俄国菜(E2guo2cai4)
【ところ:日壇公園/ねだん:?元】
あるのは知っていたけれど、
ずっと行く機会のなかったロシア料理レストラン。
でもよくコメントでロシア料理についていろいろ教えてくださる
Mikhaelaさんから情報をいただいて、
それでは、と腰を上げてみた。
Mikhaelaさんオススメの料理を参考にして頼んだのがこちら。
中国語メニュー名はメモしてくるのを忘れてしまった。
ごめんなさい。
でもメニューには写真がついているので、たぶん分かると思います。
牛タンの冷製
どどんとでっかくて分厚い牛タン。
ちょっと辛いソースつき。
やや単調な嫌いもあるけれど、食べ応えは十分。
紫キャベツとくるみのサラダ
これはオススメされたメニューではなくて、
一緒に行った人が「野菜が食べたい」と言うので後から追加したもの。
ドレッシングでしっかり和えられてしまっているので、
野菜をわしわし食べたいというニーズには合わなかった。
チキン・キエフ
(中国語メニュー名に「基輔」が入っていたはず)
鶏胸肉にハーブ入りのバターをはさんで揚げたカツ。
ウクライナの料理だ。
ちょっとしょっぱかったのが玉に瑕だったけれど、
中からバターがじょーんと出てきて感激!
(この空洞の大きさからみて、かなりのバターが入っていたはず)
以前基輔餐廰(キエフレストラン)で食べたのものは
中からバターが出てこなくて残念だったが今回は満足。
・・・・・・と思っていたら、とんだ勘違いだったことが判明。
あの時頼んだのはチキン・キエフではなくて、
ポジャルスキー・コットレットという名前の別の料理だった。
メニューに「鶏肉奶巻」とあったので
すっかりチキン・キエフだと思いこんでいたけれど、
よく考えてみれば鶏胸肉ではなくて挽肉だった。
じょーんととろけ出してくるバターを期待していたのに、
バターが入っていたらしき空洞があるのみで
盛大にとろけ出してはくれずがっかりしたのだけれど、
単にオーダーするほうの勘違いだったのだ。
自分でオーダー間違いしておいて勝手にがっかりしてるなんて・・・・・・
失礼いたしました。
ところで、
このチキン・キエフには普通フライドポテトがつけあわせになっているのだが、
Mikhaelaさんのアドバイスに従ってマッシュポテトに変えてもらった。
以前ウスリースクに行った時に食べたマッシュポテトがとてもおいしかったからだ。
果たせるかな、
ここのマッシュポテトも
じゃがいもの風味がとてもよく残っていて実においしかった。
ジャールコエ
(「罐燜牛肉」だったかな?)
牛肉の煮込み。
お肉がよく煮込まれていてほろほろ。
濃厚な味かと思いきや、トマトの酸味がきいていてさっぱり。
おいしかったです。
ボルシチ
紅菜湯(hong2cai4tang1)
こちらもかなり薄味に仕上げてあって、とても感じのいい味。
サワークリームを入れるとコクが加わる。
中国人のお客さんの中にはこれをけなしている人もいるみたいだけど、
私は好みの味だった。
リンゴのブリンチキ
ロシア風クレープと紹介されることの多いブリンチキ。
Mikhaelaさんによると、
「クレープとの決定的な違いは、生地が少し空気を含んでふんわりしているところ」
とのこと。
同じくMikhaelaさんから教えていただいたところによれば、
一般的な作り方では、生地にイーストを入れて発酵させる。
ブリンチキはブリヌィを簡単にしたものという意味で、
ではブリヌィは何かというと、
イースト発酵生地を使ったクレープ様の料理。
伝統的なブリヌィはそば粉と小麦粉を使うんだそうだ。
クレープのように焼いたものを期待していたのだけれど、
(そして実際ここのは焼くタイプだったようなのだが)
揚げるタイプに変わっていた。
が、ひるまずオーダー。
【訂正】
これだといきなり揚げて作るように受け取れますが、
いったん焼いてクレープ状にしたものにリンゴを包んで
さらに揚げてあるタイプ=「ブリンチキのピロシキ」とのこと。
Mikhaelaさんから教えていただきました。
ありがとうございました!
