2010年10月22日

【爆肚馮 金生隆】老北京的[シ刷]羊肉正宗吃法

北京っ子的羊肉しゃぶしゃぶの正しい食べ方
老北京的[シ刷]羊肉正宗吃法
(lao3bei3jing1 de shuan4yang2rou4 zheng4zong1 chi1fa3)
P1240133.JPG
【ところ:鼓楼大街/ねだん:おごってもらいました】

日本から出張でいらしたIさんのリクエストで、
またまた爆肚馮 金生隆へ。

ほんと、ここばっかりアップが続いてごめんなさい。
でも何せリクエストがここに集中して
ほんとにここばっかり行っているので仕方がないのです。
それにぼちぼち寒くなって羊肉もおいしくなってきたし、
お鍋の湯気が恋しい季節だし。
ということでご容赦くださいませ。

話は戻って、
金生隆に行ってみたらば、
ワイン会でご一緒するKさんが中国人のご友人といらしているのに偶然遭遇。
合流して4人で食卓を囲んだ。

このご友人のHさんは、北京生まれで大変な美食家。
失われつつある伝統的な北京の食を守るため、
北京の街を歩き回っては昔ながらのやり方で提供しているお店を発見し、
なんとか残そうと努めているのだとか。
個人で非営利の美食会を開いて、
会員さんたちと食を楽しんでもいるそうだ。

余談だけど、彼はワイン通でもあった。
何がすごいって、
仲間と北京郊外で葡萄を栽培しワインを作っていること!
赤、白(ピノ・グリ)を作っていて、
今年はファースト・ヴィンテージとしてボトリングをするそうだ。

一本の葡萄の木になる房の数を制限し、
収穫の時期にも気を配り、
なかなか本格的なワイン作りを学んでいる様子。
出来上がったら試飲させてくれることになったので今からとても楽しみ。

そのHさんの指南で楽しんだ爆肚馮 金生隆のゆでモツとしゃぶしゃぶ。
おかげでいくつか新発見があった。

題して、老北京的[シ刷]羊肉正宗吃法。
北京っ子に教わる羊肉しゃぶしゃぶの正しい食べ方教室。

まずお肉。
日本人には脂肪が少なくてやわらかい黄瓜条(内腿肉)が人気だけど、

P1240131.JPG

北京っ子のお気に入りは羊筋肉(yang2jin1rou4)。

P1240130.JPG

前回具体的に部位が分からなかったところだ。

ちょっと脂肪分が多い。
でも肉質は結構硬くて噛み応えがある。

北京っ子がこれを好むのは、
「肉を食べるんだから、やっぱりある程度硬いヤツを噛み締めないと!
 原始って感じがする」から。
野性に導かれてのことだそうだ。

肉のほかに入れるのは、
白菜、豆腐(凍り豆腐、生いずれもOK)、春雨。
それだけ!

それだけ?

P1240132.JPG
(キクラゲは私たちのリクエスト)

食べる順番は、肉から。
野菜は後回しだ。

肉はまず脂の多い部位から食べ始める。
だから羊筋肉からスタート。

こうすると、
ゆで汁に脂が出てまろやかになるからなんだって。

そしてタレには、辣椒醤(la4jiao1jiang4)=ラー油を入れる。
それも作り置きのではなくて、
現炸的(xian4zha4de)=新しくその場で唐辛子を入れて作ったもの。

P1240138.JPG

この辣椒醤がまた盛大に香る。
辛さと旨さが渾然一体となって鼻腔を直撃してくる。
匂いだけで確実に旨いと分かる辣椒醤だ。
もはや抗することは不可能。
どばっと投入。

P1240139.JPG

ここのタレはそもそも特許を取っているくらいに
力の入った素晴らしいタレなのだが、
そこにこの芳香大放出の辣椒醤が入るからなおさら堪らない。

前回、タレの旨さに感激して辣椒醤の必要を感じないと書いたけど、
前言撤回。
辣椒醤を入れるとさらに旨い。
これはやはり入れるべき!

とまあ、こんな風にざっと食べ方指南をしてもらったのだけれど、
もちろんこの通りに食べないといけないなんてことはない。
最初から野菜を入れたっていいし、
白菜以外の野菜もたっぷり食べていい。
メニューにも他の野菜載ってるし。

ただ、周りで食べているお客さんを見てると、
ほんとにほとんどが最初は肉のみ!
ひたすら肉!肉!肉を食う!!!

豪快な食いっぷりに敬意を表して(?)、
たまにはその流儀に従って
食べ方だけはいっぱしの北京っ子を気取るのいいかも。


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【爆肚馮 金生隆】爆肚
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【爆肚馮 金生隆】醤羊肉
【爆肚馮 金生隆】羊肉宴


▼お店情報
爆肚馮 金生隆
西城区安徳路六鋪[火亢]一巷餐飲街
010-6527-9051
P1210772.JPG
<アクセス>
地下鉄二号線の「鼓楼大街」で下車し、北へ向かいます。
安徳路にぶつかったら左折し、
一本目の路地(「六鋪[火亢]一巷美食街」という看板がある角)を右に曲がると、
右手にあります。
P1210817.JPG
(この看板のところで右折!)


