2011年09月08日

【南鑼景餐廰】川北涼粉

涼粉の四川風ソースがけ
川北涼粉(chuan1bei3 liang2fen3)
P1300178.JPG
【ところ:南鑼鼓巷/ねだん:10元くらい?】

涼粉は、緑豆やエンドウマメ、ジャガイモなどのでんぷんを使って作る、
ところてんのようなゼリーのようなヒンヤリつるぷるな食品。

(以前は日本語料理名を「緑豆ところてん」としていたけれど、
 いろんなものから作られているようなので、
 芸なしですが「涼粉」にしました)

中国の西部や北部でよく食べられていて、
ちょっとした小腹満たしの軽食や、食事の際の前菜としてよく見かける。

写真のようなトウガラシや花椒たっぷりのタレがかかった涼粉は四川風のもので、
川北涼粉と呼ばれている。

川北というのは、四川省北部のこと。
発祥の地は四川省の南充という県だと伝えられる。
なんでも、この地の農民が渡し場で売り始めたのが始まりだとか。
川北(四川省北部)一帯で人気となったため、
川北涼粉の名前で呼ばれるようになったという。

涼と名のつく通り、ヒンヤリして爽やか。
つるりとした感触が舌と喉に心地よい。
そこにトウガラシの辛さや山椒のぴりりとした刺激がからむ。

なんということもない前菜(軽食)なのだが、
これがなぜか
中国(西部と北部限定かもしれないが)滞在経験のある日本人の心をつかむようで、
帰国後に再訪するとこの料理をリクエストされることが多い。

実はこの日も、
以前北京に暮らしたことのある大学同級生のK嬢訪燕を歓迎しての食事会。
オーダーをすべてK嬢にお任せしたら、
前菜で川北涼粉が指名されたという訳。
そういえば、鬼街ザリーの会でご一緒したMさんもオーダーされていた!
中国経験者の心をワシづかみにする川北涼粉なのであった。

***

ちなみに、この日K嬢が注文した料理は次の通り。

軟香平磨iruan3xiang1 ping2gu1)
ヒラタケの香り揚げ

P1300179.JPG

この店に来たら絶対頼むのがコレ!
この日の食事場所をここに決めたのは、まさにこの料理を食べるため。

干[火扁]扁豆(gan1bian1 bian3dou4)
インゲンの炒めもの

P1300181.JPG

もう少しインゲンがカラリと揚がっているとなおよし!

地三鮮(di4san1xian1)
ピーマン・ジャガイモ・ナスの炒めもの

P1300182.JPG

ジャガほくほく。

葱爆羊肉(cong1bao4 yang2rou4)
葱と羊肉の炒めもの

P1300183.JPG

「北京らしい炒めもの」というテーマで京醤肉絲とデッドヒートの末、
めでたくオーダーされた一品。
せっかく北京に来たんだから、羊いっとかな!

かなりの定番料理ばかり。
「北京に来たので、ポピュラーな定番家庭料理が食べてみたい!」
という方にはこのオーダーが参考になるかも?


▼これまでの「南鑼景餐廰」関連記事
【南鑼景餐廰】軟香平
【南鑼景餐廰】素炒餅


▼お店情報
南鑼景餐廰
東城区南鑼鼓巷147号
P1260753.JPG
<アクセス>
平安大道から南鑼鼓巷を北上して50mくらい、通りの西側。
過客よりは南側にあります。


*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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posted by ayazi at 00:07| Comment(8) | 涼菜(前菜) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
川北涼粉!
私の大好物です。中国料理で一番好きと言っても過言ではない。
でも、『譲子弾飛』以来、食べられなくなってしまって。
字幕でも日本人には分からないだろうと
初め「ところてん」としていたのですが、
やっぱり「涼粉」で行きましょうという
ことになったんですよ。
涼粉、悲しい日本デヴューになりそうです。
Posted by マダム・チャン at 2011年09月08日 16:23
>マダム・チャンさんへ

『譲子弾飛』!
そういえば、涼粉があんなところから出てきましたね・・・・・・
そのイメージが刷り込まれてしまうとなると、確かに涼粉にとってはかわいそうなデヴューかもしれませんね。
Posted by ayazi at 2011年09月09日 08:01
実は昨年北京に行って着後最初に食べたのが涼粉です
それほど辛くなくひとつ5元でした
それが高いかどうかわかりませんが、心太に冷やし中華の汁をかけた食感がしました
案外いけますね
Posted by katka(かてぃか) at 2011年09月09日 08:49
>katka(かてぃか)さんへ

涼粉のタレは辛いの、辛くないのといろいろあって、(私は食べたことはないですが)甘いのまであるそうです。
食感は確かにところてんみたいな感じがしますよね。
かなりいけると思います!
Posted by ayazi at 2011年09月09日 17:05
うむむ・・・美味しそうです。
中国に住み始めたばかりの人から先週「中国に寒天は売ってないのか?」と訊かれて今頃気づいたのですが、中国では寒天のようなテングサから心太や水羊羹のようなものを作ることは無いですよね?
寒天そのものが中国には無いのですか?
Posted by 新疆菜大好き族人 at 2011年09月10日 01:40
>新疆菜大好き族人さんへ

あまり意識したことはありませんでしたが、京[米羔](山[木査][米羔])というサンザシのゼリーに使われているようです。
寒天自体は[王京]脂という名前で売られています。
ただし粉状のものが多いようです。
Posted by ayazi at 2011年09月17日 14:41
ありがとうございます!
自分のようなのが「ググれカス!」と言われる人種だと再び思い知らされました。自分で水羊羹と言った時点でなぜ「豌豆黄」を調べなかったのか・・・。
ayazi先生にサンザシのゼリーと言われて、やっとのことで「豌豆黄」を思い出し、百度で「豌豆黄のレシピを見て、発見しました。
http://www.meishichina.com/Eat/Nosh/200805/36115.html
ここにちゃんと「燕菜粉([王京]脂粉)10克」と書いてあるのです。
まったくお恥ずかしい限りです。ググる、ならぬ「百度検索を怠ったカス」です。人様の御知識を拝借する前に自分でもっと調べるべきでした。
ありがとうございました。
ご面倒をおかけしてすみませんでした。
Posted by 新疆菜大好き族人 at 2011年09月17日 22:55
>新疆菜大好き族人さんへ

こちらこそ、お教えいただきありがとうございます。
Posted by ayazi at 2011年09月18日 23:43
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