2011年10月20日

【皖南水郷】安徽・皖南菜(熱菜篇)

安徽南部の料理(温かい料理篇)
安徽・皖南菜(熱菜篇)(An1hui1 wan3nan2cai4(re4cai4pian1))
P1300890.JPGP1300897.JPG
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【ところ:恵新西街/ねだん:記事参照】

涼菜篇に続いて、熱菜篇。

まずは前回頼んで感激したこのスープ。

老鶏湯(lao3ji1tang1):168元
鶏のスープ・おこげ煎餅添え

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今回は丸ごと1羽分どーんと。
いやあ、やはりうまい。

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おこげ煎餅が人気。
ツボにはまってポリポリと食べ続ける人も。

炸双臭(zha2 shuang1chou4):22元
二種類の揚げ臭豆腐の盛り合わせ

P1300899.JPG

これももちろん注文。
そして臭臭ものと言えば、これを忘れてはいけない。

臭桂魚(chou4 gui4yu2):138元
発酵させたケツギョの揚げ煮

P1300888.JPG

これが食べたかったのだ!
そのために大人数で食事をしたようなものだったのだ!

安徽料理と言えば、臭桂魚。
桂魚を発酵させたものを揚げてから煮込んだもの。

P1300890.JPG

友人によると、
安徽省で食べた臭桂魚はあまりの発酵臭に「臭得傷心」、
つまりかなしくなるほど臭かったとか。

でもここの臭桂魚の匂いはそこそこで抑えてあって、
むっとして鼻をつまんでしまうほどではなく、
「意外と平気ですね」
とみなさん多少拍子抜けした様子。

実際、私が安徽省で食べた臭桂魚もかなしくなるほど臭いなんてものはなく、
どれもにっこりしながら食べられるまったくもって許容範囲内のものだった。

P1270703.JPG
(これは蕪湖で食べたもの。切り身だしかなりいろいろ味が加わっていた)

実は、せっかく安徽省に来たのにちっとも臭桂魚が食卓に並ばないので
アテンドしてくれた方に
「臭桂魚は出ないんですか?」
と質問という名のおねだりをしたら
すぐレストランに頼んで追加してくださった。
外人には無理だろうと思ってメニューから外していたらしい。

P1270877.JPG
(こっちが池州で食べたもの)

それでも食べてみると、肉厚のアジの干物のような風味が確かにあって、
確かに発酵していることが感じられる。
でもカピカピにはなっていなくて、身はふんわりとしてとてもやわらかい。

そして下にはタケノコも隠れていた。

P1300905.JPG

これもまた美味。

胡氏一品鍋(Hu2 shi4 yi4 pin3 guo1):58元
安徽風五目煮込み鍋

P1300893.JPG

胡氏はどうやら胡適のことで、
でもってこの鍋にどうして胡適の名前がついているかというと、
胡適さんが客人にふるまった鍋ということのようだ。
(以前行った安徽大廈レストランのメニューの説明による)
ただ、他にも胡適さんをもてなす時に出したらたいそう気に入った、
という説もあるらしいので、何が本当かは不明。

これ、すごく具沢山の鍋で、
干した鶏肉だとか、卵餃子だとか、豚バラ肉だとか、山菜だとか、
なんだかもういろんなものがこれでもか!これでもか!というくらい入っている。
味付けは油分多めの醤油味で、田舎風鍋といった感じ。
ご飯が進む系。

刀豆煲(dao1dou4 bao3):38元
インゲンと豚ばら肉の煮もの

P1300903.JPG

本当は干鍋炖を頼みたかったのだが、
メニュー名を忘れてしまい、
「干した十六ササゲと豚バラ肉を煮た料理」
と店員さんに説明したらこれだと言うので従ったらこれが出てきた。

んもう、違うじゃないの!

でもこれも十分おいしかった。
それにこっちのほうが脂っこくなくて食べやすかったのでかえってよかったかも。

腊肉炒芦蒿(la4rou4 chao3 lu2hao1):28元
ベーコンとルーハオの炒めもの

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芦蒿は南のほうでよく食べられている野菜。
セリとアスパラを足して2で割ったような感じで、
香味野菜好きにはたまらない。
大好き!

