かあったと思う)が増えていた。

ああ、ここもかあ……
駐京弁レストランって、
地元の人が北京に来た時の宿だから本場の味が食べられると思いきや、
単に接待用の高い料理を食べさせる店になっているところも多いのだ。

確かにここにも前から高級食材はあったけど、
前に来た時には「甘粛省の特産を食べてほしい」というメッセージが感じられて
高いけどまた来ようと思わされたんだけどなあ。
今のメニューにはそのメッセージがあまり強く出ていないようで少々落胆した。

まあそれでも甘粛料理が何ページにもわたってあることには変わりない。
気を取り直して、
店員さんに助けてもらいながら甘粛っぽいものをオーダーした。

蘭州醸皮(Lan2zhou1 niang4pi2):48元(大)
蘭州風醸皮の和えもの

P1030984.JPG

醸皮は小麦粉のでんぷんで作ったつるりとしたヌードルで、
陝西省や甘粛省の伝統的な軽食。
前菜としてもよく食べられる。

辣椒油とお酢を使ったすっぱ辛いタレをかけて食べる。

P1030985.JPG

ここのタレにはゴマダレも入ってるかな?
でもってこれをしっかり混ぜる。

P1030986.JPG

ひんやりしててぷるぷる。
つるりつるりといくらでも食べられそうだ。
酒のアテがわりにつまみすぎると
メインが来る前にお腹がふくれてしまうので注意が必要。
前菜が出てくる頃はまだお腹ペコペコの状態だから特に気をつけないといけない。

神州泉水鶏(shen2zhou1 quan2shui3ji1):58元
ゆで鶏肉のピリ辛ソース

P1030981.JPG

店員さんに勧められたので頼んでみたけど、
どうもこれ、重慶料理らしい。
ありゃりゃ。
そういえば、この見た目は四川料理チックだよね。
甘粛料理が集まったページにあったと思ったんだけどなあ……失敗失敗。
でも味は悪くなかったです。

天山麻辣牦牛腱(tian1shan1 ma2la4 mao2niu2jian4):88元
ヤクの足肉の煮込み(冷菜)

P1030980.JPG

甘粛では牦牛(mao2niu2)=ヤクを食べる。
以前チベットで口にしたヤクのお乳やバターは結構クセがあったけど、
肉自体はそんなに強いクセは感じない。
この冷菜なら、何も言われなければ牛肉だと思って食べてしまうだろう。

香葱苦苦菜(xiang1cong1 ku3ku3cai4):48元
葱と苦苦菜の和えもの

P1030982.JPG

苦苦菜は甘粛や寧夏あたりで採れる苦味のある野菜。
苦いといっても口がひん曲がるような強烈な苦味ではなく、
ほんのり感じるくらい。
香味の強い野菜の好きな人ならきっと好きになる味だ。
緑が濃くていかにも身体にいい感じ。

そんなこんなで始まった甘粛料理の宴。
この先もメイン料理をあれこれ頼んだのだが、
例によってすでにかなり長編になってしまったので、続きはまた次回に。


◆お店情報
甘粛省駐京弁餐廳(飛天大厦餐廳)
朝陽区東二環広渠門外南街5号飛天大厦3階
010-6777-8000-8300
P1030977.JPG
<アクセス>
建国門から東二環路を南下し、広渠門を過ぎてしばらく行ったところ。
P1030976.JPG
(これは建国門方向から来た時に見える外観)
ただし道の東側にあるので、いったん通り過ぎてUターンします。
地下鉄利用の場合は、10号線「双井」駅で下車し、広渠門外大街を西へ。
東二環路にぶつかったら左折してしばらく行ったところにあります。

*レストランはホテルの3階にあります。
ロビーの右奥にあるエレベーターをご利用ください。


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