2010年10月27日

【貴州省駐京弁餐廳】貴州菜

貴州料理
貴州菜(Gui4zhou1cai4)
P1240151.JPGP1240153.JPG
P1240157.JPGP1240156.JPG
【ところ:和平西橋/ねだん:記事参照】

ある木曜の昼。
その日の午後便でご帰国される
Kさんの「往生際悪く最後のランチin貴州大廈」に参加すべく、
職場からばびゅーんとタクシーを飛ばして和平里の貴州大廈へ。

▼旧ブログの「貴州省駐京弁餐廳」関連記事
【貴州省駐京弁餐廳】花江狗肉
(いきなり犬肉のエントリーにリンクでびっくりする方もいるかもしれませんが、
 ほかの料理へのリンクがここに全部貼ってあるので
 まずはこちらをご覧ください)
*旧ブログは中国からはアクセスできません。


例によって点菜係をおおせつかり、
ご本人の希望を加味した上で頼んだ料理は以下の通り。

茅台啤酒(mao2tai2 pi2jiu3):16元
マオタイビール

P1240151.JPG

料理と言いつついきなりビールですが。
白酒で有名な茅台が出しているビール。
フルーティでとてもおいしい。

糊辣椒拌折耳根(hu2la4jiao1 ban4 zhe2er3gen1):16元
糊辣椒(貴州産唐辛子を炒って砕いた調味料)とドクダミの和え物

P1240154.JPG

ドクダミの根っこと、
糊辣椒(hu2la4jiao1)という調味料を使った和え物。

糊辣椒は貴州産唐辛子を炒って砕いたもので、
なんと不思議なことに鰹節の味がするのだ!!

ドクダミと鰹節風味唐辛子の絶妙コンビネーションが、
旨いと思える人には旨いっす。

香茜拌水豆豉(xiang1qian4 ban4 shui3dou4chi3):16元
香菜と水納豆の和え物

P1240152.JPG

貴州や四川で食べられている水豆豉(shui3dou4chi3)は
ちょっと水っぽいけど、納豆なのです、納豆!
香菜と納豆が嫌いな人には拷問料理だけど、
どっちも大丈夫ならきっとはまる旨さだと思う。

拌蕨粉(ban4 jue2fen3):16元
蕨粉ヌードルの和え物

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やっぱりこの店の蕨粉は旨い。
ここのを食べると他の店のが水っぽいぐずぐずしたひもに思える。

淡水魚の貴州風酸っぱいスープ鍋
酸湯魚(suan1tang1yu2):185.6元(58元/1斤*3.2斤)

P1240157.JPG

烏江魚(wu1jiang1yu2)を使った酸湯魚。
この魚は淡泊な味わいで身がふんわりとやわらか。
あまり泥臭くないのもいい。

スープの赤は唐辛子ではなくトマトの色なので、
見た目ほど辛くない。
むしろ味の主役は酸味。
この酸っぱさが貴州料理の特徴だ。

そしてこの酸っぱさは発酵由来のもの。
いろいろ複雑な工程があるようなのだけれど、
ものすごくはしょって言ってしまうと
米のとぎ汁を発酵させた白いスープをベースにして
そこに貴州産の酸味の強いトマトを発酵させて作った赤いスープを足したもの、
ということらしい。
実際にはそこにさらに何やらかにやらの発酵調味料が入るとかで、
要はとにかくお鍋の中が大発酵祭りなわけだ。

