2011年07月02日

【SUSU(蘇蘇)】越南菜

ベトナム料理
越南菜(Yue4nan2cai4)
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【ところ:美術館/ねだん:記事参照】

胡同の奥の奥のそのまた奥にある
お洒落な四合院ベトナム料理レストラン、SUSU

外観や店内の写真と同様、
料理写真もまったくもって残念な出来なのだが、
これもそのうち差し替えすることにしてとにかくアップしてしまおう。

素春巻(su4chun1juan3):34元
ベジタブル生春巻き

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キュウリ、モヤシ、レタス、ミント、春雨入りの野菜生春巻き。
この日はパイナップルが入っていた。

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甘酸っぱいニョクマムソースで。

(ニョクマムは周知の通りベトナム料理に多用される魚醤。
 ニュクマム、ヌクマム、ヌックマム、ヌォックマムなど
 いろいろ呼び方はあるようだけど、
 私は最初に覚えたニョクマムを使おうと思います)

香炸大蝦香焦春巻(xiang1zha2 da4xia1 xiang1jiao1 chun1juan3):48元
エビとバナナの揚げ春巻き

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揚げ春巻きはちょっと変り種で冒険。
パン粉で衣をつけたボリュームたっぷり春巻き。

火の通ったバナナおいしい。
ピサンゴランなんかが好きな人はこれも大丈夫なはず。

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経典新鮮春巻(jing1dian3 xin1xian1 chun1juan3):38/88元
生春巻き

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(写真撮りました!)

蒸した豚肉とエビ入りのオーソドックスな春巻き。
自家製ピーナツペーストで。

太巻きで大きめなので一人1本だと結構食べであり。
ちなみに38元で2本来ます。

木瓜牛肉沙拉(mu4gua1 niu2rou4 sha1la1):48/36元
パパイヤと牛肉のサラダ

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(これはたぶん36元)

ベトナムで青いパパイヤというと、映画『青いパパイヤの香り』を思い出す。
大人になったムイちゃんがなんだか妖艶でドキドキしたなあ。
パパイヤの細切りの作り方もこの映画で初めて知った。
やってみたことないけど。

これは牛肉がのっかった豪華版。
結構ハーブの香りがきいているのだが、何か今ひとつはっきりせず。
1日目に食べた時は「ん?ドクダミ?」
2日目は「いや、バジルか?」
で、メニューを読んだらレモングラスだそうです。

甘酸っぱくて、爽やか。
砕いたナッツの風味と牛肉のおかげでボリューム的にもなかなか満足感あり。

姜公呂望烤魚(jiang1gong1 lv3wang4 kao3yu2):108元(大きいサイズだと138元)
ライギョのソテー・たっぷりハーブを添えて

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(写真差し替えましたー!)

ここのメインディッシュ。
たーーっぷりのフェンネル、ターメリック、青葱(スキャリオン)の上に
ライギョの切り身のソテーをのせた平皿。

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そして春雨、ミントやバジルなど新鮮なハーブがどっさりと、
砕いたピーナツ、エビせんべいと自家製エビソースが乗ったお盆。

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「で、これをどう食べろと?」
と思っていると、店員さんが食べ方指南をしてくれた。

まずはお碗に春雨を取り、
そこにライギョのソテー、ソテーの下に敷かれたフェンネルなどの野菜、
さらに好みのハーブ、砕いたピーナツなどを乗せる。

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そこに特製エビソースをかけて、箸で軽く混ぜ合わせる。
この時にライギョのソテーもなんとなく小さくちぎっておくといい。
これをエビせんべいに乗っけて、いただきます!

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(ただし2日目の指南はまた違って、
 お碗にまずエビせんべいを入れ、
 その上に魚や野菜をのっけていくというやり方だった。
 でもこの食べ方だとエビせんべいをお碗の底から掘り出す必要あり。
 私は上記のエビせんべい乗っけに1票!)

これは・・・・・・ほほふっ!
うまい!!

ライギョのソテーからしてとても淡泊。
そこに大量の香味野菜やハーブが加わってなんともヘルシー。
ちょっぴり辛い特製エビソースがまた食欲を激しく増進。
エビせんべいのパリパリした食感もなかなかいいアクセントになっている。

ハーブや野菜をこれでもか!これでもか!
とわしゃわしゃ食べられるのもうれしい。

この見慣れないベトナム料理にはちょっとした謂れがある。
フランス植民地時代、
ハノイのある家が革命家の秘密の集会所となっていた。
この家の人が革命家たちのために作ったのがこの料理だ。

姜公呂望とは、周の軍師、太公望こと姜子牙のこと。
ベトナム人は姜子牙を呂望と呼んだ。
それがなぜこの料理に冠されているかというと・・・・・・
上述の革命家の隠れ家になっていた家が後にレストランを開き、
そこに釣り糸を垂れる太公望の彫像が置いてあったから、
というなんだか狐につままれたような理由なんだとか。

焦糖砂鍋魚(jiao1tang2 sha1guo1yu2):78元
ナマズのニョクマム・カラメルソース煮込み

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ベトナム南部の家庭料理。
ベトナム料理でよく使われるBASA FISH(ナマズの一種)を
紫タマネギと一緒にニョクマム・カラメルソースで煮込んである。

