鹵粉(lu3fen3)
【ところ:美術館/ねだん:7元】
胡同歩きの名人Yさん(marchさんのほうがいいかな?)が
三聯書店の近くに本場の桂林米粉が食べられるお店があるというので
連れて行ってもらった。
表通りから入った胡同の中にあって、
特別有名というわけでもないのに一部に根強いファンがいるらしい。
なんでも以前ブルータスの北京特集で紹介されていたお店なんだとか。
お店を経営しているのは広西チワン族自治区出身の家族。
北京に増殖している桂林米粉のチェーン店とは一線を画す
本場の味を提供するお店だ。
桂林米粉というとスープ入りタイプの湯粉(tang1fen3)を想像するが、
本場桂林ではスープなしの鹵粉が基本形。
鹵水(lu3shui3)というスパイス入り醤油風味の煮込みダレが味付けのベース。
これがライスヌードルにちょろりとかけられていて、
そこにこのタレで煮込まれた豚肉や漬け物、揚げ大豆などがトッピングされている。
これを「拌(ban4)=混ぜる」して食べる。
単なるタレがけビーフンかと思って侮ってはいけない。
ちゅるんと舌触りのいいつるぷるの米粉はもとより、
それにからまった鹵水自体がすこぶる旨い。
塩気もきつくなく、嫌な化学調味料の味もせず、深みのある味。
トッピングされた豚肉や揚げ大豆、漬け物などが変化を加えて飽きさせない。
ほかにもおかずを頼んでいたので全部食べるのはやめようと思っていたのに、
結局すべて食べ切ってしまった。
途中でやめられない旨さだ。
写真が暗くてよく分からないのが残念だけど、
こんな揚げたお肉も入っていてコクも豊か。
こんな旨いものが、1碗7元!?
なんて素晴らしい。
marchさんは鹵粉を何度か食べたことがあるとのことで、
この日は別のものを頼んだ。
酸笋酸辣湯粉(suan1sun3 suan1la4 tang1fen3):9元
漬けたタケノコ入りの酸っぱくて辛いスープ入りビーフン
やたらと長いメニュー名になってしまったが、
まさにその通りの味。
酸笋好きなら好きになること間違いなし。
「酸笋(suan1sun3)=漬けたタケノコ入り」の大ファンなので
この酸笋酸辣湯粉にも大いに惹かれた。
葛藤の末、やはり基本を押えることにして鹵粉を食べたのだが、
でもやっぱり我慢できなくておかずは酸笋ものを頼んでしまった。
酸笋干魚仔(suan1sun3 gan1yu2zi3):32元
漬けたタケノコと干し魚の炒め煮
干し魚がえらく硬かったのだけれど、
それでもガシガシと食べ続けたくなる深みのある旨さだった。
腐乳蒿子(fu3ru3 hao4zi):10元
春菊の腐乳炒め
「蒿子秆儿(hao4zigan1er)を腐乳風味で炒めた料理。
腐乳風味はただの清炒(qing1chao3)より味に深みが出るのが好きだ。
いやあ、この桂林風味レストランはよい。
お店の人たちがとてもフレンドリーなのもいい感じ。
このお店なら一人ご飯でも行けるな。
▼お店情報
丹桂餐館
東城区崔府夾道(三聯書店の南側の胡同内)
010-6401-4955
<アクセス>
美術館
しばらく行くと、道の北側(左手)にあります。
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嫁さんが桂林人なので何杯も食べましたが、よその土地ではまともな米粉はないと聞いていました。
今年の春節は帰省しないので、写真見てて日本で食べられたらいいのにって思いました。
店に一歩足を踏み入れたとたんに酸笋の匂いが強烈に漂ってくるのが、ファンにとってはたまらないですよね〜。
干し魚は、私もこのとき初めて食べましたが、本当においしかった!注文して下さったayaziさんに非常感謝!
http://blogs.yahoo.co.jp/jimmy_arakawa/44474508.html
筍が付いてきましたが、↑の4枚目の写真のように日本のメンマそっくり。彼女たちは、桂林米粉に一緒に混ぜて食べるものだって言うんです。
チェーン店ではなく、こういう個人経営のお店だと本場の味が食べられるところがあるみたいです。
日本では「麺もの=スープ麺」というイメージが強いので、こういった混ぜるタイプの麺はあまり歓迎されないのでしょうか。
こちらにいると汁麺を食べる機会のほうがむしろ少ないんですけどね。
こちらこそ、教えていただいてありがとうございました!
今度一人米粉してみます。
(あ、でもまたmarchさんを誘っちゃうかも)
干し魚、かなりかたいのに妙に後を引くおいしさでしたね。
また他のメニューも試してみましょう!
メンマ様のもの、酸笋ではないでしょうか。
酸っぱかったということですが、発酵による酸味ではなかったですか?
桂林米粉(に限らず、チワン自治区の料理)では欠かせない食材です。
豚のコブクロと一緒に炒めた料理もとても有名です。
やっぱり酸笋だったのですね!
酸菜を使った料理だと、たまに酢を足しているんじゃ?と思えるようなわざとらしい酸味がするものもありますが、酸笋ではそういうのに出会ったことはありません。
日本人が発酵の酸味に敏感なのは、漬け物を食べなれているからでしょうか?
こっちの漬け物は醤油などで濃く味付けされたものが多いので、あまり感じていないのかもしれませんね。
酸笋の匂いと味は中国人でも苦手な人が多いようですね。
メンマは面碼(児)ですよね、きっと。
日本人が「これは何だ?」と聞いた時に、「面碼(児)」(「麺にのせる具」という意味で)という答えが返ってきたので、「干したタケノコの煮たもの」=「メンマ」になってしまったのだと想像しています。
北京で本物の桂林米粉を探し彷徨っでいるところ、ayaziさんのブログで遂に見っけ!未だ行ってませんが、写真から本物と確信しました!
廣西同郷からの情報ではなく、日本の方から知ったとは桂林米粉も随分と有名になったね。
ちなみに廣西南寧の名物干lao粉を召し上がったことありますか?これは日本人の口にとても合うなかなか美味しいですよ。
料理がおいしいだけでなく、廣西の人は穏やかでいい人が多いのも自慢です。
嬉しい情報ありがとうございます!
コメントありがとうございます。
写真ですぐに本物と確信されるとは・・・すごい!
広西の駐京弁レストランには何度か行ったことがありますが、干lao粉は食べたことはないです。
今度見かけたら試してみますね!