海鮮大排档(hai3xian1 da4pai2dang4)
【ところ:舟山・沈家門/ねだん:不明】
もう暑い盛りのことだから4ヶ月近く前のことになってしまうけれど、
世界三大漁港と中国が胸を張る
浙江省は舟山の沈家門漁港で海鮮を食べた。
浙江省滞在中に案内をしてくれた受け入れ先から、
「夜は“大排档”なんだけど、大丈夫ですか?
食べられますか?」
と心配されていたけれど、私はほくほく。
だって、1週間近くの浙江省滞在中、
ずっとホテルのビュッフェやレストランでの会食続きで
ちっとも地元のものが食べられずげんなりしていたのだ。
西洋人の多い団体だったので、
彼らのために中華料理以外のものも食べられるところを手配しようとすると、
どうしてもホテルになってしまうということなのだろう。
彼らにとってはありがたい配慮なのだろうが、
私にとってはきつい仕打ち。
せっかく別の土地に来たのだから、
やはりその土地のものが食べたいではないか。
フードコートで中華の海鮮料理ということで、
西洋人たちが食べつけないかもしれないとの配慮からか、
当日の昼食時にも
「夜は“大排档”だから、
もし衛生面が気になって食べられないという人がいたら、
お昼にたくさん食べておいてください!」
と念を押されていたので、かえって期待がふくらんでいた。
「夜食べられないかもしれないから昼のうちに食いだめしておけ」
なんてわざわざ言うくらいだからどれだけものすごいところからと思ったら、
意外とこぎれい。
ちょっと拍子抜け。
何か起こったら大事だから、念には念を入れて注意ってことなんだろうな。
海際のほうに客席、
道路に面したところに食材がガーッと並べてある。
メニューはなく、
食材の中から好きなものを注文して調理してもらうスタイルだ。
この日は残念ながら食材選びも調理法もすべてお任せだったので
自分であれこれ選ぶ楽しみはなし。
ひたすら食うのみ!
モンゴウイカ(スミイカ)の卵巣の煮物
*自称「市場オタク・サカナくん・魚狂い」のおおたまさんから
コメントいただきました。
(以下、おおたまさんに教えていただいた食材名は赤字で表示)
この形状から察するに、モンゴウイカ(スミイカ)の卵巣とのこと。
クラゲの和えもの
ゆで落花生
ムール貝
魚と漬け物のスープ煮
蒸してあるのかも。
タチウオ(?)の唐揚げ
ゆで海老
蒸し貝
オキシジミと、あと巻貝は何ていうんだろう?
巻貝は「ツメタガイとイボニシ」っぽいとのこと。
スルメイカ(?)とタコの煮付け
お酒はこれ。
海仙配(hai3xian1pei4)
ヤマモモ酒
楊梅(yang2mei2)=ヤマモモを白酒に漬けたもの。
私の周囲には、
海鮮を食べる時には決してビールは飲まない、という人が多い。
海鮮は体を冷やす食べ物なので、
同じく体を冷やす性質のあるビールは避けるべき、
というのが彼らの理屈だ。
ましてや冷たいビールなど言語道断。
浙江省滞在中の受け入れ先のスタッフも同様で、
「海鮮を食べる時にはビールは飲まないでください。
前にそれで体調が悪くなった人がいました」
と事前に注意をしたくらい。
でもねえ、暑い盛りに島内をあちこち視察した後だもの、
キーンと冷えたビールをキュキュッと行きたいじゃあないの!
ということで、私は構わずビールをぐいっ。
ただしこの海仙配ももちろん味見。
以前自分でもヤマモモ酒を漬けたけれど、まあだいたい同じ味。
私は氷砂糖を入れないで漬けたが、これには入っていた。
(ような記億が・・・なにしろ暑い時分のことなのであいまいですが)
これが意外といける。
本当の左党は邪道と一蹴するかもしれないけれど、
私はオッケー。
オオシタビラメの蒸し物
イシモチの煮物
ワタリガニ
タチウオ(奥)とマナガツオの蒸し物
このタチウオがふわふわで絶品!
タチウオって、こんなに身のふっくらしたやわらかい魚なんだなあ。
北京にいるとべたーっと平たい骨ばかりのタチウオばかりだけど、
これを食べてタチウオのおいしさを再認識した。
アマダイの唐揚げ・甘酢あん
テナガミズテングの煮付け
にゅるっとした粘質の魚。
地元の人に名前を聞いたけど、残念なことに忘れてしまった(<痛恨!)。
このぬるぬる具合からして、
テナガミズテングかな〜と思うのだけれどどうだろう。
身はふっくらしていてとてもおいしい。
ジンドウイカ(ヒイカ)と葉ニンニクの炒めもの
イカと一緒に炒めてあるのは、
ニラじゃなくてたぶん葉ニンニクだと思う。
魚卵と豆腐のうま煮
魚唐揚げいろいろ盛り合わせ
このシマシマ君は何?
