春餅(chunbing3)
【ところ:王府井/ねだん:?】
*ごめんなさい。値段チェック忘れてしまいました。
でも5人で食べて1人30元ほどだったような記憶が……
とても安価です!
今日は立春。
春餅を食べる日だ。
春餅は立春と旧暦二月二日に食べる行事食で、
立春に春餅を食べることを「咬春」という。
春に大地から芽を出す野菜は、万物の復活と再生の象徴。
それをシャキシャキと噛んで食べる春餅は
まさに春の喜びを噛みしめる料理だ。
一方、旧暦二月二日に食べる春餅は「龍鱗餅」と呼ばれる。
この日は「龍擡頭」(地中に潜んでいた龍が頭を擡げて天に昇る日)。
古来二月二日は陰と陽が中和する日とされ、
この日を境に陰と陽とが交替すると考えられている。
実際、この頃から気候が暖かくなり始め、雨も多くなる。
冬眠していた動物が活動を始め、草木も芽吹き出す。
この日に春餅を食べるのは
雨と害虫の駆除を願い、五穀豊穣を祈ってのことだという。
また、細長く巻いた春餅は「有頭有尾」で、
頭からしっぽへと食べると初めから終わりまで続いて縁起がいいとされる。
▼これまでの「春餅」関係の記事
・【東北春餅王】春餅
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・【麻辣香鍋】老北京春餅
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・【麻辣香鍋】二月二,吃春餅
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・【北京の食文化】今日は春餅を食べる日!
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・【某公寓】家常便飯
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・【北京の食文化】立春吃春餅
(上のリンク先が表示されない場合はこちらのリンク先へ)
・【二月二春餅・家常菜】春餅
その春餅のおいしいお店を教えてもらった。
王府井の一本西の通り、南河沿大街にある立中春餅大王だ。
ここの春餅の魅力はなんと言っても春餅そのもの。
小麦粉の風味が豊かで、とても香ばしい。
よくピラピラに薄くて具を包んだら破けてしまいそうなものや
ぼってりと厚くて1〜2枚食べたらお腹がふくれてしまいそうなものがあるが、
ここのはサイズ、厚さともにちょうどいい感じ。
包む具材の定番はやはり「春を咬む」にふさわしいシャキシャキ野菜。
炒豆芽(chao3 dou4ya2):モヤシ炒め
攤鶏蛋(tan1 ji1dan4):卵焼き
(単独写真忘れました。この写真の左はじ)
野菜を入れたのを頼んだのだけれど何か忘れてしまった。
後日再訪した時にはニラ入りの韮菜攤鶏蛋(jiu3cai4 tan1 ji1dan4)を頼んだ。
このお店のメニューにはないけれど、
モヤシやニラ、豚肉、春雨の入った肉野菜炒め的な
炒合菜(chao3he2cai4)も大定番だ。
お肉ものの定番はこれ。
醤肘子(jiang4zhou3zi):豚足肉の煮込み(冷製)
ニンニク醤油と一緒に。
ほかにもあれこれ頼んで巻き巻き。
酸辣土豆絲(suan1la4 tu3dou4si1):細切りジャガイモの酸味と辛味炒め
ジャガイモものを何か頼もうと迷っていたらお店の人からこれを勧められた。
お酢の酸味がほかと違っていいアクセントになった。
京醤肉絲(jing1jiang4rou4si1):細切り豚肉の甘味噌炒め
豆皮で包む料理をさらに包んでどうする!
とつっこまれそうだが、メニュー名を見たら食べたくなっちゃったので。
それに春餅専門店のメニューに載ってるくらいだから
春餅に包んでもいいはずだ!<勝手に断言。
肉末粉絲(roou4mo4fen3si1):挽肉と春雨の炒めもの
これウマイ!
絶対頼むべし!
ここの炒めものはどれも化学調味料を使っていなくてとても自然な味。
わざわざ「入れないで」と頼むまでもなかった。
春餅は北京ダックのように端を折り返して包むのではなく、
くるくると細長く巻いて食べるのが正解。
じゃないと「有頭有尾」にならないからね。
これは別の日に再訪したときの写真。
この日は実は記事に掲載される写真撮影に行ったのだが、
夜だったので今ひとつ。
昼間に再度撮影しに行ったのだ。
ということで、寒い中取材と撮影にお付き合いいただいた皆さま、
雑誌掲載写真はあの時のものではありません。
ご協力いただいたのにすみませんでした!
スープは身体があったまる酸辣湯(suan1la4tang1)をどうぞ。
酸辣湯も酸味と辛味がいい塩梅の味付けで、
何杯でもおかわりしたくなる味。
これもぜひ味わってみてください。
立中春餅大王は酸辣湯だけでなく、
春餅自体もほかの店より断然おいしいです。
春餅好きの方、ぜひどうぞ!
ただし、立春や旧暦二月二日当日はかなりの混雑が予想されます。
覚悟を決めて並ぶか、
時間か日にちをずらして行かれることをオススメします。
(日にちをずらすと立春の行事食ではなくなっちゃうけど……笑)
◆お店情報
立中春餅大王
東城区南河沿大街甲41-1号
010-6522-3538
<アクセス>
長安街から南河沿大街(王府井の1本西側の通り)を北に曲がり
しばらく行くと道の西にあります。
*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。
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立春にこういうパンケーキのような丸い「餅」を食べるんですね!!
ロシア正教会の習慣では、マースレニッツァという復活祭前の40日間の大斎という期間に入る前の一週間に、例のブリヌィというパンケーキを食べるんです。
このマースレニッツァは、スラブの地がロシア正教を受け入れる前に存在した太陽神を崇める宗教の祭りのなごりで、冬に別れを告げ、春を迎えるお祭りが元になったと言われています。丸く太陽のような黄金色に美味しそうに焼かれたブリヌィは、太陽の象徴だそうです。もとは春餅と同じだったかもしれないですね。
おいしい生活。を読むのは、日本在住者にとって拷問です。
池袋北口の「永利」か、線路沿いの「大宝」に春餅、あるはずです。自分は「永利」の春餅のほうが好きです。
私も、春餅好きです。合菜(野菜)と春餅を頼んでから肉系の料理を注文すると丁度良い感じです。
御教示有り難うございます。永利は時々お邪魔しております。開業当初は雰囲気も大陸的でしたが、だんだんと日本化してきましたね。向島にもありましたか。都内で春餅、いいですね。渡燕できるまでは都内で試してみたいと思っております。
春餅が太陽の象徴という説は見かけたことがありませんが、どちらも寒い土地だけに、春を待ち望む気持には共通のものがありそうですね。
日本で春餅、試されたでしょうか?
北京は少しずつですが気温が上がってきました。
もうロングのダウンコートを着なくても大丈夫な感じです。
ごめんなさい〜!
でも、北京に来てほしくて書いているものですから……
ぜひいらしてくださいませ!
永利は前から聞いていましたが、大宝は最近知りました。
ついクリームかと思ってしまいますが(笑)
向島にも本場中華のお店があるのですね!
確かに一緒に頼むと肘子だけが先に出てきて持て余しちゃいますね。
そしてつい先に食べたくなる……
なるほど、次から肘子は後から頼むようにします。
(という理解でいいのでしょうか??)