豌豆黄(wan1dou4huang2)
【ところ:牛街/ねだん:9元(500g)】
豌豆黄は以前一度ご紹介したことがある水羊羹風のエンドウマメのお菓子。
みずみずしくて、ほんのり豆の香りがする。
▼これまでの「豌豆黄」関連記事
・【北容酒楼(農光里店)】宮廷点心双拼
私が北京で食べた豌豆黄の中で一番おいしいと思うのが
この牛街洪記小吃店のもの。
ここのは豆の香りが格別に濃厚。
一口食べたとたんに口中にむふっと豆の香りが広がる。
しっかりめの質感に既視感(いや、既食感か)があって
もぐもぐしながら考えてたどり着いたのは・・・・・・
舟和の芋ようかん!
(よりはちょっとだけ水っぽいけど)
冒頭の写真は外売りの窓口で買ったので
ビニール袋入りのなんとも素朴というかしゃれっ気のかけらもないものだが、
店内で食べるとこうなる。
値段もちょっと上がって10元。
サンザシ分かな?
ところで、この北京で一番おいしい豌豆黄(ayazi比)を
わが食友と一緒に食べる機会に恵まれた。
そうなのだ。
酒徒さんが「出張で」北京にいらしたのだ。
しかも(なぜか)家族帯同で。
わーい!
歓迎歓迎!熱烈歓迎!!
さらに、食べ歩きのためにまるまる一日予定を取ってくださったので、
張り切って「導“食”」(食べ歩きガイド)を務めさせてもらった。
集合は10時。
早めにスタートして
昼、夜の2食+つまみ食い&デザート+飲みのための時間を
十分確保しようと意気込んだのだ。
行き先は牛街。
北京時代になぜか北京小吃をあまり召し上がらなかったという
お連れ嬢のぜひ北京小吃を!とたっての希望もあり、
小吃ならばやはり牛街と狙いを定めたのだ。
お連れ嬢は羊蠍子も未体験とのことだったので、それならばなおさら。
まずはお腹にたまる系のデザートを食べて小腹を満たしてやり、
牛羊肉市場や礼拝寺などをまわって腹ごなし、
そして羊蠍子でがっつりお昼、という作戦だ。
酒徒さんのご友人でこてこて北京語の使い手、
村哥さんと彼女さんも合流することになり、牛街食べ歩き隊は総勢5人。
まずは牛街洪記小吃店へと向かい豌豆黄を食べないことには!
ところが、お店に入って席に座り、
「豌豆黄と豆麺糕をください」と注文すると、
「外で買って」とそっけなく言われてしまった。
いや、そんなはずはないんだけど・・・・・・
どうやらデザートだけの注文を嫌がられたようだ。
確かに5人で押しかけてデザート2品だけ注文もないだろう、
外売(wai4mai4)=テークアウトコーナーで買い食いもいいかも、と納得して、
(こういう時、私は結構素直に引き下がってしまう弱い子です)
大人しく店の外にある外売コーナーに並ぶ。
が、外売で食品を買うという行為は意外と難度が高い。
いくつかある商品のうち何をどれだけ買うのかをすばやく心に決め、
注文を告げ、商品を受け取り、金を払うという一連の動作を
列の流れや販売員のリズムを壊さずに行うことが求められる。(<のか?)
何をどのくらい買うか決めていないうちに自分の順番が来てもたもたしていると
「早く注文して!」
「あと何が欲しいの?」
「続けて言ってよ!」
と店員さんから苛立ち混じりの冷たい言葉を投げられ、
列の後ろにならんだ他の客からは舌打ちを喰らう。
初心者にはなかなかハードルが高いのである。
でも、流れを壊さずスムーズに注文して首尾よく欲しいものが手に入ると
その分自分がいかにもその土地でしっかり暮らしているような気がして
妙に満足感に浸れる。
(のは私だけ?)
というといかにも敷居が高そうだけれど、
北京小吃の店の外売窓口にはたいていこんな価格表があるので大丈夫。
これを見て注文までに何を食べるかをすばやく決めておけばいいのだ。
いやいや、これだけいろいろ書いてあるからこそ、
目移りしてすばやく決めるなんて無理という話もあるが。
それはともかく、
おばちゃんに「続けて注文してよ!」なんて不機嫌な言葉を投げかけられつつ
手に入れたのが冒頭のビニール袋に包まれた豌豆黄だったというわけ。
(こう書くとまるで自分が並んでゲットしたかのようだけど、
私は酒徒さんと一緒にあーだこーだ言いながら見てただけ。
あ、いや、自分で注文するのもまた楽しいかと思って・・・・・・)
これを5人でちょっとずつ味見。
人数が多いとこういう時本当に便利だ。
「北京で一番おいしい」と太鼓判を押した手前、
みなさんがどういう反応か本当は心配だったのだが、
自分で一口食べてすぐ安心した。
ああ、やっぱりおいしい!
豆の香りが半端ない!
みずみずしくて、
甘さもいい感じに控えめでくどくない。
案の定、酒徒さんもお連れ嬢も笑顔で頷いている。
自分がおいしいと思っているものを
他の人にもおいしいと思ってもらえるのは嬉しいものだ。
とは言え、この豌豆黄に関しては5人で共有するよりも
一人で一かたまり食べてしまいたかったなあ。
今度買ってきて独り占めしよ。
その時はおばちゃんに怒られないように注文するのだー!
▼お店情報
牛街洪記小吃店(牛街新店)
宣武区牛街12号
010-6355-0735
<アクセス>
地下鉄4号線「菜市口」駅D出口を出て、右安門内大街を西方向へ。
牛街の大通りにぶつかったら左折して南方向へ歩き、
郵便局を越えてちょっと行ったところにあります。
道の東側(左手)です。
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「食」の中国語
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「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
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北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
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しかし、私はここに行ったとしたら「外人です」と言う顔をして並ぶだろうな・・・
しゃべれないから(笑)
当時、北京では、なぜか大皿料理ばかりに目が向いており、小吃と言えば「餅」・「串」モノしか知らなかったのが悔やまれます。
食いしん坊でどーんと出てくるのが好きだからでしょうか・・・。
北京名物小吃、あれもこれも、また食べたいです!
そうそう、豌豆黄自体は元々大好きでしたが、ここのは、本当に美味しかったです。和菓子にも似た上品で素材が活かされた味わいには感涙ものでした。
並ぶの、私もドキドキしますが、一人だったら悩んで舌打ちされても「はーん?」って目で牽制してしまうかもしれません(笑)。
あ、丸ごと1かたまり、大賛成です。
う、うらやましすぎます。
豆風味の芋ようかんです。
(矛盾してますね)
列での注文をすんなりこなしたいというのは、単に現地人を気取りたいという願望によるものです。
いや、おばちゃんが怖いだけかも。
実を言えば、私も北京小吃と呼ばれるものをたくさん食べるようになったのは割と最近なんです。
もったいないことをしました。
ここの豌豆黄、おいしいですよねっ!!
豆風味が濃いいのがダントツ好みです。
1かたまり、今晩も牛街方面に出かけるのでさっそく・・・・・・(<いけず?)
「はーん?」なけん制も実践!