魚の揚げ煮
青菜の炒めもの
焼きビーフン
この固焼きそばみたいなカリカリ焼きビーフンもまた絶品だった。
これ、もう一度食べたいなあ。
1テーブルに10人くらいはいたけれど、
それにしてもすごい量だなあ。
まさに海鮮攻撃。
ごくっと冷たいビールで喉を潤した後は、
アドバイスに従ってひたすら海仙配をぐびび。
おかげでお腹も壊さず、翌日は無事北京への帰途についた。
***
ところで、舟山はよいところだった。
こーんなきれいな砂浜もあって、夏は海水浴もできる。
(いったいいつの話なんだか・・・)
住むのは大変かもしれないけど、
上海からなら1泊くらいでちょっと遊びに行くのにいいかも。
【おまけ】
海岸近くで売られていた果物。
ニガウリかと思って聞いてみると、
売り子のおばちゃんは「甘い」と言うので味見。
ほんとだ、甘い。
「何っていう果物なの?」
「“×%#&”嘛!」
「え?何ですか?」
「“×%#&”嘛!」
中国人の同行者も一緒になって聞いたけど、
結局聞き取れるのは語尾の「嘛(〜だよ!)」のところだけで
肝心の“×%#&”は分からずじまい。
このニガウリもどき、何だったんだろう。
→Yumikohimeさんからコメントで教えていただきました。
ニガウリもどきは「もどき」ではなくて本当にニガウリ。
ニガウリは熟すと甘くなるのだそうだ。
「もう少し熟すとアケビみたいにぱっくり割れて真っ赤な種が出てきます」とのこと。
青いうちの苦さからは想像できない甘さだった。
驚き!!
Yumikohimeさん、ありがとうございました!
▼お店情報
舟山・沈家門漁港
浙江省舟山市普陀区濱港路
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北京。おいしい生活。
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いったい、いつの話なんですか・・・舟山のことは・・・
海と言いますか風景、思っていたより、綺麗ですね。
こりゃ、来年は、娘とカアちゃんと、一緒に行って見るべえ・・・
焼きビーフン、なんか、上海のかた焼きそばの両面黄っぽい。
舟山群島ですか〜、イイっすね。
水産基地でもあり、中国の海釣のメッカでもありますからね。さて、
市場オタク・サカナくん・魚狂いとして、写真及び文章から推察される魚種特定を試みてみたいと思います。長くなりますが、ご容赦のほどを。
【イカの卵巣の煮物】(6枚目)→この形状から察するに、コレはモンゴウイカ(スミイカ)の卵巣(イカキン?)でしょう。
【タチウオ(?)の唐揚】(11枚目)→銀色の皮の部分がソレっぽいですが、コレだけでは判然としませんね。
【蒸し貝】(13枚目)→オキシジミ以外のヤツらは、ツメタガイとイボニシっぽいですね。
【イカ(?)とタコの煮付け】(14枚目)→コレだけではイカの種類は特定出来ませんが、スルメイカっぽいですね。
【舌平目(?)の蒸し物】(16枚目)→この長細い形状と黒っぽい皮目は恐らくオオシタビラメだと思われます。
【イシモチ(?)の煮物】(17枚目)→このアタマや背鰭の具合からすると恐らくイシモチ(キグチ)でしょう。もしかしたらニベかも知れませんが。
【タチウオとマナガツオ(?)の蒸し物】(19枚目)→ご名答!
【アマダイ(?)の唐揚・甘酢がけ】(20枚目)→アタマの形状からするとアマダイっぽいのですが、もしかしたらイラかも知れません(でも、細長いからやっぱアマダイかな?)。
【テナガミズテング(?)の煮付け】(21枚目)→そのヌルヌル具合とピョコンと立った胸鰭、舟山と言う土地柄を考え合わせると、矢張りテナガミズテングでしょう。
【イカと葉ニンニクの炒め物】(22枚目)→これはその大きさから判断するに、ジンドウイカ(ヒイカ)と思われます。
【シマシマ君(?)】(25枚目)→ヒレの形状からするとハタの仲間っぽいのですが、こういうシマシマやこのオレンジっぽい色はハタでは見掛けませんねぇ。もしかしたら、ヒメジの仲間かも知れませんが、カオを見んコトには判別出来ません。
おおたま
かれこれ4ヶ月近く前のことになります。
たまりにたまってこんなことになってしまいました。。。
舟山は本当にきれいなところでした。
海もとてもきれいで、ここなら泳いでもいいな、と思いました。
海の家みたいなのもありましたよ。
来年の夏にぜひどうぞ!
わあーっ、すごい!
さすがは「市場オタク・サカナくん・魚狂い」のおおたまさん。
ありがとうございますっ!!
後ほど記事本文にも反映させていただきます。
イラはアマダイよりちょっとずんぐりしてるんですね。
イカの種類もいろいろで、勉強になりました。
食材関係、もっと真面目に勉強せねば!