2010年11月20日

【潮香洲】蝦蟹粥

エビカニたっぷり海鮮粥
蝦蟹粥(xia1xie4zhou1)
P1260523.JPG
【ところ:朝陽門外/ねだん:200元(5人分で)】

お粥は「主食」カテゴリーだろ?
というツッコミもあるかと思うのだけれど、
あまりに豪快な大鍋に入ったお粥だったので強引に「火鍋」カテゴリーへ。

この「お粥鍋」は、潮香洲というお店のもの。
朝陽門からちょっと離れた住宅街の一角にある
本当に目立たない、というかものすごく探しにくいお店だ。

どんだけ探しにくいかって言うと、
表看板はロシア語なのだ!

P1260516.JPG

「潮香洲」の看板は
壁の赤で囲んだところにひっそりと掲げられている。

P1260518.JPG

いや、看板でもないか。

このロシア語の看板は実は潮香洲の看板ではない。
潮香洲の手前にあるロシアのパン&食品店の看板なのだ(たぶん)。

入口を入ると中にはロシアのパン&食品店があり、

P1260520.JPG

その奥がお粥屋さんという不思議な作りになっている。

麦子店にあるこのお店も、
手前は羊肉串屋、奥が四川料理屋という複数店舗同居型のお店だったが、
ちょうどそんな感じ。

さて、このお店でお粥を食べるには予約が必須。
人気店だからというのもあるけれど、理由は別にある。

予約は予約でも席ではなくてお粥を予約するのだ。
お店に着いてからお粥を注文するのではなくて、
注文に合わせてあらかじめお粥を作って待っていてくれるのだ。

私が行った日は、この日の集まりの幹事さんが
お店に電話して人数と何をお粥に入れたいかを頼んでおいてくれた。
この日頼んだのは蝦と蟹入りの海鮮粥。
幹事さんいわく、
「蝦だけでもいいんですけど、やっぱり蟹が入ったほうがおいしいんです。
 蟹は早く頼まないとなくなっちゃうんですよ!」

予約して食べるお粥なんて初めて。
どんなお粥が出てくるか楽しみにしていると・・・

予約した7時になると同時に、
お粥がなみなみ入ったどでかい土鍋がどん!

P1260521.JPG

これで5人分。
すごいよこれ、魔女のスープみたいだ。

P1260522.JPG

ぱっと見るとただのお粥だけど、
中にはエビとカニが隠れている。

P1260524.JPG

さて、一杯目。

P1260526.JPG

エビはサイマキエビかな?
半分に切ってあって食べやすい。
蟹は内子がいっぱいで贅沢!

P1260534.JPG

他にも干した貝柱やザーサイと思しき漬け物も入っていて
半端なく濃厚なうま味だ。
5日間くらいに味わううま味をこのお粥に凝縮した感じ。
濃厚な出汁なのでくどくなるかと思いきや、
セロリのみじん切りが入っているおかげで飲み口は意外とさっぱりしている。
ちなみに田七人参も入ってた。

これは・・・旨い。
しばし無言でお粥と向き合う。

そういう人が多いからなのか、店内は満席なのに妙に静か。
もちろん会話はあるのだけれど、
大声でしゃべったり騒いだりしたりする人がまったくいない。

まあ、ちょっと体調が優れないからお粥でも・・・
という人が集まっているからかもしれないけれど、
実は他に理由があった。

お酒が出ていないのだ。

何しろ席に着くなりお粥がドン!である。
食事が始まったらいきなりシメに入ったようなものだ。
ご飯を口にするともう酒は入らない、という人もいるくらいで、
こういきなりお粥が出てきてはまったく飲む気にならない。

おかげで私たちもすっかりビールを頼むのを忘れていた。
途中でFさんが蟹の殻を喉につまらせて、
ようやく飲物がないことに気づいてビールを2本オーダー。
しかし、この2本すら飲みきれなかった。

