2010年11月16日

【金色涼山】彝族私房菜

彝族料理
彝族私房菜(Yi2zu2 si1fang2cai4)
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【ところ:北鑼鼓巷/ねだん:記事参照】

駐京弁レストランを食べ歩く会で、蘭州駐京弁レストランへ。
蘭州駐京弁レストランはすごく分かりにくいところにあるからと、
幹事さんが写真入りの行き方案内まで用意してくれたというのに、
当日になっていきなり「改修で三日間休業」であることが判明。

ありえーん。

ちなみに店からは何も連絡なし。
念のために、と幹事さんが電話してみて初めて発覚した。

ありえーん。

直接行っていたら、お店の前で一同呆然とするところだった。

前置きがやけに長くなった。

そんなわけで急遽行き先をこの四川省の彝族の町、
涼山市彜族自治県の駐京弁レストランに変更し、
思いがけず彝族料理を楽しみことになった。

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北京の原宿(?)、南鑼鼓巷の北にある北鑼鼓巷にできた新しいレストランで、
お庭もあってなかなか気持ちのいいお店。

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ゆったりした空間ではあるものの、
しつらえ的には質素で素朴な感じの店内。

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しかし、その本当の姿は地下に眠っていたのだ。

トイレを使いに地下へと下りていったところ、
そこにはまるで地下宮殿のような豪華な白亜の個室がいくつも準備されていた。
ホール席が普通の四合院作りでどちらかと言えば質素な内装なのに比べて、
異様なほどの豪華なしつらえだ。

しかも個室は最低消費額が2000元!
私たちは11人でも800元に満たなかったので、
お呼びでないって感じ?
(でも、予約時に幹事さんが「一度行ったことがある」と言ったら、
「じゃあ常連さんだから最低消費はなしでもいいですよ」だって。
 一回行けば常連?)

「あの豪華さは、やはり駐京弁が汚職の温床になっている証拠では?」
「地下には超豪華な個室があるのに表向きは質素だなんて、
 カモフラージュに違いない!」

思わずいろいろ邪推。

さて、またまた前置きが長くなった。

本題の料理は肉がメインのワイルド系。
山奥の少数民族系の人たちにとってご馳走と言えば
豚を屠って作る一頭丸ごと使ったものだと聞いている。
屠ったからにはすべての部位をむだなく食べる!
肉中心のこのラインナップになるのは当然と言えば当然かもしれない。

店員さんに相談しながら、
彝族料理と思われるものをいくつか頼んでみた。

香辣鵝腸(xiang2la4 e2chang2):28元
ガチョウの腸のピリ辛ダレ

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ガチョウの腸は鍋の具以外では初めて食べた。
改めてじっくり向き合って食べてみると、
脂っこくないのにモツのうま味もあってなかなかいい食材なんだな。

臘味双拼(la4wei4 shuang1pin1):48元
彝族風腸詰と干し豚肉の盛り合わせ

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坨坨肉(tuo2tuorou4):48元
彝族風ゆで豚肉

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ザ・彝族料理の坨坨肉。
彝族の人たちにとってのご馳走であり、最高のもてなし料理であるという。
坨(tuo2)は塊状のものを数える量詞。
坨坨肉は豚や羊、牛の肉を固まり状に切って塩ゆでした料理のこと。
本来は塩と唐辛子程度のシンプルな味付けで供されるもののようだが、
このお店ではこぶミカンのきいたタイ料理っぽい風味のタレがかけられていた。

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彝族料理の楽しみは、この食器。
中国では珍しく漆器を多用する。
鮮やかな色合いで大胆な図柄を描いていて、
けばけばしくなりがちなのにしっとりと落ち着いた感じを失わないのは
漆器だからだろうか。
同じく漆器と親しんできた日本人にはなんとなく懐かしい感じもする。

ビールもこんな素敵な杯で。

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烤猪肚/猪肝拼盤(kao3 zhu1du3/zhu1gan1 pin1pan2):56元
豚ガツとレバーのグリル

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これも独特の食器で登場。
ピリ辛ダレが素材のうま味を引き立てる。

こちらも台座つきの漆器でご馳走感たっぷり。

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豆渣肥腸(dou4zha1 fei2chang2):28元
モツ入りおからスープ

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おからと言うよりは、
白和えにするときみたいにかなり崩した豆腐と言ったほうがしっくりくるかも。

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モツとの組み合わせがざん新。
これは結構しっかり辛かった。

烤鱸魚(kao3 lu2yu2):98元
バスのレモングラス風味焼き

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中に高菜みたいな漬け物が入っていて驚き!