これ飲むだけでお通じよくなりそう。
貴州の人が三日酸っぱいものを食べないとふらふらするっていうのは
便秘になるからだな、きっと(<断言)。

貴州料理は四川や湖南や雲南(これも実はかなり辛い)の料理に負けず劣らず
辛い料理なのだけれど、
酸湯魚のスープ自体は辛くない。

辛さ担当はこちらのツケダレ。

P1240158.JPG

ここにも糊辣椒がたっぷり入っている。
あとはニンニクのすりおろしと、腐乳(これも豆腐の発酵食品だ!)。

ほかにもいろいろ入ってそうだけど不明。

これをスープで溶いてツケダレにする。

P1240160.JPG

具は魚のほかにも豆もやしやセロリ、豆腐などがたっぷり。

発酵多重攻撃のスープと鰹節風味の糊辣椒たっぷりのタレ。
そして特筆すべきは
複雑にして深みのある味わいなのにしつこくないこと。
酸味のなせる技だろう。

素晴らしき哉、貴州料理。

遵義炒豆渣(zun1yi4 chao3 dou4zha1):16元
貴州風炒りおから

P1240156.JPG

豆渣(dou4zha1)はおからのことなのだが、
これはとてもしっとりしていて豆腐みたい。
炒り豆腐みたいなイメージの料理だ。

薄荷羊肉(bo4he2 yang2rou4):38元
羊肉のミント炒め

P1240162.JPG

もう一品何かメインになるような料理をと思って注文したのがこれ。
北京を離れると気軽に羊肉を食べることも少なくなるし、
どっさりミントを使っているところも中国っぽくていいかと思ったのだ。
(貴州とか雲南ではよく料理にミントを使う)

ものすごい激辛料理に見えるかもしれないけれど、
それほどでもない。
辛さだけではなく奥行きのある味わいで、
しかもミントが爽やか。

紅莧菜(hong2xian4cai4):38元
ムラサキヒユナの炒めもの

P1240155.JPG

野菜は店員さんに勧められたムラサキヒユナ。
炒めるとシソみたいな赤紫のつゆが出るのでギョッとするかもしれないが、
味自体は割合クセが少なくて食べやすい。

それにしても当日午後4時半の便で帰国というのに、
ランチにも貴州料理を食べるべく人を募る
Kさんの「往生際の悪さ」に乾杯!

Kさんは企業からの派遣留学で1年間の北京滞在。
「定年まで留学していたい」
という名言を残してのご帰国だった。
近い将来の北京赴任を心より願っています!


▼お店情報
貴州省駐京弁餐廳(牡丹廳)
朝陽区和平西橋桜花西街18号 貴州大厦2階
010-6444-4466(フロント)
*「請転餐廳(Qing3 zhuan3 can1ting1)」と言うと、、
  レストランにつないでくれます。
default.jpg
<アクセス>
北三環路を和平西橋で北方向に曲がり、すぐ右手(東側)。
  貴州大厦の二階です。
*地下鉄で行く場合は5号線「和平西橋」で下車し、
  B(東北)出口を出て、北環東路を渡るとすぐ右手にあります。


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北京。おいしい生活。
*現在、中国からはアクセスできません。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(4) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国を担当するようになって月に一度くらいの出張で中華料理を楽しんでいます。出張先は深圳が一番多いのですが北京にも何回か行った事があります。
この度、満腹を購入手配し、その口コミからここにたどり着きました。よろしくお願いします。
Posted by AT at 2010年10月27日 23:47
>ATさんへ

深センはずいぶん前に香港に行く時に立ち寄りましたが、経由しただけなので食事情は分かりません。
ただ、各地からの出稼ぎ者が多いので、結構各地の料理がいろいろ食べられるとか。

ブログに遊びに来てくださっただけでなく、拙著もお買上いただきありがとうございます。
少しでも参考になりましたら幸いです。
Posted by ayazi at 2010年10月28日 14:42
ミントにラムの組み合わせって中国にもあるんですね
驚きです!!

イギリスでもウインダミアの方に行くと(ピーターラビットでお馴染み、湖水地方です)、ローストラム等のミントソースがメインでサーブされることがあるのですよ
Posted by katka(かてぃか) at 2010年10月28日 17:17
>katka(かてぃか)さんへ

中国でも雲南や貴州あたりでは料理にミントを多用します。
犬肉のお鍋にもミントは欠かせません。
お鍋にミント、日本人にはピンと来ませんが、食べてみると意外といけますよ!
Posted by ayazi at 2010年11月01日 17:34
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