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posted by ayazi at 00:00| Comment(15) | 火鍋(鍋料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントは初めてですが、ほぼ毎日拝見させていただいています。
中国が結構好きで年に数回旅行に行っています。
ここ数年は北京がとても気に入っていて、ブログを参考にさせていただき、四川五糧液龍爪樹賓館や新疆駐京弁餐廳、川弁餐廳など回らせていただきました。
おかげさまでとても美味しかったです。
どうもありがとうございました。
明後日からまた北京に行くので、このお店には是非行きたいと思って計画を立てています。(^^ヾ
これからもどうぞ美味いエントリをよろしくお願いします。
(本、2冊とも重宝させていただいています〜)
Posted by ちも at 2010年10月22日 01:30
夏によらせてもらいましたけど(ご紹介ありがとうございます)、思い出しただけでお腹がすきます〜

僕も肉は噛み応えのあるほうが好きです!!
また食べたいです〜(笑)
Posted by katka(かてぃか) at 2010年10月22日 10:07
おおお、一週間前にこの内容を知っていれば。
辣椒醤を食べ損ねました。。
まあ、再訪する楽しみが出来たと思うことにします!
Posted by 酒徒 at 2010年10月22日 18:52
ayaziさん、お帰りなさい^^
しばらく更新がなかったのでどうなさっているのかと・・・

私自身も仕事やプライベートで多々あり、ちょっとブログに寄らせていただいていなかったのですが、今日見たら怒涛のUP!
しかも羊しゃぶじゃないですか><

今年は悲しいことに北京に行くのは難しいようです。
でもayaziさんのブログで元気もらいますね

これからも頑張ってくださいね〜
Posted by VIO at 2010年10月23日 00:00
若旦那は元気でしょうか。東四十条時代の御店にはよく行きました。またこちらに寄せてもらいたいですね。
Posted by 龍心 at 2010年10月23日 00:01
あらやだ、名前のLAが抜けちゃってました^^;
Posted by VIOLA at 2010年10月23日 00:02
よ、よだれが…
Posted by 強烈晴れ女 at 2010年10月23日 12:47
>ちもさんへ

返事が遅くなってしまってごめんなさい!

コメントありがとうございます。
また、拙著を2冊ともお買上くださったとのこと、こちらもあわせてお礼申し上げます。

駐京弁を集中的にまわられたようですね。
いらしたお店、どこも大好きなお店です。
四川は龍爪樹も川弁もちょっとご無沙汰しているので、コメントを拝見して私も行きたくなってきちゃいました。

北京にいらしていたとのこと、金生隆のしゃぶしゃぶはいかがでしたか?
寒くなってくると、砂鍋なんかも恋しくなります。
北京のグルメは冬がオススメです。
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:38
>katka(かてぃか)さんへ

黄瓜条のやわらかさに惑わされて(?)、噛み応えのある肉のおいしさを見過ごすところでした。
やっぱり地元の人と一緒に食べるといろいろ発見があってよいですね。
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:47
>酒徒さんへ

ああ〜、ごめんなさい!
次回はぜひ辣椒醤リベンジで再訪してください!
そりゃあもう、半端なくいい匂いです。
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:50
>VIOLAさんへ

ありがとうございます!

北京に戻ってからバタバタしておりまして失礼しました。
ネタばかりがたまって、全然書くほうが追いついておりません。

今年は北京訪問が無理そうとのことですが、北京もしゃぶしゃぶも逃げませんので、次回いらした時にはぜひご賞味ください!
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:53
>龍心さんへ

若旦那、お元気ですよ。
実はイケメン写真も撮ったのですが、掲載は控えました。

東四十条時代はお店があるのは認識していたのですが行かずじまい。
もったいないことをしてました!
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:55
>強烈晴れ女さんへ

新大陸から飛んで来る?
(よだれは拭いてね)
Posted by ayazi at 2010年10月26日 13:56
金生隆のしゃぶしゃぶ、美味しかったです。
満腹楼も美味しかったのですが、こちらも甲乙つけがたく・・・
特に辣椒醤が止まらなくなりました。
また、こちらで初めて羊のモツ(日本語が達者な若旦那のお勧め)をいただいたのですが、目からウロコの美味しさでした。
良いお店を教えていただき、ありがとうございます。

初めて秋の北京を訪問したのですが、おっしゃる通りに冬の方が美味しいですね。(^^
今回、大好物の麻辣香鍋を食べられなかったので、早ければ12月に再訪しようと計画中です。
Posted by ちも at 2010年10月31日 16:46
>ちもさんへ

楽しんでいただけたようで何よりでした。
満福楼も好きなのですが、最近はもっぱらこちらのお店にばかり通っています。
やはり羊肉のおいしさが違うと思います。

12月の北京は一番寒い時期ですが、その分鍋物のおいしさが一番際立つ季節とも言えるかもしれません。
真冬の北京の味を楽しんでくださいね!
Posted by ayazi at 2010年11月01日 18:08
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