過油肉拌麺(guo4you2rou4 ban4mian4)
【ところ:車公荘/ねだん:13元】
拌麺(ban4mian4)は混ぜ麺のこと。
過油肉(guo4you2rou4)は山西省の名物料理の名前でもあるけれど、
ここでは肉入りの野菜炒め。
麺の上にかけるソースの役割を果たしている。
中国語の名前はついているが、
ウィグル料理が好きな人には
ラグメン(もしくはラグマン)のほうが通りがいいかもしれない。
北京を代表する麺の炸醤麺も、
上海に行ったら絶対に食べたい葱油麺も、どちらも拌麺。
上にかけた具やタレと麺を混ぜて食べる。
炸醤麺も葱油麺もどんぶりに入っているが、
ラグメンは平たいお皿にのってくる。
上にのっているのはトマト味の肉野菜炒め。
この麺が、半端なくしこしこ。
海碗居の炸醤麺の麺(特に水でしめた「涼的」)も
北京の麺としてはかなりこしがあるほうだと思うが、
それでも日本人が麺に求めるしこしこ感とは距離がある。
が、ラグメンの麺のこしはすごい!
ごいんごいんの、しっこしこ。
さらにこの麺の「活きのいい」こと!
ピチピチとはねるような元気さで、取り分けるのに一苦労した。
▼作り方については、酒徒さんのこの記事が詳しいのでぜひどうぞ。
(↑いいなー、こんなの食べてみたい!)
この手延べうどんを思わせる麺にかかっているのが
トマトソースっぽい肉野菜炒めっていうのが日本人には意外。
トマトうどん?
北京でこしの強い麺が恋しくなったら、
烏魯木斉市駐京弁餐廳へ!
ほかのウィグル料理レストランのラグメンも
まずまずのしこしこ感が味わえるのでは?
***
ほかに食べた料理はこちら。
(店内暗くて、写真が全然いけてません・・・涙)
黄瓜牛肉(huang1gua1 niu2rou4):22元
キュウリ・トマト・牛肉の和えもの
新疆椒麻鶏(Xin1jiang1 jiao1ma2ji1):35元
鶏肉の山椒風味和え
新疆紅柳烤肉(Xin1jiang1 hong2liu3 kao3rou4):8元(1本)
シシカバブ
黒椒羊脊(hei1jiao1 yang2ji3):88元
羊肉の黒胡椒焼き
大盤鶏(da4pan2ji1):48元
鶏肉とジャガイモのピリからビール煮込み
小香芹爆羊肚(xiao3xiang1qin2 bao4 yang2du3):38元
セロリと羊モツの炒めもの
巴楚扒菜胆(ba1chu3gu1 pa2 cai4dan3):98元
新疆産キノコとチンゲンサイの炒めもの
雪梨西芹(xue3li2 xi1qin2):22元
ナシとセロリの炒めもの
甘くてしょっぱいどっちつかずな感じがミソ。
白玉羊肉湯(bai2yu4 yang2rou4tang1):25元
大根入り羊スープ
白玉団子入りではありません。
大根のことだって。
手抓飯(shou3zhua1fan4):15元
ポロ
いつ頼んでも、一番最初に出てくる。
新疆では最初に食べるものなの?
芝麻饟(zhi1ma2nang2):6元
ゴマつきナン
自制酸奶(zi4zhi4 suan1nai3):6元
自家製ヨーグルト
▼これまでの「烏魯木斉市駐京弁餐廳」関連記事
・【烏魯木斉市駐京弁餐廳】手撕羊排
・【烏魯木斉市駐京弁餐廳】巴哈力
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・【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆菜
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・【烏魯木斉市駐京弁餐廳】新疆涼粉
▼新疆料理探訪(旧ブログ)
・【新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)】新疆菜
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▼お店情報
烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)
(ウルムチ市の北京駐在事務所レストラン)
車公荘大街北里1号
010-6836-2795
<アクセス>
地下鉄2号線「車公荘」駅下車。
車公荘大街を西へ向かい、車公荘北街にぶつかったら右折。
しばらく歩くと道の左手に看板が見えてきます。
*新疆ウィグル自治区のレストラン、
新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)とお間違えのないように!!
■ayaziのブログ■
北京。おいしい生活。
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■ayaziの本■
「食」の中国語
出版社:東洋書店
価格:1800円(+税)
「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
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北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
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私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
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さて、北京でよく見かけたシシカバブですが、あのモンゴルスパイスは調合品で売っているのでしょうか???
