地道福建菜(di4dao4 fu2jian4 cai4)
【ところ:馬連道/ねだん:全部で200元ちょっと】
もうだいぶ前のことになってしまったが、
日本から遊びにきたMさんと一緒に郊外のホテルに出かけたその翌日、
北京西部の一大茶葉市場、馬連道に行くことになった。
馬連道に行くとなれば、これはもうあのレストランに行くしかない!
そう、馬連道で働く福建人が通うという福建料理レストラン、興旺達である。
▼旧ブログの「興旺達」関連記事
・【興旺達】福建菜(之一)
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・【興旺達】福建菜(之二)
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・【興旺達】福建菜(之三)
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・【興旺達】地道福建菜
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・【興旺達】福建菜配自酿米酒
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このお店、しばらく改装のため閉店していたのだが、
どうやら復活しているらしい。
(別の場所に移転してしまったと思っていたのだが、単なる改装だったみたい)
場所も以前と変わらない森源大廈。
それならもう地図を見ずとも行ける。
と、すっかり安心して行ってみたらば、
以前の場所にあるのは興旺達ではなく沁旺達(qin4wang4da2)。
あれれ?
そういえば、すでに足を運んだ友人がこんな名前になったと言っていたような?
不安なのでお店の人に聞いてみる。
「ここって、前の興旺達?」
「そうですよ!」
ああ、よかった。
やっぱり懐かしの興旺達、もとい沁旺達だった。
注文は例によって食材を見ながらお店の人と相談して決める。
まずはエビ、蟹の水槽へ。
「蟹はどう?」
「蟹かあ……せっかくだから、いっとく?」
決まり。
次に野菜の棚へ。
「あ!ジャガイモおいしいんだよね。ジャガイモね!」
「それからこれ。」
「盤菜だね。」
(キャベツの右にあるのが盤菜)
そして最後に魚コーナーへ。
「あれある?イカの卵巣」
「今日はないよ」
がーん。
豆腐と一緒に煮たり、茶碗蒸しにすると激ウマなんだけどな。
お目当てのものがなくてがっかり。
でもその代わりに、珍しいものを勧められた。
「これはどう?魚皮餃子。」
「あ、面白いかも。それいこう!」
「魚なら、馬面魚があるよ。」
「あ、そうそう、これ焼いて食べるとおいしいんだよね。」
(馬みたいな面構えだから馬面魚?)
↓
「ウマヅラハギ」というそうです(2011/11/24付記)
「これはどう?龍頭魚。」
「あ、テナガミズテングだ!どうやって食べるの?」
「紅焼がいいよ。」
「じゃ、それで!」
(見た目は怖いけど、とろーりふわふわで美味なのだ)
こんなやり取りをしながら注文が進んでいく。
中国語がある程度出来ないとハードルは高いかもしれないが、
メニューを見ながらより意外なおいしいものに出会えるのが面白い。
***
そして料理登場!
馬面魚(ウマヅラハギ)の薄切りソテー
何切れでも食べたくなるくらい、大好きな料理。
少し魚醤のような風味があって、
表面はカリッ香ばしく、中身はほろりとろりとやわらかい。
干物のようになっているのか、
もしくは少しだけ発酵させているのだろうか。
紅焼龍頭魚(hong2shao1 long2tou2yu2)
テナガミズテングの煮つけ
これがこの日一番のお気に入り。
テナガミズテングはぬめぬめとしてとても身がやわらかい。
香港で揚げたものを食べたことがあるが、煮込んだのは初めて。
皮はとろりとなめらか、
身は口の中に入れるとしゅうっとたちまちとろけてしまうほどやわやわ。
煮汁はかなり濃い口の醤油味にお酢をきかせたもので、
この煮汁の味にもまたはまった。
ああ、こりゃうまい。
ふかしジャガイモの炒めもの
どことなく醤油バター風。
イモ好きさんにはたまらない一品。
盤菜(pan2cai4)の炒めもの
盤菜は聖護院かぶみたいな大きなかぶのような野菜。
味はちょっと大根っぽいかぶ。
かぶをこんな風にして炒めてもおいしいんだね。
今度やってみよう。
魚皮餃子のスープ
ちょっとコリンとした硬い食感のものが入っている。
それが魚皮?
牡蠣だのイカだのがたくさん入った具沢山スープ。
でもカニかまは余計かな。
味も少ししょっぱめだったかも。
海蛎煎(hai3li4jian1)
牡蠣入りのお好み焼き(というかオムレツというか)
色がかんばしくないのは、サツマイモのでん粉を使っているから。
もちっというか、ウニッというか、独特の粘着質の食感がある。
これはちょっと油っぽかった。
胃もたれしそうなのであまりがっつり行くのはやめてみた。
そして最後にやってきたのがゆで蟹。
メス蟹でした。
卵も味噌もまあまあ。
これだけ食べて200元ちょっと。
安っ!
馬連道は遠いけど、やっぱり来る価値はある!
▼お店情報
沁旺達飯店
010-5269-0313
<アクセス>
馬連道茶城内の京閩大廈の向かいに伸びる福建料理ストリートをどんどん突き進み、
どん詰まりにある倉庫とおぼしき森源大廈と書かれた建物に臆さず突入。
中庭に出てすぐの右手にあるビル(これが森源大廈)に入ると左手にあります。
*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。
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・・・ううう、全部美味しそう。私はここから比較的近い場所に住んでおったのです。馬連道のカルフールのすぐ近くですよね?でもこんなレストランに行ったことないです。人生損した気分。
「馬面魚」はやっぱりウマヅラハギだと小生も思います。
http://www.zukan-bouz.com/fygu/kawahagi/umadurahagi.html
時々北京の市場でもコイツは見掛けますが、何故か普通のカワハギは見たコトがないですねぇ。
福建ではこんな風にして食べるんですね、初めて知りました。
カルフールから少し南下して左に曲がった突き当りです。
福建人の友だちに教えてもらいました。
あんなところに人気レストランがあるなんて、私も思いもよりませんでした。
馬面魚はウマヅラハギですね。
本文に付け加えておきます。
ありがとうございます。
またやってしまいました。
「宣武区じゃなくなったんだよな、直さなきゃ」と思っていて忘れてしまいました。
すみません。
訂正しておきます。
ご指摘ありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。
他にも食べ方があるのかもしれませんが、このレストランではいつもこの食べ方を勧められるのでこれ一辺倒です。
すごくおいしいですよ!
馬連道に行かれた時はぜひ!
前から「テナガミズテング」が「ノロゲンゲ」に似ていると思って質問しようとしましたが、ネットで調べたら、ばっちりおおたま氏の解説にたどり着きました。ノロゲンゲと似ていると思ったのは間違いではなかったのですね。
この煮付け、美味しそうです。
ウチでは普段食べるレパートリーの中には入ってこないお魚でした。
お店でも見かけた記憶はありません。
私はおおたまさんのブログでテナガミズテングという名前を覚えました。
フライにしたものを食べることが多かったのですが、煮付けもいけました。
(ただ、よく考えたら、舟山で食べたぶつぎりの煮付けもおそらくテナガミズテングだと思われます)