抓炒鶏絲(zhua1chao3 ji1si1)
【ところ:恵新東街/ねだん:28元】
細切りにした鶏肉を卵の白身と片栗粉でよくもんでから炒め、
甘酢で仕上げた料理。
抓(zhua1)は、炒める前によく手でもむところからきているみたい。
これは鶏肉の細切りだが、
抓炒のつく料理で一番有名なのは抓炒里脊。
豚ヒレ肉の細切りを炒めた料理なのだが、これ、実は宮廷料理なのだそうだ。
名前の由来は例によって西太后がらみ。
ご馳走に飽き飽きして豪勢な料理にもいっこうに食の進まない西太后。
そんな時、ある料理人がやおら豚ヒレ肉をつかんで碗に入れ、
卵の白身と片栗粉でしばらく適当にもんでちゃちゃっと炒めたものを出してみたら、
なんとこれが西太后の口に合った。
「料理名は何か?」と西太后に尋ねられ答えに窮した宦官が
さっき料理人が肉をもんでいた様子を思い出して、
とっさに「抓炒里脊」と答えた、というまあよくある話だ。
美食の限りを尽くして贅沢な料理に飽き飽きしている西太后のために
半ば破れかぶれで作った料理や民間の料理を出してみたらば
思いがけず西太后の口に合う。
名前を聞かれた宦官が慌ててとっさに料理名を答え、
それがその料理の名前として定着するというのがパターン。
門釘肉餅しかり、炸咯吱しかり。
話はトップ写真の料理に戻って、抓炒鶏絲。
鶏肉でさっぱりはよいのだけれど、
味付け甘みがかなり強くて食べると結構びっくり。
しかし食べ続けると強烈な甘みに舌が慣れてきた。
甘さのインパクトに隠れて気づかなかったが、
酢もしっかりその存在を主張していて、
甘さの後には「えへ、私もいました〜」と酢の爽やかさが顔を出す。
そんな訳で、結局はかなりの量を食べてしまったのだった。
***
この日ほかに頼んだ料理もついでにアップしておこう。
合味小笋(he2wei4 xao3sun3):18元
タケノコの前菜盛り合わせ
「同じじゃん?」
と思ったら、片方は辛かった。
辛いのと、
辛くないの。
「合味」・・・・・・そっか、同じ素材で違う味の盛り合わせってことね。
蝦醤鶏蛋蘭豆(xia1jiang4 ji1dan4 lan2dou4):18元
卵とサヤエンドウのエビ味噌炒め
これ好き。
サヤインゲンでもいける。
斜めに細切りにするのが特徴。
エビ味噌のコクと旨み、それからサヤエンドウのシャクシャク感が好きで、
思わず箸が進んでしまうのだった。
食事はこれで終了!
とはならず、最後にもう1品。
詳しくはまた次回。
▼これまでの「北平楼」関連記事
・【北平楼】炒肝
・【北平楼】豆汁
▼お店情報
北平楼(恵新里店)
朝陽区恵新東街19号恵橋飯店2階(対外経貿大学近く)
010-6491-8115
<アクセス>
地下鉄5号線、10号線の「恵新西街南口」のB出口を出て、
目の前にある道(恵新西街)を左(南)方向へ。
交差点を左折し、北土城東路を東方向に進みます。
次の交差点を左折し(北方向に曲がり)、恵新東街を50mほど行った先にあります。
道の左手(西側)です。
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というところが、すごすぎますね(笑)
細切り鶏肉の甘酢炒めの写真を見るとちょっと固焼きそばっぽく見えますが、実際はどうなのでしょう?
たけのこがおいしそうです
鶏肉のみのシンプルな炒め物です。
そのシンプルさがかえって新鮮でした。