また行ってみたいお店が増えてしまった〜
いつもながらおいしそうですね〜
ウイグル料理も大好物です。
私が初めて手抓飯を食べた場所はロシアでした。ウズベク人の血を引くロシア国籍の友人が作って食べさせてくれました。ロシア語では手抓飯はウズベクスキー・プロフ(ウズベクのピラフ)といって、もともとウズベクの郷土料理だと友人は言っていました。ウズベク人たちは冠婚葬祭では必ず手抓飯を作って客にふるまうそうです。結婚式などで大量に作ってふるまう場合、使うニンジンだけで10キロになることもあるそうですよ。
さて、手抓飯が出てくる順番についてですが、私の持っている文献では「手抓飯は宴会の最後にその家の主人がお客様にふるまうもの。それを食べずに帰るのは招待してくれた家に対して失礼にあたる」というのしか見つかりませんでした。ただし、これは旧ソビエトのウズベク人の話で、中華人民共和国の領土内のウイグル人の習慣は分かりません。
鶏肉とジャガイモのピリからビール煮込み、おいしいですよ!
これは厳密に言うとウィグルの料理ではなくて、四川料理の影響を受けて出来た新しい料理だそうです。
シシカバブのスパイスは、調合品を買おうと思って探したことがないので分かりませんが、クミンシード、粉末状唐辛子などはスーパーや市場のスパイス店などで買うことができます。
牛街の牛羊肉市場にはシシカバブキット(串とか、炭を入れる容器とか)が売られているので、そこに行けばそれらしいスパイスがまとめて売られているかもしれません。
インゲンって、日本だとあまり炒めて食べないですよね。
そのせいか、こちらに来てあの料理に出会った時には衝撃的な感動を覚えました。
ロシア語では「ウズベクのピラフ」ですか。
手抓飯食文化圏は広いのですね。
手抓飯(ポロ)のルーツはどのあたりなんでしょうね。
ピラフと考えると、ウィキにはトルコがルーツで、そこから中央アジアに伝わったとありますが。
そういえば、以前行った北京のペルシャ料理レストランにも似た感じのピラフがありました。
インドのビリヤニも同じ系譜のものでしょうか。
このお店で手抓飯がいつも最初に出てくるのは、実は作り置きしているのですぐ出るという単純な理由ではないかと思っています。
手抓飯は人気メニューで、遅い時間になると売り切れてしまうこともあるんです。
だからお店側も注文が入ったらすぐに出しちゃうのではないか、と。
オーダーが入った分をお取り置きしておいて、食事の最後を見計らって出すなんていうことはやってくれないということではないかと想像しているのですが、果たして真相は?
今度ウイグル人の友人に聞いてみます。
長年の疑問があるので、質問させてください。
ご多忙のところ面倒をおかけして、すみません。
新彊の拌面は拉条子という名称もありますが、新彊の拌面と拉条子はどう違うのでしょうか?
ロシアでも新彊のと同じラグマン、手抓飯、羊肉串、ナンは人気があります。ナンはウズベク人がモスクワの街角で売ってるのを見たことがあります。
さいたま市のウイグル料理屋のサモサは、「あ、ピロシキ」と思ったくらいオーブン焼きピロシキそっくりでした。(本当はピロシキが「サムサに似てる」のでしょう)
東京のロシア料理屋で有名な「ロゴスキー」には、ラグマンも手抓飯(中央アジア風ピラフ)も羊肉串(シャシリク)もメニューにあるんですよ。
羊肉串の起源はコーカサスのケバブ(シャシリク)で、ロシア人は夏に野外でシャシリクパーティーをするのが大好きです(ロシアとの比較ばかりですみません)
ちなみに伝統的なコーカサスのシャシリクもタマリスクの枝に肉を刺して焼くのです。
手抓飯は、先に書いたウズベク人だけでなく、トルクメニスタン出身の友達、アゼルバイジャン人の友達にも食べさせてもらいました。私の知り合いには、アフガニスタン人に手抓飯を作ってもらった人もいます。
8年前に中国のウイグル料理屋で始めて「手抓飯」を食べたとき、ジョン・レノンのイマジンの一節を思い出しました。
ウイグルのいくつかの料理と同じものは本当に広い地域で「地元の民族の料理」なんですね。
拌面と拉条子の件ですが、さきほどウィグル族の友人に聞いてみたところ、「同じものだけど呼び方が違うだけ」とのことでした。
どちらもラグメン(ラグマン)の中国語名ということのようです。
(ただ、個人的には拉条子は麺そのもののことで、拌面は肉野菜炒めをのせて混ぜて食べる料理のことを指しているような感じもしています)
