2011年04月12日

【四川省駐京弁餐廳】毛血旺

血豆腐とモツの激辛スープ煮込み
毛血旺(mao2xue3wang4)
P1270416.JPG
【ところ:建国門/ねだん:?元】
(お部屋が暗くて写真の出来は散々・・・・・・ごめんなさい)

ワインな集まりの北京合宿に合流させていただいた翌々日。
もう一度食事をご一緒する機会を得た。

場所は、北京合宿の際には定番になっているという
「川弁餐廳」こと、四川省駐京弁餐廳。

さすがにこの日はワインの持ち込みはなしで、お酒はビールと白酒。
料理は四川料理の定番どころをあれこれ賞味し、
中華な余韻にたっぷりと浸りながら日本への帰国の途につく、
という趣向だった。

毎回いらしているということで、
頼む料理もある程度決まっているようで、
「点菜」係の出る幕はあまりなし。

そんな中、私が点菜させてもらって皆さんにも好評だった(らしい)料理が
この毛血旺だ。

毛と血が旺盛なんていうなんともおどろおどろしい名前のこの料理。
血豆腐とモツ、場合によっては海鮮などを激辛スープで煮込んだものだ。

▼旧ブログの「毛血旺」関連記事
【新沸騰魚郷】毛血旺
(上のリンク先が表示されない方は、このページを試してみてください)

(以下、一部変更して引用)

血豆腐は、鴨(アヒル)や豚の血に塩水を注ぎ
粘りが出てきてから蒸して固めたもの。
これのことをどうやら血旺(xue3wang4)というらしい。

では毛は?
別に毛が入っている訳でも、毛さんちの料理という訳でもなくて、
この「毛」は「加工していない、生の」という意味。
生の血旺をその場で火を通して食べるので、
「毛(加工していない=生の)血旺(血豆腐)」という名前なんだそうだ。

うーん、分かったような、分からないような?
毛血旺の歴史を見てみると、分かるかも。

話は70年前に遡る。
重慶の磁器口という小さな町で、
一人の太ったおばちゃんが
「雑碎湯(za2sui4tang1)=モツをいろいろ入れて煮込んだスープ」を売る
小さな露店をやっていた。
このスープは豚の頭の肉、豚骨、豚の肺、大腸とエンドウ豆を
生姜、花山椒、料理酒を入れてとろ火でことこと煮込んだもの。
ある時このスープに生の豚の血旺(血豆腐)を入れてみたところ、
なーんと、血豆腐は煮込めば煮込むほどやわらかく、
味もさらに旨いではないの!?
生の血旺(血豆腐)をその場で煮込んで食べるので、
「毛血旺」と言われるようになったとさ。


(引用終わり)

いつもの中身チェックをしなかったので正確なところは不明だけど、
血旺(xue3wang4)=血豆腐、
猪肉(zhu1rou4)=豚肉、
午餐肉(wu3can1rou4)=ランチョンミート、
黄喉(huang2hou2)=牛の気管、
毛肚(mao2du3)=胃、
黄豆芽(huang2dou4ya2)=豆もやし、
それからイカあたりが入っていたような??

何がすくえるか分からない闇鍋的スリルもあって、
それもまた楽し。

見た目の通りかなり辛い料理なのだけれど、
食べてみると、
ただ辛いだけではなくて旨みもしっかりあることに気づく。

この店に来ると、つい辣子鶏を頼んでしまって
もう一つ真っ赤っ赤な毛血旺を頼むのを躊躇してしまいがちだけど、
実はかなりオススメ料理。

大人数で行った時には
ぜひこれもオーダーしてみてはどうだろう。

***

この日他に頼んだ料理は次の通り。
最後の伝票チェックをしなかったので、メニュー名はうろ覚え。
値段も不明。
しかも途中までホワイトバランスの調整ミスをしていたので
写真が本当にひどい。
記録、ということでご勘弁を。

口水鶏(kou3shui3ji1)
P1270413.JPG

雲白肉(yun2bai2rou4)
P1270417.JPG

別名「蒜泥白肉(suan4ni2 bai2rou4)」

苦菊苗(ku3ju2miao2)・・・・・・だったかなあ?
P1270407.JPG

香椿蚕豆(xiang1chun1 can2dou4)
P1270408.JPG

回鍋肉(hui2guo1rou4)
P1270409.JPG

豚スペアリブの甘辛ソースがけ
P1270410.JPG

ワインな集まりの北京合宿で定番になっているとのこと。
これをがぶっと1人1切れずつ。

P1270414.JPG

ご飯のっけも定番なようです。

P1270420.JPG

豚スペアリブ入りもち米団子
P1270418.JPG

青椒肉絲(qing1jiao1 rou4si1)
P1270415.JPG

こっちに来て初めて食べたかも!

清炒豌豆苗(qing1chao3 wan1dou4miao2)
P1270419.JPG

ハクサイのクリーム煮?
P1270422.JPG

水煮魚(shui3hu3yu2)
P1270421.JPG

桂魚で。

辣子鶏(la4ziji1)
P1270423.JPG

麻婆豆腐(ma2po2dou4fu)
P1270424.JPG

自分では頼まないものもちらほらとあって、
なかなか新鮮な食卓になった。
いつもと違うメンバーでの食事会はこれがあるから楽しいね!


▼これまでの「貢院蜀楼(四川省駐京弁餐廳)」関連記事
【四川省駐京弁餐廳】芽菜笋片
【四川省駐京弁餐廳】我的必点菜


▼お店情報
四川省駐京弁餐廳(貢院蜀楼)
東城区建国門内貢院頭条5号
010-6512-2277(内)6200
P1210533.JPG
<アクセス>
建国門から長安街を西方向へ進み、長安大戯院の右の路地を北上します。
そのまま突き当たりまで進み、右折。
壁なりに進むと入り口があるのでそこを入り、
左手に建物を見ながらぐるりと回り込むとレストランの入り口があります。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(23) | 川菜(四川料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もし、今日のご紹介料理が、地三鮮や宮保鶏丁だったら、丑の刻参りを試していたところでした。

昨日までの3日間のお写真で、ヨダレと涙が充分に出て脱水症状寸前です。
Posted by Mikhaela at 2011年04月12日 04:02
そういえば最近スパイシーなものを食べていません

と・・・
書いている先から地震です
ゆれまくりです
原発が心配です

北京は美味しいですね
楽しんでください!!
Posted by katka(かてぃか) at 2011年04月12日 09:11
>Mikhaelaさんへ

丑の刻参りはご勘弁を・・・・・・
虫の知らせがあったのでしょうか、本日は四川料理でした!
Posted by ayazi at 2011年04月12日 13:19
>katka(かてぃか)さんへ

だんだん震源が南下しているようですね。
これ以上大きな余震がないことを祈っております。

四川料理はビリビリとした山椒の刺激がいいですね。
このビリビリが、クセのもとなのではないかと思います。
Posted by ayazi at 2011年04月12日 13:23
殺気が北京にまで伝わりましたか?

四川料理をご紹介なさったのは、大正解だと思います。私に呪い殺されずにすみましたから。なさけないことに、私は辛い料理がダメなんです。四川では宮保鶏丁が限界です。本物の四川の麻婆豆腐の花椒のビリビリきいたのは一口しか食べられません。
周囲をみまわしても、ロシア系、北部スラブ系人は総じて辛い料理がダメなようです。
Posted by Mikhaela at 2011年04月14日 03:16
>Mikhaelaさんへ

ロシアではあまり辛いものは食べないのですね。
そういえば、辛いものはあまり思い浮かびません(乏しいロシア料理知識と経験ですが)。
私はもともと辛いもの好きで、北京に来てからいっそう拍車がかかりました。
もはや日本の食生活では物足りなくなってしまいました・・・・・
Posted by ayazi at 2011年04月15日 13:25
たしかにロシア料理には辛い料理は無いです。

ヨーロッパの寒冷地に住んだインド人の大金持ちが、お庭にインド料理の香辛料を栽培する温室までしつらえて、その地でも本場のインド料理を作らせて毎日食べていたら、体調をひどく崩してしまった、という話を誰かのエッセイで読んだことがあります。

それで前から疑問なのですが、インドのあの香辛料をたくさん使った料理や四川料理は、真夏には空気が熱くなるような厳しい気候に人の体が耐えられるようにするための生活の知恵から生まれたものなのでしょうか?

