老板魚(lao3ban3yu2)
【ところ:望京/ねだん:記事参照】
北京には望京という巨大コリアンタウンがあって、
韓国料理を食べるならココ!と言われている。
中でも望京新城というマンションは韓国人住民の多いところで、
そこに付属のレストラン街はほぼすべてが韓国料理店という
北京に居ながらにしてコリアングルメを満喫できるスポットだ。
先日、その望京新城にある済扶島という海鮮料理のお店に行ってきた。
中にはこんな小上がり(?)もあって、韓国気分が盛り上がる。
この日のお目当てはホンオ・フェとホンオ・チム。
ホンオは韓国語でガンギエイ、
フェは同じく韓国語で切り身、刺身という意味だそうだ。
チムは蒸すという意味。
発酵させたエイを切り身でそのまま食べる料理と
蒸して食べる料理ということだ。
おおたまさん訳によると、
ホンオはつまり「腐れエイ」。
そうなのだ。
今回もまたおおたまさんの「北京で臭食を」の企画に混ぜていただいたのだ。
▼おおたまさんは例によってサクサク記事をアップ済み。
・北京で臭食を。「ホンオ・フェ&ホンオ・チム」
ホンオ・フェは韓国の臭い食べ物としてつとに有名だ。
「凄まじいアンモニア臭がし、涙を流しながら食べることになる」らしい。
▼ホンオ・フェとホンオ・チムについてはこちらから。
・ウィキペディアのホンオ・フェのページ
(済扶島のメニューには「カオリ」となっていたので、
済扶島は南部にある島なんですね)
臭いもの、つまり発酵ものは大好きなのだけれど、
北欧のシュールストレミングに次いで世界で2番目に臭いと言われるホンオ・フェ、
果たして食べることができるのか??
若干の不安を抱いて参加となった。
まずは韓国ビールで喉を湿し、
前菜の数々をつつきながら主役の到着を待つ。
そしてついにホンオ・フェ登場!
豚ばら肉、キムチの3つを一緒に包んで食べる
三合(サマプ)という料理でいただいた。
三合(san1he2):180元
サマプ(ホンオ・フェ+豚バラ肉+キムチ)
タレつき。
これがね〜、腐れエイなのね〜
出来れば豚バラ肉だけ食べたい感じね〜
などと心で思いつつ、試食。
結果……
食べられました〜!
ホッ。
が、強烈なお便所臭にやや怯み気味だったのは事実。
口に入れて咀嚼すると、
バキュームカーがかなり来ていないぼっとんトイレに閉じ込められたかのような
アンモニア臭がむほっと口の中に充満する。
こりゃたまらん、
とマッコリと一緒に強引に飲み下すのがホンオ・フェの食べ方とかで、
私もそれに従ってマッコリとともに胃袋に流し込んだ。
救世主マッコリさん。
ありがとう、キミがそばにいてくれてよかった。
チャミスルもうまかった。
さて、この腐れエイをあれこれ工夫して食してみる。
キムチでくるんだり、
昆布で巻いたり、
ニンニクのっけたり。
何枚か食してみた感想は……
まず、臭さは受け入れ可能。
目がチカチカして涙を流しながら食べるなんてこともなかった。
が、どうも旨みを感じるところまでは到達せずに終わった。
広東少女さん曰く、
「納豆を初めて食べた外人もこんな気持ちなのかも」
うん、なるほどね。
おおたまさん曰く、
「これが時々食べたくなる」
とのことだけど、私は今のところそこまでのマニアにはなれなそう。
まだまだ修行が足りないようだ。
ただ、臭いものによくあるように、
何度か食べるとハマってそれがないと物足りないと感じるようになるかも?
実は翌日になってから
口の中に残るもわん感が懐かしいと感じるようになった。
次回食べたらもっとおいしいと思うかもしれない。
あと何回か食べてみてから結論を出したいと思う。
そしてもう一品の腐れエイ料理。
蒸老板魚(zheng1 lao3ban3yu2):58元
ホンオ・チム(腐れエイの蒸しもの)
こちらは拍子抜けするくらい匂いなし。
部分によっては少しだけ
「お!来る!?」
と思うこともあったが、
全般的に安らかな気持ちで食べることができた。
ところで、
ホンオは中国語で「老板魚」という。
「老板」は社長という意味。
だから「老板魚」は社長魚ということになるんだけど、
はて、エイにどうして社長魚なんていう名前がついたんだろう?
これについて、
一緒に参加した広東少女さんが一つ仮説を立てた。
「老板の靴下は臭いから?」
そんなバカな?
と思っていたのだけれど、
ホンオ・フェをもぐもぐしながら
「トイレ臭のほかにも似ている匂いがある気がする……」
と考えていて思いついた。
「何日も履き続けた靴下の匂いがする!」
そう、寝台バスなどで乗り合わせた中国人男性の
汚れて足の指の形が魚拓のように見えるようになった靴下の匂い!
依然としてなぜ社長なのかという疑問は残るけれど、
靴下のほうは確かにそう!
広東少女さんの仮説に俄然信憑性が出てきたのだった。
***
臭食だけじゃあまりにもチャレンジングなので、
保険と言ってはなんだがこんな鍋も頼んだ。
貝殻火鍋(bei4ke2 huo3guo1):268元(大)
貝いっぱいの海鮮鍋
韓国料理の例にもれず、
こちらの鍋もお姉さんがジョキジョキとハサミで具を切ってくれる。
くつくつ。ふつふつ。
貝だけじゃなく、蟹やタコなんかも入ってる!
この鍋が実にうまかった!
貝やらエビやらカニやらからドクドクジュワジュワと旨みが出て、
海鮮エキスだまり状態。
それをしっかり吸い込んだ大根がまた美味。
ゆで卵も入っていて、おでんの卵好きにはたまらない。
最後に麺を入れてシメ。
これはいけます!
(ホンオ・フェはあと何回かチャレンジするぞ!)
◆お店情報
済扶島 韓式海鮮料理
北京市朝陽区望京新城424楼2F
010-6470-6467
<アクセス>
広順北大街沿い、望京新城のKFC右側にある入口を入って階段を上がり、
2階右側すぐのお店です。
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