そのまま炒めてもおいしいのだが、
こうしてベーコンと合わせるとさらに美味。

蒸土鶏蛋(zheng1 tu3ji1dan4):22元
地鶏卵の茶碗蒸し

P1300900.JPG

ちょっと外しの料理が欲しいかな、と思って、茶碗蒸し。
こちらの茶碗蒸しは日本のと違って具沢山ではありません。
さすがにちょっと味が単調だったので、キクラゲの和え汁で調整。

P1300904.JPG

これ、うま。

醤茄子(jiang4 qie2zi):22元
ナスの炒めもの

P1300896.JPG

野菜ものを何かと思って頼んだナス炒め。
これはナスが油を吸いすぎていてちょっと重たかった。

韮香蚕豆米(jiu3xiang1 can2dou4mi3):22元
ニラとソラマメの炒めもの

P1300886.JPG

前回に引き続いて注文。
旬ではないとはいえ、どちらの食材も元気があってうまい。
中国のニラは日本のものより味が濃厚で甘みも強いと思う。

この店、やっぱりおいしいな。
安徽料理って見た目は茶色が多くてなんだか田舎臭いパッとしないけど、
実際食べるとなんだかしみじみとおいしいのだ。
知名度はあんまり高くないけど、
私的にはかなり気合を入れて推したい地方料理だ。


▼これまでの「皖南水郷」関連記事
【皖南水郷】老鶏湯
【皖南水郷】炸双臭
【皖南水郷】貢菜
【皖南水郷】安徽・皖南菜(涼菜篇)


▼お店情報
皖南水郷
朝陽区恵新西街5号院7号楼南側    
010-6442-0066
P1300455.JPG
<アクセス>
地下鉄5号線、10号線「恵新西街南口」のB出口を出て、
目の前にある道(恵新西街)を左(南)方向へ。
交差点を左折し、北土城東路を東方向に向かうと左手(道の北側)にあります。


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「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
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posted by ayazi at 00:04| Comment(6) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
食材の味が楽しめそうな安徽の料理良いですね!!体に優しそうです♪

四川料理と安徽料理は同じ中華料理でも全然違うなとしみじみ感じます(笑)

機会があれば、本場の四川料理も食べにきてください!最高ですよ!
Posted by 満喫 at 2011年10月21日 01:19
桂魚が結局手軽で一番おいしかった。

しかしそれは蒸したので、ご紹介のは
勿論知りませんでしたが。

丁度海鮮が北京で始まり出した頃で、
海の魚を蒸したのも食しましたが、
海の魚の蒸しは全く合いませんね。

そんなことで桂魚に落ち着いた
ような具合です。

臭いでは、ペースト状のものを
パンのようなものに塗って食べるのを
紹介されましたが、とてもとてもでした。

その食材は何だったか
もう忘れてしまいました。

老北京にはその手の豆腐があったような?







Posted by おま爺 at 2011年10月21日 21:28
その節は大変お世話になりまして有難うございました。15日に帰国し、20日より日本の新部署での勤務を始めております。
臭豆腐、臭桂魚、本当においしかったです!特に臭桂魚は初めて食べたのですが、クセの弱い”くさや”という感じで実に美味しい料理でした。
また東京で美味しくて安い中華を探す日々の始まりです…。
Posted by 二鍋頭 at 2011年10月22日 09:45
>満喫さんへ

四川と安徽は確かにだいぶ違いますね。
本場でないと味わえない味もたくさんありそう。
機会があれば行きたいと思います!
Posted by ayazi at 2011年10月30日 17:46
>おま爺さんへ

臭いペースト状のものは王致和の臭豆腐だと思います。
あれは確かに強烈な匂いですね。
でも揚げたウオトウに塗って食べるとこれがいけるんです。
Posted by ayazi at 2011年10月30日 17:48
>二鍋頭さんへ

ここの臭臭ものは匂いが割合マイルドで食べやすかったと思います。
肉厚のいい干物みたいで、やわらかくておいしかったですね。
最近は東京でも本場に近い味が楽しめるようになっているようですね。
お気に入りの店が見つかりますように!
Posted by ayazi at 2011年10月30日 17:56
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