餃子(jiao3zi)
【ところ:東直門南小街/ねだん:記事参照】
餃子を食べに行くというと、宝源餃子屋に行くことが多い。
もちろんおいしいからなのだが、
(特に豚肉×ハクサイなど定番の餡のがいい)
正直を言えば自分の好みにドンピシャ!というわけではない。
私は皮が厚手でぼってりとした餃子が好き。
でも餡もたっぷり入っていて、
餃子だけでおなかがふくらむような主食度の高いタイプのものが好みだ。
その基準からすると、
宝源餃子屋のものはちょっと皮が薄い。
宝源餃子屋に限らず、
最近は「大餡餃子(da4xian4 jiao3zi)」が流行りで、
皮の厚い田舎っぽいのはすっかり影を潜めてしまった。
小麦粉の重さで注文する餃子は、
皮が薄くなれば1両(50g)当たりの個数が増える。
同じ1両頼んで5個出てくるのと6個出てくるのでは
お得感も確かに違う。
それでも、私はやっぱりぼってり厚手の皮の餃子が好き。
それに賛同してくださる方は結構いて、
胡同歩きの達人marchさんもその一人。
いや、東北に滞在経験のあるmarchさんのほうが
筋金入りのぼってり餃子好きと言えるかもしれない。
そのmarchさんが紹介してくれたのがこの咱家餃子。
餃子が売り物の東北料理のお店だ。
ここの餃子、ど真ん中ストレート!
皮の厚みといい、硬さといい、もっちりした食感といい、餡の味といい、
実に好みだった。
一口鮮(yi4kou3
エビ×ニラ×卵×豚肉
(半斤は5両、つまり粉250g分。1両で5元)
*鮮の声調、違ってました。恥ずかしい・・・・・・
それから一口鮮には豚肉も入ってました!(2011/04/17訂正)
どうやらこれがお店の一押し。
大人数での食事でじっくり味わう余裕がなかったのと
食べてからだいぶ時間が経ってしまったのとで
具体的な味を思い出すことができないのだけれど、
おいしかったという印象ははっきり残っている。
もう1回行って確かめなきゃ。
猪肉白菜(zhu1rou4 bai2cai4):17.5元(半斤で)
豚肉×ハクサイ
大定番の豚肉とハクサイの餃子。
さすがに外さない。
猪肉芹菜(zhu1rou4 qin2cai4):17.5元(半斤で)
豚肉×セロリ
茎のところというより葉のところ。
シャキシャキ感は茎に譲るが、
この青っぽい菜っぱ感もまた捨てがたい。
羊肉胡蘿卜(yang2rou4 hu2luo2bo):20元(半斤で)
羊肉×ニンジン
私はこの組み合わせが好きなんである。
羊肉の風味と甘いニンジンは最高に合うんである。
ことあるごとに頼んで、
このコンビの信奉者を増やすのを密かな楽しみにしているんである。
黄瓜蝦仁(huang2gua1 xia1ren2):30元(半斤で)
キュウリ×エビ
この組み合わせもかなりお気に入り。
キュウリのみずみずしさと青臭さが
エビの甘みや風味と意外によく合う。
キュウリとエビって日本人にはビックリな取り合わせだけれど、
餃子に限らず炒めものでもよく一緒になって登場する。
どうやら中国料理では定番らしい。
ちなみにキュウリと卵の餃子もおいしい。
これはいいところを教えてもらった。
餃子は人によっていろいろ好みがあるので一概には言えないけれど、
私の好みとしては現時点ではここが一番。
ぽってり厚皮餃子がお好きな方にはオススメ!
(ただし、店内はかなり庶民度高しです)
▼お店情報
咱家餃子
東城区東直門南小街55号(海運倉胡同近く)
010-8404-5153
<アクセス>
地下鉄2号線「東直門」駅下車。
東直門内大街を西方向へ進み、最初の交差点を左折。
東直門南小街を南へしばらく歩いて行くと、右手(西側)にあります。
「東四十条」駅からも行けます。
その場合は最初の東四十条を西に向かい、最初の交差点を右折して
東直門南小街を北上してください。
(どちらの駅から行っても同じくらいの距離です)
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何で日本では流行らないのかな???
特に仙台は北京人より上海人が多いから、無いのかな???
