2011年12月02日

【灤県某火鍋店】蛤蟆呑蜜

“カエルが蜜を呑む”バーガー
蛤蟆呑蜜(ha2ma tun1 mi4)
P1310361.JPG
【ところ:河北省唐山市灤県/ねだん:?】

先月末、河北省の都市をいくつか回った。
その途中で立ち寄った灤県は唐山市と秦皇島市の間にあり、
行政区分的には唐山市の管轄下にある。

今は小さな田舎町といった風情だが、
実はここ、旧名を灤州と言って、
歴代皇帝が何人も立ち寄ったこともある歴史ある場所。
現在はその歴史ある「灤州」をテーマに町おこしの真っ最中だ。

その灤県で、ちょっと面白いものを食べた。
名前を「蛤蟆呑蜜(ha2ma tun1 mi4)」という。

文字通りの意味は、「カエルが蜜を丸呑みにする」。
カエル?
カエルを使った料理はもうすっかり慣れっこだし、
それどころか好物だったりもするけど、
蜜を丸呑みって……??

もちろん、こういういかにもビジュアルがイメージできそうな料理名は
往々にしてそのものズバリの食材は使っていないものだ。
(例えばこれとか)

蛤蟆呑蜜も然り。

「カエル」は四角い火焼(huo3shao1)、つまりパンのようなもので、
「蜜」は豚肉やロバ肉。
火焼で肉をはさんだ様子が
カエルが獲物をガバリとくわえて丸呑みにする姿を連想させることから
つけられた名前だという。

P1310360.JPG
(カエルだらけ)

丸呑みにするのが虫じゃなくて「蜜」になっているのは、
文学的表現を追求したから?

ちなみに蛤蟆呑蜜には「叉子火焼(cha1zi huo3shao1)」という別名もある。
(というか、こちらが本名で蛤蟆呑蜜は愛称というのが正しいか)
普通の火焼とは違って四角いのが特徴で、
「叉子(cha1zi)=フォーク」の上に並べて炭火で焼くので
「叉子火焼(cha1zi huo3shao1)」と呼ばれるのだという。
1921年に麺職人の郝鴻という人が作り出したもので、
「郝家火焼」とも呼ばれているそうだ。

でもってこのカエルバーガー、
地元の人が熱心に勧めるので一口食べてみたら、
生地がパリパリ、サクサクとしてとても香ばしい。
小麦粉の風味が強く、パンだけ食べても十分いける。
これに分厚い肉がたっぷりはさまっている。
うまい。

で、ガブリ。
また、ガブリ。

さしずめ、「ayazi呑蛤蟆呑蜜」といったところか。


▼お店情報
灤県の現地の方に連れて行ってもらったお店だったのですが、
店名を失念してしまいました。
火鍋のお店でした。
蛤蟆呑蜜自体はこの土地の名物料理なので、
あちこちで売っているようです。


■ayaziのブログ■

北京。おいしい生活。
*旧ブログは現在中国からアクセスできません。
*このリンク先を経由すると見られるかも。
 見たいページのURLを貼り付けてGO!してみてください。


■ayaziの本■

「食」の中国語
shokunochugokugo.JPG
出版社:東洋書店
価格:1800円(+税)

「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
詳細はこちらで。

▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
アマゾン
楽天ブックス
東洋書店


北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
pekindemanpuku.JPG
出版社:東洋書店
価格:1100円(+税)

私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。
超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリスト付。
詳細はこちらで。

▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
アマゾン
楽天ブックス
posted by ayazi at 07:14| 北京 | Comment(2) | 主食(ご飯もの・麺・小麦粉料理など) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも拝見しております。
年間半分ほどを青島で過ごすため、参考にさせていただいています。

このカエルバーガー、日本のB級グルメグランプリ的な要素もあって面白いですね
Posted by panda at 2011年12月04日 10:08
>pandaさんへ

コメントありがとうございます。
煙台にも威海にも行ったことがあるのに、なぜかいまだに青島に行ったことがありません。
海鮮も豊富でおいしいものもたくさんだと聞いています。

北京にもいろんなB級グルメがありますが、こうして時々地方グラメを食べるのもいいものですね。
Posted by ayazi at 2011年12月05日 14:19
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: