山西菜(Shan1xi1cai4)
【ところ:灯市口/ねだん:記事参照】
山西料理の食卓、熱菜(re4cai4)=あたたかい料理に突入。
西瓜汁(xi1gua1zhi1)=スイカジュース(ピッチャーで68元)など飲みながら、
熱菜の数々を楽しんだ。
五台仙蘑(wu3tai2 xian1mo2):89元
五台山産キノコの炒めもの
五台は五台山のこと。
世界遺産にもなっている古くからの霊山で、文殊菩薩の霊場。
観音菩薩の霊場である普陀山、普賢菩薩の霊場である峨眉山、
地蔵菩薩の霊場である九華山とともに、
中国四大仏教名山の一つ。
仙蘑は五台山の特産品である台蘑のことだろう。
霊山で産するキノコだから「仙蘑」ということか。
キノコの旨みのよく出た、深い味わいのある料理。
若干脂っこい嫌いはあるが、味付け自体はとても日本人好み。
醋澆羊肉(cu4jiao1 yang2rou4):39元
黒酢たっぷり羊肉スープ
▼旧ブログでも書いてます
・【晋陽双来飯庄】[酉昔]澆羊肉
(上のリンク先が表示されない方は、こちらのページを試してみてください)
(あ、値段変わってない!)
山西省のおいしい老陳醋(lao3chen2cu4=長期貯蔵酢)を
たっぷり注ぎ入れたスープ。
「澆(jiao1)」は注ぎ入れることだ。
これは本当においしいスープ。
(羊と黒酢が苦手でなければ)
黒酢の風味が羊肉の旨みを引き立てているだけでなく、
爽やかな酸味のおかげで飲み口はさっぱり。
後を引く。
スープをたっぷり吸い込んだ春雨をちゅるちゅるっとやるのもまたたまらない。
銀芽炒魚魚(yin2ya2 chao3 yu2yu):19元
モヤシと莜麺(ハダカエンバク麺)の炒めもの
銀芽(yin2ya2)はモヤシのこと。
魚魚(yu2yu)は、莜麺をこねて小魚のような形にした麺だ。
魚児(yu2r)とも言う。
「ちっちゃい魚」、「魚ちゃん」、「ちび魚」といった意味だ。
「とと」じゃないよ。
アクセントに「蒜苗(suan4miao2)=ニンニクの芽」が入っている。
これがなんだか妙に旨かった。
表裏山河に入っていた莜麺は麺というよりは
「豆腐絲(dou4fusi1)=押し豆腐の細切り」のような感覚で食べたのだが、
魚魚はかなりもちもちしてしっかりした歯応え。
お餅っぽい。
もっちり魚魚と、シャキシャキのモヤシ。
歯ざわりのコントラストも楽しい一品だ。
精品香酥鴨(jing1pin3 xiang1su1ya1):89元
ダックのサクサク香り揚げ
(あんまりおいしそうに撮れてませんが)
北京ダックのように見えるかもしれないが、
こちらはローストではなくて揚げたもの。
下味をつけたダックを蒸して、油でゆっくり揚げてある。
「香(xiang1)=おいしい」、
「酥(su1)=ぽろぽろ、さくさくしている」が名前についている通り、
皮がサックサクに揚がっていて香ばしい。
以前、旧ブログで書いた時に調べて分かったのだけれど、
山西省の伝統料理ではなく、
北京の山西料理の老舗、晋陽飯荘が作りだした名物料理。
▼旧ブログの「香酥鴨」についての記事
・【晋老西食府】香酥鴨
(上のリンク先が表示されない方は、こちらのページを試してみてください)
まるのまま出されたダックは、店員さんが小さく切り分けてくれる。
(この揚げせんべい、いらないと思う)
これを鴨餅(ya1bing3)と呼ばれる皮に包んで食べる。
北京ダックと同じ要領だ。
歯ざわりは北京ダックよりもサックサク。
それに香ばしい。
が、油で揚げているだけもたれ感あり。
さんざん食べているにも関わらず、
山西料理レストランに来たら外せないとばかりに頼んだのが刀削麺。
刀削麺と言えば「打鹵麺(da3lu3mian4)=汁気の少ないあんかけ麺」だ。
そのつもりでメニューを繰ったのだが・・・・・・
なんと、汁麺ばかりでシンプルな打鹵麺が載っていない。
王府井大街にも近くて観光客も来るので
シンプルなものでは単価が上げられないとばかりに
お仕着せのメニューを沢山こしらえているのか?
なんてうがった見方もしてしまう。
でもせっかく山西料理の店に来たのに打鹵麺を食べないなんてあり得ない。
そこで聞いてみる。
「トマトと卵とか、茄子とか、普通のあんかけ麺は出来ないんですか?」
「できますよ。」
なんだ、あるんじゃないの。
「じゃあ、それ。」
そしてさらに調子に乗って注文をつける。
「麺とあんを別にして、
麺は6つ、
トマトと卵、茄子のあんを3人前ずつください。」
最初からあんがかかっていると一つの味しか楽しめないので、
麺は麺だけで、あんは別にもらえば
自分で好きなほうを好きなだけかけて食べられるという魂胆。
これ、山西人はよくやる頼み方だ。
が、なんだかうまく通じない。
「私の説明のしかたが悪いのか。はてどう説明したものか。」
と思っていたら、
別の店員さんがすんなりOKを出してくれた。
ほっ。
西紅柿鶏蛋麺(xi1hong2shi4ji1dan4mian4):8元
トマトと卵のあんかけ麺
(麺はないので、トマトと卵のあん)
茄丁刀削麺(qie2ding1 dao1xiao1mian4):10元
ナスあんかけ麺
(こちらも正確にはナスあん)
茄丁(qie2ding1)の丁(ding1)は賽の目に切ったもののこと。
だから茄丁は賽の目に切ったナス。
そして刀削麺(のみ)。
トンカツで言うところの頭とご飯を別々にもらった感じかな。
さて、私はハーフアンドハーフで行こうかな。
では一口。
ズズッ。
うーん、さすがは山西料理レストランの刀削麺!
と言いたいところだったのだが、
これはちょっといただけなかった。
まず、麺がゆですぎ。
そしてあんがしょっぱすぎ。
味の方向性としてはとてもいいのに、残念。
やっぱり麺は灯市口西街にあったほうのお店のほうが断然上だった。
ほかの料理がまずまずおいしかったので、
シメが今ひとつだったのが本当に残念。
とはいえ、
「もうおなかいっぱい!」
「入らない〜」
とかなんとか言いながら、
ほとんどの麺が胃袋に収まっていった。
シメに麺って、危険だ。
▼お店情報
晋陽双来飯荘
東城区灯市口東街100号
010-6513-2668
<アクセス>
王府井大街を北上し、天倫王朝飯店の角を右折して東方向へ。
しばらく行くと右手(南側)にあります。
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