(2011/3/7訂正)
揚げてあったのでちょっとヘビーな仕上がり。
案の定少しもたれてしまった。
次に頼む時には揚げずに焼いてくださいとお願いしてみよう。
生地自体はふんわりしっとりしていて、とてもおいしかった。
中のリンゴには特に甘い味付けもなく、ストレートなリンゴの味。
ただ、かすかにローズマリー(?)のようなハーブがきかせてあった。
生地に入っていたのかもしれない。
ソースがわりのヨーグルトに砂糖がジョリジョリ入っていたのにはびっくりしたが、
ヨーグルトの味自体はとてもよかった。
全部は食べ切れなくてお持ち帰りし、
翌日温めなおして改めてゆっくり味わった。
で、思った。
「このふんわりしっとりした食感は何かに似ている・・・・・・」
!!!
思い出した。
エチオピアの主食、インジェラに似ているのだ!
使う粉もテフというエチオピア独特の穀物だし、
ブリンチキにはあそこまで発酵させた酸っぱさはないけれど、
食感はとてもよく似ていた。
でも色はブリンチキのほうが断然きれい。
(インジェラは「酸っぱい雑巾」なんていう人がいるくらい茶色い)
***
このお店、店内の雰囲気は
一昔前の国営系レストランを彷彿とさせるやる気のなさが
厚手のビロードカーテンのように重く垂れ込めており、
正直なところ入った瞬間に「あ、ここだめかも?」と思わせる。
店員のサービスも、お世辞にもよいとは言えない。
メニューによってはいただけないものもあるらしく、
オーダーする時にも注意して厳選することが必要。
なんて書くと、
「じゃあなんで紹介するんだ?」
と言われてしまいそうだが、
この日食べたものはおいしかったのだ。
ちなみにMikhaelaさんによると、ほかのオススメ料理は
・ハルチョー(羊肉と米とトマトのスープ)
・鱒の串焼き
頼んじゃダメな料理は
・ペリメニ(以前は羊肉入りのマズイものだったそうです)
・牛肉ステーキ系(ロシア料理屋全般でオススメしないとのこと)
この日の食事は、
ある店の料理を食べておいしいものに出会えるかどうかは
その店の出している料理をどれだけ知っているかにかかっていることを示す好例。
(私はすっかりMikhaelaさん頼みだったけど。
改めて、ありがとうございました!)
やみくもに頼んで外しまくれば「おいしくないレストラン」という評価になり、
料理を選んで食べれば「おいしいレストラン」になる。
まあ、全部の料理がおいしいにこしたことはないのだけれど、
そのレストランの本領を味わうには
事前の知識や経験もある程度必要だってことだなあ。
後はお店の人からオススメ料理を聞きだすコミュニケーション能力と、
周りのお客が食べているおいしい料理に気づく直感力と、
そしてカンと運と経験かな。
そのためには料理についての知識を増やす努力を怠らず、
失敗を恐れず果敢にチャレンジし、
(オーダーはできる限り自分でしよう!)
おいしいものにあたった時にはしっかりとそれを記憶し、
だめなものにあたった時にはそれを教訓として心に刻む。
食のために費やす時間と金と労力を惜しまない。
作り手だけではなく食べ手にも修行は必要なのだ、
ということを改めて実感した夜だった。
▼お店情報
日壇莫斯科風味飯荘
東城区雅宝路光華路口
010-6586-3217/ 8561-8879
<アクセス>
日壇公園の西南角にあります。
*どうやらかなり「団購」(ネットでの共同購入クーポン)で客を入れている様子。
週末や食事時には席が「団購」で埋まっていることもあるので、
予約がてらお店に確認することをオススメします。
■ayaziのブログ■
北京。おいしい生活。
*旧ブログは現在中国からアクセスできません。
*このリンク先を経由すると見られるかも。
見たいページのURLを貼り付けてGO!してみてください。
■ayaziの本■
「食」の中国語
出版社:東洋書店
価格:1800円(+税)
「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
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北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
出版社:東洋書店
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私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
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超カンタン「食べる」中国語講座と、
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100年近く前にロシアから亡命した人の子孫だという友達が連れてってくれました。友達が選んでくれた料理はどれもおいしかったです。しかしロシア系の人と一緒でなかったらおいしい物にありつけなかったと思いました。
「ロシアの牛肉はまずいから、牛肉を細切れにしてサワークリームで煮たビーフストロガノフというものを発明した」と聞きました。ビーフストロガノフおいしかったですよ!
紫色のサラダは私たちも食べました。このレストランの経営者はオセチア.グルジア地域の人で、クルミを入れるのはオセチアやグルジアの地域の料理の特徴だと友達が言ってました。
確かに指南してくれる人がいないと、外しメニューを頼んでしまいそうですよね。
ビーフストロガノフはおいしいとのこと、次に行ったら食べてみます。
クルミ入りサラダ、おなか一杯に近い時点で頼んだので、実のところあまりじっくり味わう余裕がありませんでした。