漢方学の方面からの意見も訊いてみたいです。
Posted by Mikhaela at 2011年04月16日 02:10
口水鶏!
下にあるもやしがたまりませんね!

新天地=羊城ではありませーん笑
あそこに行ったら食の都すぎてすごいものばかり食べてしまいそうですが。。
むしろ新天地があるところです笑
Posted by 強烈晴れ女 at 2011年04月17日 00:53
>Mikhaelaさんへ

四川の人が辛いものを食べるのは、高温多湿な気候なので、辛いものを食べることで発汗させ新陳代謝を促して体調を整えるためだと聞いています。
これって、たぶん中医学的な考えなのでは?
Posted by ayazi at 2011年04月18日 00:47
>強烈晴れ女さんへ

口水鶏の下、ここのはモヤシだったかな?
キュウリのような気もするけど・・・・・・やっぱりモヤシ?
ううむ、どうだっただろう??

新天地のあるところなら、割と近いですね。
また一緒に食卓を囲めるのを楽しみにしてまーす!
Posted by ayazi at 2011年04月18日 00:59
ありがとうございます!

なるほどー。中医学でも、四川のような夏の気候の厳しい場所で、辛いものを食べるのは理にかなったことなのですね。
重慶風の麻辣火鍋は日本でも流行りですが、あれは本来、真夏に食べるものですものね。

中国東北部やモンゴルも、ロシア同様、辛い料理はあまりないですね。(中国東北部には朝鮮族の料理という例外的に辛い料理もありますが)
Posted by Mikhaela at 2011年04月18日 01:54
>Mikhaelaさんへ

モンゴルは分かりませんが、東北料理には確かにあまり辛いものはないですね。
辛いものを食べる、食べないが分かれたのには、どんな要因が関連しているんでしょうね。

Posted by ayazi at 2011年04月18日 13:26
すみませんでした・・・。連日の私の大好物の写真に、理性のかけがねが外れました。

「辛いものを食べる、食べないが分かれたのには、どんな要因が関連しているんでしょうね。」

自分も前から考えていることです。
言うまでもないことですが、日本は辛い料理が郷土料理という地域が少ないです。日本で唐辛子や山椒が栽培できないわけでもなさそうなのに。それに地域によっては熊谷など重慶に負けず劣らず暑いです。
ところが、朝鮮半島北部など中国東北部とあまり気候に大きな差がないと思われますが、朝鮮半島は唐辛子とニンニクが人気(?)の地域です。それに、中国東北部でも朝鮮族居住地区の郷土料理には辛い料理がありますね。


(話しは全然変わって申し訳ないですが、ベルギー大使館のお庭でしたっけ?あのお花はアーモンドだと私も思います。アーモンドの産地であるカリフォルニア州育ちなので、アーモンドの花は飽きるほど見ています。)
Posted by Mikhaela at 2011年04月20日 05:11
>Mikhaelaさんへ

上海も蒸し暑いのに辛いものは食べませんね。
気候と辛いものとの関係は大きなテーマなので、また改めてよく調べてみたら何らかの形でアップしたいと思います。

ベルギー大使館のお花はやはりアーモンドなのですね。
情報ありがとうございます!
Posted by ayazi at 2011年04月20日 13:45
始めてコメントさせていただきます。
「北京で満福」でこのブログを知り、よだれを流しながら拝見させていただいています。

四川省駐京弁餐廳(貢院蜀楼)
行きたくって、行きたくって、北京の中国人の友人にむりくり予約をとってもらったのですが、肝心のその友人、当日は東京で・・・自力でたどり着かなければならなくなって・・・しまいました。

27日、トルファンの帰りに、北京によるのですが、実はこの日が帰国日で17:30の飛行機に乗らなくてはならないんです。グループの人9人を連れて行かないといけないんで時間的なことが心配です。

アクセスについて質問してもよろしいでしょうか?
建国門からは、歩いていけますか?歩いた場合は、どのくらいかかりますか?
タクシーを使ったほうがいいのでしょうか?