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この漬け物の風味とレモングラスの香りで、
川魚の臭みもほとんど気にならずおいしくいただけた。
これはかなり気に入って、
いつまでも箸を伸ばしてつっついてしまった。

蕎麦餅(qiao2mai4bing3):18元
そば粉パン

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かなり素朴な味。
何もつけないともそもそして食べにくいので、蜂蜜が添えられていた。
蜂蜜をかけるともそもそ感がなくなって食べやすくなり、
結構いける。

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この超素朴な味わいがツボにはまった人もいたようで、
「私これ好きです!」
と2切れ目に箸を伸ばしていた。

これは彝族料理だろう、と思われるのはこのくらいだろうか。
後は彝族料理なのか、
メニューにバラエティを持たせるために加えられた料理なのか微妙なところ。

酸辣折耳根(suan1la4 zhe2 er3gen1):12元
ドクダミの根の和えもの

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貴州料理や雲南料理などでもよく食べられるドクダミ。
涼山あたりでも一般的な食材なのかも。
もしかしたら彝族料理と考えていいのかな?
味自体はあまりに昔のことで忘れてしまったのだが(すみません)、
写真で見るとトマト、漬け物らしきものも一緒に和えてあるように見える。

薄荷牛肉(bo4he2 niu2rou4):28元
牛肉のミント巻き

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これも微妙?
創作料理のようにも見えるし、
涼山でもミントが日常的に食べられていて
この料理も普通によく作るものなのかも。

雲椒虎掌菌(yun2jiao1 hu2zhang3jun1):128元
雲南唐辛子と虎掌菌の炒めもの

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虎掌菌は雲南産の高級キノコで、どうもシシタケという和名があるらしい。
高級キノコだけあって、なんとこの一皿で128元!
この日は11人もいたのでえいやっ!と思い切って注文。
うーん、さすが貴重なキノコだけあって旨かったけど、
値段だけの価値があるか?と聞かれると微妙・・・

烤鶏(kao3ji1):48元
鶏肉のグリル

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これも彝族料理なのかな?
よく下味がしみていて美味だった。

清炒絲瓜尖(qing1chao3 si1gua1jian1):28元
ヘチマのつるの炒めもの

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ヘチマのつる、大好き。
あまり火を通しすぎずに、
歯ごたえを残してあるくらいの炒め加減がいいと思う。
これはまずまず。

清炒芥蘭(qing1chao3 jie4lan2):18元
芥蘭菜の炒めもの

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これは明らかなに彝族料理ではないけれど、
緑のものが欲しくなったので注文。

咸蛋黄[火局]南瓜(xian2dan4huang2 ju2 nan2gua1):22元
かぼちゃの黄身揚げ

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これもお口直し的な位置づけで注文。
ほんのり甘いかぼちゃに
塩漬け卵の黄身のこっくりした風味がからんでとても美味。

雑糧拼盤(za2liang2 pin1pan2):26元
蒸し野菜

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ニンジンが甘かったのが印象的だった。

料理は全体的にいろいろと味付けに工夫が凝らされていて、
本場の料理とは若干違うものになっていた模様。
涼山や彝族料理経験済みの方は、ぶっちゃけ
「涼山に行った時にはどれもおいしくなかった」
とおっしゃっていた。
これは食べやすいようにかなりアレンジされていたようだ。

ところで、食事が終わりに近づいた時、この日最大のサプライズが。
花瓶に“活けられた”シャンパングラスが登場。
なんと、食後のカクテル(っぽい甘いお酒)サービスがあったのだ。

鶏尾酒(ji1wen3jiu3):サービス
P1240722.JPG

カクテルの花。

P1240721.JPG

昔ちょうどこんな風に長い棒の先っちょに
色とりどりのシャーベットアイスが花みたいにちょこんとくっついて
束になってるのがあったんだけど、
それを思い出してしまった。
あれ、なんていうアイスだっけ?

しかしこれ、
シャンパングラスなんだけど台がない。
九州の先がとがった焼酎用のお猪口みたい。

ちなみにお味は甘ったるくて、意外にお酒がきいていた。
みんな飲みきれなくてシャンパングラスの花は花瓶に逆戻り。

彝族料理でこのサービスがある必然性はまったくないんだけど、
まあ盛り上げには一役買ったかな?


▼お店情報
金色涼山(彝族私房菜)
東城区北鑼鼓巷91号(近鼓楼东大街)
010-5909-1339
P1240683.JPG
<アクセス>
南鑼鼓巷を北上して北の端まで行ったら、鼓楼東大街を渡ってさらに北へ。
しばらく歩くと左手にお店が見えてきます。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(2) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
涼山の駐京弁まであるとは。かなり奇抜というか無関係な料理も出しているようですが(笑)、省と直轄市と自治区を制覇しただけで安心していてはいけませんね。
    
一応、別の意見と言うことで書きますと、涼山で食べた彝族料理は美味しかったですよ。超素朴、超素材重視の料理なので、店によって相当ブレがありましたし、日本人の好き嫌いも分かれそうな感じはしましたが、僕はとても楽しめました。
Posted by 酒徒 at 2010年11月16日 02:39
>酒徒さんへ

駐京弁レストランは、かなり下級の自治体のものまであるようです。
そして地方市や自治州クラスにもかなりおいしいところが沢山あるみたい。
この間行った安徽池州のレストランもとてもよかったです。

涼山の彝族料理、酒徒さんも食べていらっしゃいましたね。
かなり長逗留されていたように記憶しています。
友人はきっと下にブレたほうに当たったのかな?

駐京弁は地元から北京に来た人が接待の場所として使うこともあるので、地元料理以外にもいろいろ入れ込んであるんでしょうね。
だから駐京弁レストランなのに広東料理ばっかり!てなところもあったりして、一概に駐京弁レストランだから本場の味が食べられるとは言えないあたりが悩ましいところです。

Posted by ayazi at 2010年11月17日 17:53
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