(jiang1zhi1 pai2cha4r)
【ところ:牛街/ねだん:10元】
姜汁排叉児は北京の伝統菓子で、
満族や回族が宴席を設けて客人をもてなす時に出した
茶菜(cha1cai4)=お茶請けのひとつ。
回族は宗教的な理由で酒を飲まないため(そうじゃない人も多いけどね)、
酒の変わりに茶でもてなす習慣があったため、
茶菜はとても重要な位置を占めているのだそうだ。
ちなみに満族には宴席の食事の前にお茶請けとお茶を楽しむ習慣がある。
だから清朝宮廷料理を食べるとコースの最初にお菓子が出てくるんだね。
排叉児は本来は排杈児、または排插児と言うが、
レストランのメニューなどで見る時には排叉児と書いてあることが多い。
大修館の中日大辞典によると、
「小麦粉に食塩・ソーダを加えて水で堅くこね、
短冊形に切り、さらにその中央を縦に切り開き、
その切り目から短冊形の一端をひっぱり出しよじれた形にして
油で揚げた塩味の食べ物」
「短冊形に切り、さらにその中央を縦に切り開き、
その切り目から短冊形の一端をひっぱり出しよじれた形にして」
というのが分かりにくいが、
要はこんにゃくを煮る時によくやるねじりこんにゃくみたいにするってことだ。
さて、これだけだとただ揚げただけの排叉児。
これにショウガ入りの蜜をからめたものが姜汁排叉児だ。
南来順のもの(姜絲排叉)が有名で、
1997年に「北京名小吃」、「中華名小吃」に選ばれているそうだが、
私はまだ食べたことがない。
からめた蜜にはショウガの味がかなり強くきいているので、
好き嫌いが分かれるかもしれない。
生姜湯好きならたぶん大丈夫。
あとは、
排叉児がせっかくカリッとサクッと軽い歯ざわりに揚げあがっているのに、
ショウガの蜜をからめて
ぼってりうにゅうにゅとした重たい食感にしてしまうことにも賛否両論あると思う。
かじるとにじゅ〜っと甘い蜜が染み出してくるあたりも評価が分かれるかな?
私はショウガ味もいったん揚げたものに汁気をふくませてぼってり仕上げるのも
両方嫌いではないので、
このお菓子は悪くないと思った。
北京生活もだいぶ長くなったが、
実は私がこのお菓子を知ったのは割合最近のこと。
北京っぽいデザートというと豌豆黄か驢打滾、
もしくは芸豆糕か糖巻果くらいのイメージだけど、
実はいろいろあるんだなあ。
まだまだ開拓の余地がありそうだ。
▼これまでの「牛街洪記小吃店」関連記事
・【牛街洪記小吃店】豌豆黄
・【牛街洪記小吃店】豆麺糕(驢打滾)
・【牛街洪記小吃店】回民菜
▼お店情報
牛街洪記小吃店(牛街新店)
宣武区牛街12号
010-6355-0735
<アクセス>
地下鉄4号線「菜市口」駅D出口を出て、右安門内大街を西方向へ。
牛街の大通りにぶつかったら左折して南方向へ歩き、
郵便局を越えてちょっと行ったところにあります。
道の東側(左手)です。
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