梅蘭芳私家菜
【ところ:天津/ねだん:?】
一度は断念した天津シャコツアー。
▼断念した時の模様はこちらから。
・【晋陽飯荘】山西菜(之一)
日を改めて再度決行した。
つもりだったのだが、またしてもシャコにありつけず。
天津に着いて友人を訪ねてみると、
「シャコの食べ頃はもうちょっと先。」
だからかどうか知らないが、
友人が手配してくれていたレストランは
てんこ盛りのゆでシャコとはどう考えても無縁そうな店だった。
それが梅府家宴。
そう、北京にもある梅蘭芳の食卓を再現したレストランだ。
言うまでもなく、梅蘭芳は京劇の女形俳優。
「四大名旦」と称えられる名優で、「梅派」の創始者でもある。
日ごろから太ったり喉をこわしたりしないよう食事に気をつけ、
低カロリーであっさりした料理を口にしていたという。
その梅蘭芳が愛した料理を再現して供するのが梅府家宴。
北京では胡同の中にある隠れ家レストランとして知られている。
(知られているから隠れ家じゃないか……)
今回連れていってもらったのはその天津支店。
天津市古文化旅遊区の中にある。
中に入ると京劇や梅蘭芳についての展示がたくさんあり、
ちょっとした京劇博物館のような趣きだ。
(展示の趣味はちとアレだが)
ミニミニ舞台もある。
(ミニミニすぎ?)
でもレストランのあるこの場所自体は
特に梅蘭芳と関係があるわけではないとのこと。
梅蘭芳テーマレストランくらいの気持ちで訪れればよいかな?
さて、ここの料理はすべてコース料理。
私は例によって天津の友人におごってもらったので値段は不明だけれど、
(いつもいつもで本当に恐縮だ〜)
どうも1人400元くらいはするみたい。
この日は昼だったから少しは安かったのかなあ。
ご馳走してもらった手前、値段を聞けなかった。
お店の人にこっそり聞いておけばよかったな。
さて、何しろご馳走してもらったので
値段どころか一部を除いてメニュー名もあやふや。
今回は(も?)写真を中心にどうぞ。
ホウレンソウの和えもの
鶏肉の前菜
挽肉の海苔卵巻き(たぶん)とキュウリの前菜
五香魚(たぶん)
どれも上品。
でも盛り付けはいただけない。
(ミニ盆栽か!)
鴛鴦鶏粥(yuan1yang ji1zhou1)
鶏スープ粥
放し飼いで育てられた鶏を長時間じっくり煮込み、
丁寧に油を取り除いたスープで作ったお粥だ。
上には卵白と青菜を使って太極があしらわれている。
メニュー名の鴛鴦はここからつけたものだろう。
お粥と言っても米粒状ではなく、ほとんどスープのようだ。
とろとろでなめらか。
丁寧に取られたスープの味は滋味たっぷりでありながらあくまでも上品でくどくない。
これは梅蘭芳が公演前に必ず口にしていたものだとか。
なるほどこのなめらかさなら喉ごしもよさそう。
エビの炒めもの
鮮果牛肉粒(xiang1guo3 niu2rou4li4)
牛肉の黒胡椒炒め・リンゴサラダ添え
しっかり黒胡椒がきいていた。
焼汁鮰魚(shao1zhi1 hui2yu2)
鮰魚の煮物
鮰魚(hui2yu2)は鮠鱼とも呼ばれる魚。
別名、江団(jiang1tuan2)。
おー、江団ちゃんなんだ!
(江団は「えだん」と読んでおります)
ゼラチン質たっぷりのつるぷる魚。
骨をぬぶるようにしてきれいにいただきました。
手羽の蒸し餃子風
大煮干絲(ga4zhu3 gan1si1)
細切り押し豆腐のスープ煮
セロリと百合根の炒めもの
油麦菜の炒めもの
小籠包(xiao3long2bao1)
デザート2品
奥は甘い栃餅みたいなお菓子。
あ、ゆべしか。
手前はタピオカらしきもので造られたネズミちゃん。
目はマジックじゃなかったよ!
写真は撮り忘れたが、最後に特製核桃露(クルミ粥)もあった。
***
梅府家宴はお高いコースのみなので
北京でも一度行ったきりでその後再訪していなかった。
でも改めて食べてみるとやっぱりおいしかったです。
盛り付けの悪ふざけ(本気であれやってるとしたらちょっと怖い)は
見なかったことにするとして、
味は全般的に上品であっさり。
「中華は油が多くて苦手」という方でも割合受け入れやすいと思う。
梅蘭芳がこだわった低カロリー料理というだけのことはある。
ただね、やっぱりちょっと、物足りなかったのだ。
もともとそうだったけど、
長年の北京暮らしで輪をかけて濃い口になってしまった私には
あっさりすぎて食べた気がしないというか。
それとやっぱり、お高いですよねえ。
こんな機会でもないと行かないお店だなあ……
◆お店情報
梅府家宴(天津店)
南開区古文化街通慶里5号
022-2728-8182
<アクセス>
天津市古文化旅遊区の中にあります。
詳しくはこちらのページの地図でご確認ください。
(ただし細かいところまでは正確かどうかはなんともいえません。
でもだいたいのところは合っているはず)
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おいしそうです
大変おいしかったです!
’08年に初めて訪れて以来、北京の梅府家宴のファンです。
この連休にも行ってきました。
味付けは上品で非常に美味しかったです。
来年も訪れようと思います。
しかし年ごとに素材の味が薄くなって行くような気がします。
特に野菜。水菓も。
北京小王府光華路店でも同じように感じました。
これからも面白い情報アップして下さい。
楽しみにしております。
コメントありがとうございます!
梅府家宴は確かにとても上品な味付けで食べやすいですね。
もう少しお値段が安いとありがたいんですが……泣
素材の味、確かに薄くなっているかもしれませんね。
ニンジンやトマトも青臭い感じが薄れてきたように思います。
最近ちょっと更新頻度が落ち気味ですが、引き続き北京の食べ歩き情報アップしていきます。
また遊びにいらしてくださいね。
書き忘れてました。
梅府家宴の方が、日本でも支店を準備してるとのことでした。
たぶん東京になるだろうと・・・
東京支店ですか。
いいかもしれませんね!