2012年04月26日

【晋陽飯荘】山西菜(之一)

山西料理
山西菜(Shan1xi1cai4)
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【ところ:珠市口西大街/ねだん:記事参照】

清明節の連休に天津行きを企てた。
天津にいる友人と会い、
シャコをたらふく食べてくる計画だったのだが、
北京南駅でその野望ははかなく砕け散った。

10時過ぎの時点で「1時過ぎの列車まで満席」とのアナウンス。
一緒に行くはずだった友人と、
「今日はもう無理だね……次の機会にしよう!」
とあっさり断念した。

さて、突然ぽっかり空いた一日をどうしよう?
馬連道までお茶を買いに行くという案も出たのだが、
「そういえば晋陽飯荘に行ったことないって言ってたよね?
 この時間ならまだ空いてるから、行ってみる?」
ということになった。

「天津でシャコ」が「山西料理の老舗」に化けた!

さて、その晋陽飯荘は1959年開店の老舗。
北京で山西料理といえばすぐに名前の挙がる有名店だ。
北京で最初に山西料理を出した店で、「中華老字号」にも認定されている。

晋陽というのは山西省にあった古代都市の名前で、
春秋時代に晋国趙氏が建造した蒲州の晋陽城と
秦代に太原に造られた晋陽城のことを指す。

隣にある紀暁嵐故居は晋陽飯荘が管理していて、
予約がいっぱいで席待ちの時間などに無料で参観が可能。

というか、
もともと晋陽飯荘は紀暁嵐故居で営業していたのだが、
2001年に北京市が修復して記念館にすることを決めたため
東隣に拡大移転したということのよう。
紀暁嵐故居を利用した店舗には老舎もよく訪れていたそうだ。

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店に入ってすぐのところには、
キンキラキンに輝く巨大な牛と牧童の像がお出迎え。

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山西省汾陽市杏花村で作られている杏花村汾酒のトレードマークだ。
由来は杜牧の詩、『清明』。

 清明  杜牧

 清明時節雨紛紛  清明の時節 雨 紛々
 路上行人欲断魂  路上の行人 魂を断たんと欲す
 借問酒家何処有  借問す 酒家は何処に有る
 牧童遥指杏花村  牧童 遥かに指す 杏花村


あら、清明節の連休に晋陽飯荘に来ることになったのは
なかなか風流なことだった?
私たちも牧童に導かれたのかな。

まったく関係ないが、
晋陽飯荘の右手には懐かしいこんなお方の姿も。

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1990年に開催された北京アジア競技大会のマスコット、
パンダの「盼盼(パンパン)」。

先日微博でこんなの書き込みを見つけて、思わずプッ。

「この子を知っている?おめでとう。あなた結構、いいお年ですよ」

私も祝福されました〜!

閑話休題。
話を晋陽飯荘に戻そう。
1階の席はなんだか暗い感じだったので2階へ。

P1030069.JPG

11時を回ったばかりとあって客はまだまばらだ。

まずはビール!
といきたいところだったが、
せっかく晋陽飯荘にやって来たのだからと、
いきなり白いのに行くことにした。

晋陽特供汾酒(jin4yang2 te4gong4 fei2jiu3):218元
晋陽飯荘特製汾酒

P1030070.JPG

結構いい値段だけど、まあ天津往復したと思えば……

飲兵衛なので白酒ももちろん飲む。
中でも汾酒は口当たりがよくてまろやかなので飲みやすい。

アテはこれ。

椿香桃仁(chun1xiang1 tao2ren2):25元
香椿とクルミの和えもの

P1030073.JPG
(メニュー名には確か「椿香」と書いてあったと思います)

こっくりしたクルミと香椿の組み合わせ。
春ですなあ。

芥末黄瓜(jie4mo huang2gua1):13元
キュウリの芥子油和え

P1030074.JPG

ツーンとくる刺激が思いのほか強烈。
キュウリをこんな風に切って和えるって意外とない。
新鮮。

ぽちぽちと前菜をつまみ、
汾酒で乾杯しながら主菜の登場を待つ。

P1030072.JPG

うむ、よき清明でありますなあ。

この頃にはすっかり天津行きが実現しなかったことも忘れて
上機嫌な私であった。


◆お店情報
晋陽飯荘
西城区珠市口西大街241号
010-6303-1669
P1030067.JPG
<アクセス>
和平門から南新華街を南下し、珠市口西大街にぶつかったら左折。
東方向にしばらく行ったところにあります。
道の北側です。


*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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posted by ayazi at 00:00| 北京 ☔| Comment(6) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この「香椿とクルミの和えもの」のえんじ色の豆らしき物は、kidney beansあるいは金時豆でしょうか?
Posted by Mikhaela at 2012年04月29日 05:49
>Mikhaelaさんへ

多分レッドキドニービーンズだと思います。
Posted by ayazi at 2012年05月03日 13:26
「椿香桃仁」はどんな味付けなのでしょうか?(フランス料理のくるみとリンゴのサラダとかくるみと米のサラダみたいな味を想像してしまってます。この想像はズレているに違いない...)
Posted by Mikhaela at 2012年05月07日 20:11
>Mikhaelaさんへ

拌豆腐絲あたりの普通の中国料理前菜のような味付けだったと思います。
Posted by ayazi at 2012年05月09日 13:47
へ〜、中国って、「キドニービーンズ」をわざわざ「『レッド』キドニービーンズ」と言いなおさなきゃならないくらいホワイトキドニービーンズ、ブラックキドニービーンズ、イエローキドニービーンズ、SPECKLEDキドニービーンズ、それにレッドキドニービーンズみたいないろんな種類のキドニービーンズがポピュラーなんですかぁ〜?知らなかった。(笑)日本では(出た!デワノカミ)「キドニービーンズ」と言ったら金時豆に似たレッドキドニービーンズのことになるはずなんですがね。レッドキドニービーンズのことを「キドニービーンズ」と書いてあるブログもつい最近見ました。アメリカの有名な缶詰メーカーの「『レッド』キドニービーンズ」の缶詰にもkidney beansとしか書いてないです。因みにそのメーカーの缶詰、ブラックキドニービーンズは「ブラックビーンズ」、ホワイトキドニービーンズは「ホワイトビーンズ」になってます。
Posted by Joseph at 2012年05月15日 04:20
>Josephさんへ

詳細なコメントをありがとうございます。
Posted by ayazi at 2012年05月17日 13:31
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