ビールのかわりにひたすらお粥を「飲んだ」。
(中国語ではお粥は「食べる」ではなく、「飲む」)。
一人当たりノルマ5杯。
いや、ノルマというわけではないんだけど、
なぜかみんなして
「あたし3杯目!」
「えっ?まだ2杯も行ってないのに。」
「5杯目、行きまーす!」
なんてことをやっていたらいつの間にか5杯がノルマになってしまったのだ。

1人5杯のノルマを達成して、
5人前のお粥を4人で(1人欠席になってしまったので)ほぼ平らげた。
最初の一杯も美味だったけれど、
鍋底をすくうようにして食べた5杯目もうま味が凝縮していい味だった。

ところで、このお店にはメニューがない。
お粥も人数と入れるものを伝えて注文するだけ。
ほかの料理はどうやらなんとなく頼んでいるっぽい。

この醤肘花は、
「肉はいる?」と聞かれて「いります」と答えたら出てきたもの。

醤肘花(jiang4zhou3hua1):28元(どうやらそうらしい)
豚肉の煮込み(チャーシュー)

P1260527.JPG

よーく煮込まれていて、脂身とろとろ。
ゼラチン質のところなんて、ぷるっぷるのとろとろりん。

P1260531.JPG

少し味が濃い感じもしたのだけれど、
一緒についてくる餅(bing3)でくるんで食べるとちょうどいい。

P1260529.JPG

醋溜土豆絲(cu4liu1 tu3dou4si1):?元
細切りジャガイモのお酢炒め

P1260528.JPG

幹事のHさんが
「私この間これ一人で食べちゃいました!」
と言うオススメ料理。

確かに旨い!
何か分からないのだけれど、
普通の醋溜土豆絲とは違う調味料が入っていて、
それが実に食欲をそそる!

すると次の料理を運んできたこのお店の阿姨が、
「醤肘花と一緒に餅にはさんで食べるといいのよ」
と教えてくれた。
さっそく試す!

P1260532.JPG

阿姨!これいけます!

拍黄瓜(pai1huang2gua1):?元
叩きキュウリの和えもの

P1260530.JPG

辛味と酸味のきいたちょっと変わった拍黄瓜。

小葱摊鶏蛋(xiao3cong1 tan1ji1dan4):?元
葱入り玉子焼き

P1260535.JPG

隣のテーブルで頼んでいておいしそうだったので私たちも注文。
ちょっと塩気が強くてみなさんは箸があまり進んでいなかったけど、
私は結構ツボにはまった。

で、これだけ頼んで全部で270元。
4人だったので1人70元弱。
お粥を食べに行ったと思うとちょっと割高感はあるかもしれない。
でもエビとカニがたっぷりで半端なくおいしいこのお粥なら、
そのくらい払う価値は十分あると思う。


▼お店情報
潮香洲
朝陽区神路街日壇晶華15号楼1階
010-8562-2614
P1260516.JPG
<アクセス>
地下鉄2号線「朝陽門」駅から朝陽門外大街を東へ。
人寿大廈のある交差点を南に曲がり、最初の十字路を左折。
昆泰国際公寓と朝外MENの間の道を東へ進み、
最初の信号を右折してしばらく行ったところ。
道の左手(東側)、朝陽区人民政府の向い側にあります。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(4) | 火鍋(鍋料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
豪快に見える料理ですね!!
全体的にワイルドな造り方だと思います

こちらだと煮魚の煮こごりをご飯に乗せてとろけさせながらいただくところですが、チャーシューの煮こごりがプルプルでとっても目の毒でした(笑)
Posted by katka(かてぃか) at 2010年11月20日 09:45
>katka(かてぃか)さんへ

返事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした!

豪快な「魔女のスープ」お粥でした。
ワイルドですが、決して雑ではなくて、とても滋味深かったです。
また食べたい・・・

チャーシューも実に美味でした。
これもまた食べたいです。
Posted by ayazi at 2010年11月26日 17:48
いぐっ!!行きたいっ!!
次回行く時は連れて行ってくださいっ!!
Posted by りーゆえん at 2013年01月11日 14:04
>りーゆえんさんへ

ははは。
力の入ったコメントをありがとう。
今度行く時は声かけますね!
Posted by ayazi at 2013年01月11日 14:40
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