鹵煮火焼(lu3zhu3 huo3shao1)
【ところ:北新橋/ねだん:17元】
西徳順爆肚王までせっかく足を運んだのにお目当てのものに振られてしまって
すっかり肩透かしに遭った気分のまま、次の店へと向かった私たち。
(とは言えそれなりに上機嫌だったんだけどね)
▼肩透かしの顛末についてはこちらをどうぞ。
・【西徳順爆肚王】爆肚・牛百葉
目的地は北新橋から少し南に下ったところにある北新橋鹵煮老店。
ここで食べるのはもちろん鹵煮火焼だ。
ムスリム向けの清真小吃から、
豚モツ煮込みの鹵煮火焼というなんとも節操のないハシゴ。
豚の腸や肺、厚揚げ豆腐を大鍋で煮込んだもので、
無発酵と思われる硬いパンを入れて食べるのが決まり。
鹵煮火焼については、
ブログ上で「北京でホルモン!」企画を進行中の
おおたまさんが分かりやすくまとめていらっしゃるので引用させてもらっちゃお。
「鹵煮火焼は、北京で生まれ北京で育った(?)純粋な北京の庶民料理で、
元々は宮廷で供されていた「蘇造肉」と言う、
乾隆帝が蘇州人の張東官と言う料理人に作らせた
豚のバラ肉を9種の香辛料等で煮込んだ料理だったのですが、
光緒年間(1875年〜1908年)の豚バラ肉高騰を切欠にして
豚の頭の肉と内臓を代用品として作られ、
コレが民間の名料理人(どうやらこのヒトは「小腸陳」の創始者である陳兆恩の模様)
により庶民の間に広められたのが始まりなのだそうです」
▼おおたまさんブログの「鹵煮火焼」記事
・北京でホルモン!【予備知識編】A「鹵煮火焼」
これがですねえ、実にうまいのですよ。
日本のモツ煮込みよりもさらっとしていて、しつこくない。
ラーメンどんぶりのようなでっかいお碗に入ってくるので、
つまみというよりこれだけでお腹がいっぱいになるボリューム。
しかも肉(モツ)、豆腐、主食が1つのどんぶりに入っていて、
これだけで食事が完結する完全食なのだ。
モツや揚げ豆腐などの具を単品で増量したり、
火焼を足すこともできたりして、
自分のお腹の具合に合わせて量を調節できるあたりも
1人ご飯用料理的な位置づけだからこそだろう。
この店でも、
鹵煮火焼(17元)をベースにして、
単加腸(dan1jia1 chang2):9元=腸をプラス、
単加肺(dan1jia1 fei4):4元=肺をプラス、
なんていうふうに好みのものを増量することができる。
さて、鹵煮火焼の注文の仕方は普通のレストランとはちょっと違う。
<鹵煮火焼の頼み方>
@お勘定場で食べるものを注文し、食券をもらう
(増量アイテムがあればこの時に言う)
A調理場の受け取り窓口に並ぶ
B食券と引き換えに鹵煮火焼を受けとる
Cニンニクペースト、黒酢、腐乳、醤油、辣椒油などを好みでかける
(たくさん並んでるように見えるけど、結構すぐ進む)
(受け取り窓口まで行くと、モツを煮込んでる大鍋が見える)
(大鍋から具を引き揚げて、ダカダカダカッと切ってどんぶりへ)
(調味料はお好みで)
鼓楼のたもとにある姚記炒肝店など別の店もおおまかな流れは同じだったので、
これが鹵煮火焼店のスタンダードな注文方法と考えてよさそうだ。
▼このあたりのことは
例によっておおたまさんがブログアップ済みなのでそちらをどうぞ。
・北京でホルモン【鹵煮火焼編】@「北新橋鹵煮老店−景林餐庁」
これだけだと別に何も難しいことないじゃないかと思うかもしれないが、
ここに前菜がからむとちょっと面倒なことになる。
前菜などサイドディッシュは
お勘定場のすぐ脇などにすでに出来上がったものが並んでいるので、
そこから好きなものを取ってその分のお金を払う仕組み。
鹵煮火焼の注文をしながら
前菜もささっとチェックしてお目当てのものをゲットし、
さらにやっぱりビールとか白酒とか行きたいぜ!てなことになればそれも買わなきゃだし、
そんでもってそれをずっと持ってるわけにもいかないのでテーブルに運び……
てことは最初からテーブルも取っておかなきゃいけないってことだよな。
えーでも鹵煮火焼の列から離れるわけにもいかんじゃないか!
つまり鹵煮火焼と前菜をおひとりさまご飯で食べようと思ったら
結構大変なんである。
だから空いてる時間帯か、
席取り要員を確保できるように複数で行くのがオススメ。
さて、この日みんなで味見したのは、
スタンダードな17元の鹵煮火焼と、
腸と肺をプラスした17元+9元+4元の豪華版(30元)。
腸、肺のほかにも、この店の鹵煮火焼には豚バラ肉が入っている。
蘇造肉の流れを汲んでいるってことかな。
確か姚記炒肝店のには豚バラ肉は入っていなかったと思う。
煮汁の味はしょっぱすぎずいい感じ。
腸も脂がしっかり乗ってふくよかな味わいだったし、肺もフワフワ。
厚揚げ豆腐も煮汁をよく吸ってずびずびなのがよかった。
おおたまさんはちくわぶみたいとおっしゃってあまりお好きではないようだけど、
私は火焼のグルテンちっくなところが嫌いではなくて、
ついつい1つ2つと食べてしまう。
(しけ煎餅とか好きなんです)
でもこの日はちょっとイタズラしてみた。
別途頼んでいた蘭州ラーメンからちょいと麺を拝借して、
鹵煮拉麺〜!!
(いけます!)
蘭州拉麺(Lan2zhou1 la1mian4):7元(大碗)
蘭州ラーメン
(小碗だと6元)
ほかには前菜を2つ。
拍黄瓜(pai1 huang2gua1):7元
叩きキュウリの和えもの
こんなにビロローンと長いので蓑衣黄瓜かと思ったよ。
ていうか、全部つながってるし。
1人じゃないと食べにくいなあ。
夫妻肺片(fu1qi1 fei4pian4):17元
牛肉とモツの四川風タレがけ
前菜はまあ普通です。
▼お店情報
北新橋鹵煮老店(景林餐廳)
北京市東城区東四北大路141号
010-8401-5365
<アクセス>
地下鉄5号線の「張自忠路」駅と「北新橋」駅のちょうど間くらい、
東四北大路の西側にあります。
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特に山形市では牛肉だし入りチャーシューの中華そばも多く、それすすってみたいです
紹介して頂いた「姚記炒肝店」で鹵煮火焼頂きましたから味がわかっている分、なおさら食べてみたくなります(笑)
名前を入れるのを忘れてしまい大変失礼致しました
申し訳ありません
鹵煮火焼、お店によって少しずつ味が違います。
それを食べ比べるのもまた楽しいです。
この点もラーメンに近いところかもしれませんね。