といってもみんな帰国しているようですが・・・
早く帰ってきて欲しいです
翻って、餃子。厚ぼったい皮をはふはふ食べるのがやはり一番美味しいと思っています。
シンセンの東北料理店↓は、1人前で注文する形式だったので、1個あたりの小麦粉の量がわかりませんでしたが、蒲田の店のように私には少し厚すぎでした。
http://blogs.yahoo.co.jp/jimmy_arakawa/44313234.html
私も厚ぼったい皮の餃子好きです。
今度北京に行ったら連れて行ってくださいー。
こちらで食べたことのある人は水餃子ファンになる確率が高いんですけどね。
日本では餃子=おかずのイメージが定着してしまったので、水餃子だとおかずっぽさがなくてピンとこないのでしょうか?
厚皮で野暮ったいのはあまり流行らなくなってしまいました。
薄皮のほうが、餃子だけでおなかがいっぱいにならず、他にもいろいろつまめていいのかもしれません。
でも実は、大学やオフィスビルの食堂に行くとかなりの確率で厚手の餃子に出会えますよ。
最近は1両で6個と言うお店が多いのですが、このお店は5個。
やっぱり皮が厚いということなんだと思います。
深センでは1人前で頼むのですね。
今となってはそのほうがむしろ新鮮です。
(いや、ダジャレじゃなくて)
お、ここにも厚ぼったい派が!
ぜひ一緒に行きましょう!
宝源餃子屋のもおいしいんだけどね。
好みの問題です。
でも最近値段が上がって、1両7〜8元するんだって!
高っ!!
私にとってもこの店は、2010年度最大の発見だったかもしれません(笑)。
今度6月にものすごく久しぶりに東北に行こうかと思っているのですが、あっちではまだまだぼってり餃子が主流であってほしいなあ・・・。確かめてきます。
日本では具材にこだわるけれど皮が薄く頼りない物が多いから、おかずとして楽しまれるのでしょうね
宮城では「はっと」岩手では「ひっつみ」といい、すいとんを変化させた物を汁物に味わいますが、小麦の味を楽しむという習慣はあまり無いと思います
そう思って、宝源餃子の皮薄餡大について北京人に質問したことがあるんです(↓の記事のコメント欄)。
http://blogs.yahoo.co.jp/keainvrenid/24724560.html
彼女は、皮が厚い餃子は美味しと思わないけど、餃子はあくまでも主食なんだそうです。
意外とぼってり派が多くて私もびっくりしました!
実は昨日再訪してみたのですが、昨日はちょっと餡がしょっぱかったです。
注文するときに一言添える必要があるかもしれません。
でも皮の感じは相変わらずぼってりでいい塩梅でした。
東北の餃子、楽しんできてくださいね。
またまたご報告楽しみにしています!
北方中国は粉食いに関しては年季が入ってますからねえ。
アルデンテで楽しむというのは私はあまり感じませんが、ふかしたりこねて焼いたりしたものを食べると、小麦粉っておいしいな、としみじみ思います。
餃子おかず化説というのがあるのですね。
水餃子だとやっぱり主食感が強いですよね。
主食として白いご飯を食べたい日本人にはなじまなかったということでしょうか。
ところでリンク先ですが、記事自体はOKなのですが、残念ながらコメント欄は見られませんでした。
羊肉とニンジンの餡〜!
食べたい!
食べたい!!
食べたい!!!
ああ、しかし、ここは羊肉欠乏地獄=日本!号泣
日本で羊肉とニンジンの餃子を食べるのは確かにちょっと難しそうですね。
ご、ごめんなさい・・・・・・
ぜひ北京へ!
なるほど、面白いですね。
ありがとうございました!
あと、久しぶりに行って食べて思い出したのですが、やはり向こうは餡の味つけが控えめで薄味です。だから余計に「皮を食べている」と感じるのかもしれません。それがまたいいんですよね〜。あ〜おいしかった!
ここよりもっとぼってり!
それは食べでがありそう!
ここのお店、餡の味が濃いのが玉に瑕。
東北はしょっぱそうだけどそうでもないんですね。
餡の味が薄いと主食感が高くなっていっぱい食べられちゃうかな。
それはそれで問題かも(笑)。