ナマズの淡泊な白身に甘辛いニョクマム・カラメルソースがよーくしみて、
トゥルットゥルのうるうる。
例えて言うと、タラの粕漬けのような感じだ。
この甘辛くてしょっぱいソースが抜群に米を呼ぶ。
で、ご飯つき。

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このご飯がまた妙にうまい。
これだけガツガツと口の端から米粒飛ばして食べたい。

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燴牛肉(hui4 niu2rou4):88元
ベトナム風ビーフシチュー

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フランスパンと一緒に。

フランス植民地時代の影響を感じさせる料理。
牛肉をとろ火で煮込んだシチュー。
ニンジン入り。
味付けはシナモン、八角、生姜、レモングラス、ココナッツジュースなど。

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デミグラスソースで煮込んだとろ〜りシチューではなく、
かなりさらりとしたスープみたいな仕上がりだ。
その質感自体はいいのだけれど、
味としてはもう少しコクがあるほうがよかったかも。
ベトナムではこんな感じ?

仏手瓜(fo2shou3gua1):42元
ハヤトウリの炒めもの

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仏手瓜はハヤトウリのこと。
洋ナシみたいな形のウリ科の植物で、
ウィキベディアによると
日本では鹿児島県に最初に入ってきたので隼人の瓜で隼人瓜と呼ばれているそうだ。

そのハヤトウリ、ベトナム語でSUSUと言う。
そう、これが店名の由来だ。

(てことで、お店で使われている食器には
 小さなハヤトウリのイラストがついている。
 ハヤトウリってこんなんだよん)

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だからぜひSUSUを使った料理が注文したかったのだが、
普通のウリ系の味だった。
冬瓜よりは硬めで歯ごたえ(まではいかないか)があるかな。
淡泊でクセがないと言えばよさげに聞こえるけど、
逆に言えばその野菜ならではの個性に欠けるってことだよな。
冬瓜なんかもそうだけど、
それだけで主役を張るというよりは主役の下というか裏で
その個性を受け止める側に回るような食材だ。

いや、冬瓜はじめウリ系は好物だし、
この炒めものもおいしかったんだけどね。
店名にもなってるくらいだから、
何か個性的で忘れられなくなるようなおいしさがあるのかと思ったのだ。
ちょっと肩透かし。

牛肉河粉(niu2rou4 he2fen3):45元
牛肉のフォー

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仕上げにフォー。
スープは牛骨をとろ火で一昼夜煮込み、
桂皮、八角、ブラックカルダモンを加えたもの。
フォーはベトナムから輸入したものを使っているそうだ。

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ハーブも野菜もいっぱいついてくる。

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このハーブ、モヤシ、トウガラシを食べる時にフォーの上に乗っけて、
ライムを搾っていただく。

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薄味だけどちゃんと旨みがあっておいしいスープだった。
変な雑味がなくてすっきりしていて、
どことなくやさしくてほっとする味。
このフォー、とても好き。

越南珈琲(Yue4nan2 ka1fei1):?元
ベトナムコーヒー

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練乳を入れて、濃厚さと甘さを楽しむ。

このフィルター、とても愛らしい。

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デザートはめぼしいものがなくてパス。
と思っていたらサービスしてくれた。

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(サービスしてもらったくせに申し訳ないが)これは別に普通かな。
まだソフトオープン中とのことなので、デザートは今後に期待。

ワインの品揃えは多くはないけれど、
100元台から200元、300元台以上で気取らず飲めるものが揃っている。
ただ、注文時に念を押しておかないと
白ワインを常温で持ってきたりするので要注意。
このへんのオペレーションが洗練されてくるには
もう少し時間が必要なようだ。
客足や注文が途絶えると従業員どうしでおしゃべりしてしまって
客への目配りがなくなるのも不満要因。

ただ、お店の人はとても非常に感じがよく、
お洒落な店にありがちな取り澄ましたところがない。
例えばワインが冷えていなくても
キーッッ!と頭に火が上るようなことにならず
笑って許せてしまうのが不思議。

隠れ家的ロケーションやスタイリッシュな四合院リノベーション、
本場(なのかな?)のベトナム料理だけでなく、
この雰囲気が実は一番の強みになるかもしれない。

ソフトオープン期間が終わればメニューも追々充実していくと思うので、
しばらく重点的に通ってみたいお店だ。

*ちなみに、週末のお昼は軽食仕様で営業中とのこと。
バインセオバインミーも頼めるそうです。

*すでにかなりの人気店なので、必ず予約してからどうぞ。

<重要なお知らせ>

現在は「対外営業しておりません」、
つまり「内部営業」という形になっています。

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ただし、事前に予約をすれば利用が可能とのこと。
お食事の際は必ず予約してからお出かけください。

なお、周囲は住宅街です。
お店の外で大声で騒いだりして付近の住民に迷惑にならないよう
気をつけたいですね。

(2011/7/4追記)


▼お店情報
SUSU(蘇蘇)
東城区銭粮胡同西巷10号
010-8400-2699
P1290628.JPG
<アクセス>
美術館(華僑大廈のある交差点)から美術館東街を北へ。
隆福医院の先にある胡同をさらに80mほど進み、右折。
さらに50mほど進み右手の最初の胡同(銭粮西巷)を入った突き当りです。


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北京。おいしい生活。
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*このリンク先を経由すると見られるかも。
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