香椿炒鶏蛋(xiang1chun1chao3ji1dan4)
【ところ:甘家口/ねだん:24元】
今年も香椿の季節がやってきた。
市場でも見かけることが増えたし、
道端でもゲリラ的に売っていることがある。
先日あるお店の前を通りかかったら、
食事を終えたらしいグループが香椿を分け合っていた。
きっと誰かの家に香椿の木があって、
自分で摘んだ新芽をみんなにおすそ分けしていたんだろう。
香椿は北方中国に春を告げる食材。
日本語ではチャンチンと呼ばれる落葉高木で、春先に出る新芽を食べる。

(これが香椿の木。街中にも結構植わっている)
三月中旬あたりから野菜市場でちらほらと見かけるようになり、
五月初旬頃まで出回る。
今がまさに旬である。
▼これまでの「香椿」関連記事
・【8610食庫】香椿炒鶏蛋
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・【福家楼】老北京菜之二
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・【工体南路菜市場】到菜市場去看一看
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・【海碗居】香椿豆腐
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・【京味麺大王】炸香椿魚
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食用にする新芽は赤みを帯びている。

これをさっとゆがくと、
それこそ赤茶けた大地にいっせいに木々が芽吹くように
さーっと鮮やかな緑色に変わる。
この色の変化、何度見てもドラマチックで見飽きない。
香椿を使った料理としては、
ゆがいた香椿をこまかく切って豆腐と和えた香椿豆腐、
ゆで大豆にまぶして食べる香椿豆あたりが大定番。
それからただ単にゆでた麺にのせて食べることも多い。
でも、忘れてはいけない料理がこの香椿炒鶏蛋だ。
さっとゆがいた香椿を卵と炒めたシンプルな料理。
ふんわり卵と、コリコリとした歯ごたえのコントラスト。
そして何より、山菜を思わせる香椿のほのかな苦み。
香椿の味は、
日本人には「タラの芽みたいな感じ」と言うとたいてい分かってもらえる。
独特のエグミとほっくりとした風味。
大好きすぎて、
食べた後も口の中に残る香椿の風味をほぉーっと転がし続けてしまう。
昨日から「柳絮(liu3xu4)=柳の綿毛」や
「楊絮(liu3xu4)=楊樹の綿毛」が舞い始めた。
モクレンの季節が終わって、
今はライラックが花盛り。
お昼に香椿炒鶏蛋が無性に食べたくなって海碗居へ行った帰り道、
ふと通りの向こうの団地を眺めたら、桐の花も咲き始めていた。
夕方あるところを通りかかったら、藤の花もほころんでいた。
春爛漫の北京である。
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▼お店情報
海碗居(本店)
海淀区増光路11号
010-8837-4993
<アクセス>
三里河路と増光路のぶつかる交差点(甘家口大厦がある)を西へ行くと、
道の南側(左手)にあります。
地下鉄2号線「阜成門」駅から489路のバスを利用すると便利。
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どちらも春の味
天麩羅が美味しくて、岩手の山間部ではとうのたった物も天麩羅にして食べるんですよ
北京時代は好きでよく食べてましたが、すっかりご無沙汰です。
あの香りがたまらんです。
天ぷらいいですね〜!
香椿でやってみようかな。
ふきはこちらでは食べられません。
懐かしい日本の味です。
北方で旬がはっきりしている季節の味というと、これしか思い浮かばないくらい。
春になったウキウキ感もあいまって、出回り始めるといっそう嬉しいです。
香りを存分に楽しむなら、香椿豆とか香椿豆腐もいいですね!