王府井の灯市口のホテルからタクシーの方が確実でしょうか?その場合は大体どのくらいの時間をみたほうがよいのでしょうか?

へんな質問でごめんなさい。
よろしくお願いします。
質問ばかりでごめんなさい。
Posted by 未音 at 2011年09月21日 02:01
ayazi先生よこやりいれて、すみません。
ここは気に入りの店でしてちょっと前に調べたのです。

未音様
うまく出るか分かりませんが自分が気に入りに入れていたリンクをそのまま貼ります
失敗してたら、すみません。
グーグル地図の「ルート検索」の機能を使い、ここの住所(北京市東城区建国門内貢院頭条5号
)と建国門駅(建国門站)の徒歩ルートを出せばいいだけです。
http://maps.google.co.jp/maps?f=d&source=s_d&saddr=%E5%BB%BA%E5%9B%BD%E9%96%80%E7%AB%99&daddr=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%8C%97%E4%BA%AC%E5%B8%82%E4%B8%9C%E5%9F%8E%E5%8C%BA%E8%B4%A1%E9%99%A2%E5%A4%B4%E6%9D%A15%E5%8F%B7&geocode=Fcv0YAIdg6vwBikzZqVrO63xNTERJlnNWSwlyw%3BFTQCYQIdtJzwBinRbRxDJa3xNTHJpIdXSNoQ1Q&sll=39.910085,116.433335&sspn=0.004312,0.009978&vpsrc=0&hl=ja&brcurrent=3,0x0:0x0,0&dirflg=w&mra=prev&ie=UTF8&t=m&z=17
Posted by Joseph at 2011年09月21日 04:48
グーグル地図上では地下鉄建国門駅からレストランまでの徒歩のルートの距離と、地下鉄建国門駅から日本大使館までの徒歩のルートの距離はどちらも約850メートルです。
自分は建国門から日本大使館までの850メートル、11分くらいなら、大雨でもないかぎりは何でもないと思います。ただし、スーツケースをひきずって行かれたらちょっと大変かもしれませんし、タクシーの運転手だとイヤな顔する可能性高い距離ですね。
Posted by Joseph at 2011年09月21日 04:58
いろいろありがとうございました。距離感がわかって安心しました。

公交地図で北京市东城区贡院头条5号
を引いたら

北京贡院蜀楼っていう
东城区建国门内大街贡院西街头条5号
にあるお店がに出てきたのですが、

移転したとかではないのですか?

なんか訪中前にナーバスになって心配性になっています。

いろいろお尋ねしてご迷惑をおかけします。
Posted by 未音 at 2011年09月21日 21:38
>未音さんへ

返事が遅くなってしまって申し訳ありません。
移転はしてないですよ!

*貢院西街は、行き方の説明にある「長安大戯院の右の路地」のことです。

建国門駅のA出口を出て、
出口の南側にある大きな通り=建国門内大街を西に進む行き方が
分かりやすいと思います。
長安大戯院(光華長安大廈)の右の路地(貢院西街)を北上します。
そのまま突き当たりまで進み、右折。
壁なりに進むと入り口があるのでそこを入り、
左手に建物を見ながらぐるりと回り込むとレストランの入り口があります。

*「そのまま突き当たりまで進み、右折」と書きましたが、
貢院西街から右手に伸びる「貢院頭条」が分かればそこで右折しても構いません。
この場合は、お店は左手になります。

駅から10分程度で着くと思います。
十分徒歩圏内です。

灯市口からならタクシーでも10分くらいだと思いますが、
最近は渋滞がひどくて時間が読めないので正直あまりオススメしません。
また、グループの方9人とご一緒となると全部で10人、
タクシー3台に分乗して行くのはちょっとリスキーかもしれませんね。

Posted by ayazi at 2011年09月22日 04:56
>Josephさんへ

詳細なご説明をありがとうございます。
Posted by ayazi at 2011年09月22日 05:03
いろいろありがとうございます。
助かりました。

帰国したらご報告に上がります。
Posted by 未音 at 2011年09月22日 22:57
>未音さんへ

無事たどりつけることをお祈りしています!
Posted by ayazi at 2011年09月23日 07:29
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