「本当に広い地域で『地元の民族の料理』」というコメントを拝読して、米原万里さんのご著書「旅行者の朝食」にある「トルコ蜜飴の版図」を思い出しました。
こちらのほうはさしずめ「ラグメンの版図」ですね。
いずれラグメン紀行でもやってみようかなあ(ほとんど冗談、でもちょびっと本気・・・)
拌面と拉条子について、長年の疑問が解決しました。
「ラグマン紀行」、ayaziさんの書かれたものなら、米原万里先生級のど迫力記事になりそうですね。是非是非、なさってください。楽しみにしています。
・・・ちなみに、ロゴスキーのラグマンは、うどんのごとき汁麺なのですが、こんなのアリですか?参考までにhttp://www.rogovski.co.jp/recipe/lagman/index.html
ayaziさんから米原万里先生のお名前とあのハルヴァのお話が出て嬉しいです。私事で申し訳ないですが、米原万里先生には、幸運にも、私は知り合いのひとりに加えていただけたのです。
中国から休暇で日本に帰ったときに、お手伝いをするために米原先生のお宅に行ったこともありました。米原先生も食べ物については大変に興味をお持ちで、お料理も得意でいらして、中国の食べ物やロシアの食べ物について、お家でよく興味深いお話をして下さいました。某テレビ局が餃子のルーツをたどる番組を制作したとき、ロシア国内での通訳をなさったのは米原先生です。(ペリメニも取材しましたから)
米原先生がご著書に書かれた先生の妹さんの飛行機の中での「おお!麻婆豆腐!麻婆豆腐!!」のお話もご存知ですよね?(あれは笑えます)
例えば「うどん」を例にして考えてみると、「ぶっかけうどん」も大くくりでは「うどん」、「かけうどん」も「うどん」、「ざるうどん」も「うどん」と言うこともできるのと同じように、「ぶっかけラグマン(過油肉拌麺)」も「ラグマン」、ロゴスキーの「汁うどん風ラグマン」も「ラグマン」というように、「ラグマン」が料理名として使われることも麺の種類として使われることもあるということではないでしょうか。
それにしても、Mikhaelaさんが米原万里さんとお知り合いだったとは!
米原さんのエッセイ、大好きです。
特に食にまつわるもののファンで、食を切り口にして歴史、民俗、文学へと自由自在に展開していく食と知の大紀行にいつも魅了されています。
「おお!麻婆豆腐!麻婆豆腐!!」の話、ありましたね〜!
どのお話だったかな?と『旅行者の朝食』を繰ってみましたが見つからず。
そうしたら『魔女の一ダース』のほうでした。
ayaziさんのブログも「美味しい念力」たっぷりですが、万里先生が食についてお書きになった文章も「美味しい念力」たっぷりで、読んでいるとその料理が食べたくなってしまいます。
「魔女の1ダース」は特に第8章に、中国人兵士たちが砂漠の中で作った鹿肉の餃子の話や、キルギスの羊のアブラに浸ったチャーハンの話など、「中国の食」関係の興味深い話が多いですよね。(キルギスは、中華料理屋のチャーハンだけでなく、手抓飯も=キルギスもウイグルなどと同じ食の文化圏ですから=すごい量の羊の脂に浸っていて、普通の日本人は、まず完食できないレベルだと聞いてます。)
万里先生、餃子が大好きでいらしたんですよ。追悼会のパンフに「好きな食べ物=ギョウザ」と書いてあります。
ご多忙のところすみませんが、メールいただけますか?
ayaziさんへの御礼にステキな写真をお送りしたいので。
メールお待ちしています。
「美味しい念力」、こめようこめようと思っていますが、米原万里さんほどには強くこめられず、まだまだ修行が足りません。
鹿肉餃子のお話も楽しく拝読しました。
米原さんは餃子がお好きだったのですか。
中国でもきっといろいろ召し上がったのでしょうね。
餃子談義をさせていただけたらどんなにか楽しかったでしょうに・・・
(本当に機会があったかどうかはさて置き)亡くなられたのが本当に残念です。
本日アップされていた海鮮料理の最後にあった果物は、苦瓜の熟したものです。あの苦さからは想像できない甘さでしょう。もう少し熟すとアケビみたいにぱっくり割れて真っ赤な種が出てきます。
ありがとうございます!
ニガウリもどきは、もどきではなく本当にニガウリだったのですね。
おっしゃる通り、想像を大きく上回る甘さでした。
あの苦いニガウリがあんなに甘い果物(?)に変身するとは・・・驚きです!