2010年08月17日

【狗不理包子】津菜

天津料理
津菜(jin1cai4)
P1230085.JPG
【ところ:天津/ねだん:記事参照】

日本から中戯時代の朋友、Mさんが訪燕。
ちょっと北京以外のところにも行きたいとのご要望だったので、
動車組(新幹線です)に乗って天津へ。

北京南駅から天津まではたった30分で到着。
近ーい!
(ただしウチから北京南駅までは1時間かかるのであった・・・)

昼食はベタに狗不理包子へ。

P1230060.JPG

全国的に名前を知られている老舗だけど、
「名物に旨いものなし」を地で行くような
あまり評判のよろしくないお店だ。
包子はまずい、ほかの料理もまずい、おまけにサービス態度は最悪、
という三拍子揃った、もとい、
三重苦に苦しむ「行ってはいけない」鬼門のようなレストランである。

が、
地元っ子情報によると
「北駅に近い支店のは旨い」
のだという。

天津っ子がそう言うなら、そうなのか?と食指が動いた。
それに考えてみると、
お土産でいただいて自分で蒸して食べたことはあるけど、
天津で狗不理包子をまともに食べたことないな。
そう思って、やってきた。

P1230061.JPG

店内では、快板児のパフォーマンスがあるというのでさっそくお願いする。

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快板児は、竹板を使ったカスタネットのような拍子木でリズムを取りながら
韻を踏んだ語りを披露する民間芸能。
語るのは天津のことや狗不理包子についての口上?
真面目に聞いていなかったので内容は全然覚えていないけど、
まあ雰囲気はそれなりに盛り上がった。

料理の注文は、
この日わざわざ私たちを案内してくれた天津っ子のM老師にお任せ。

醤墨斗(jiang4mo4dou3):48元
イカの醤油煮

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墨斗(mo4dou3)は墨斗魚(mo4dou3yu2)の略で、つまりイカ。
墨斗(mo4dou3)は大工さんの使う墨つぼのこと。
なるほど。

これはとても和食っぽい一品。
中にご飯を詰めたらイカ飯!

八宝菠菜(ba1bao3 bo1cai4):22元
ホウレンソウと春雨の和えもの

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ホウレンソウに春雨やら、コーンやら、ナッツやら、干し葡萄やらを
あれこれ乗っけたなんとなく見た目豪華な和えもの。
まずくはないのだが、
この無理やり「八宝」に仕立てたところが涙ぐましくてちょっと苦笑。

開胃菜(kai1wei4cai4):16元
四川風漬け物

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普通は「泡菜(pao4cai4)」でメニューに載っているけど、
ここでは「開胃菜=アペリティフ」。
まあ、確かに。

津門四扣碗(jin1men2 si4kou4wan3):98元
天津風煮込み小皿(豚バラ肉、キノコ、肉団子、アヒル肉)

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持ち手のついた雰囲気のあるお盆に乗せられて恭しく登場したのは、
以前、サウナみたいな巨大天津料理レストランでも食べた料理。

▼サウナちっくレストラン
【津菜典蔵】高端津菜(一)
【津菜典蔵】高端津菜(二)

4種類の素材を割とこってり味で煮込んだもの。

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私は北関東で育ったので、この手の濃い目の味付けは結構好き。

老爆三様(lao3bao4 san1yang4):38元
豚肉、レバー、腎臓の炒めもの

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ニンニクと醤油でしっかり味付けた炒めもの。
レバーもいいけど、腎臓も捨てがたい・・・
なんていう欲張りにはありがたい一皿だ。

雑魚一鍋出(za2yu2 yi4guo1chu1):58元
揚げ魚の醤油煮(ミニトウモロコシパン添え)

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これ、全部で4種類の魚が使われていた。
「黄魚(huan2yu2)=イシモチ」と
マナガツオ(確かM老師は「平魚(ping2yu2)」と言っていた)、
それから「帯魚(dai4yu2)=タチウオ」もあった。
あと一つ、なんだっけ?

これも非常に田舎っぽくて懐かしい感じ。
上に散らばったチップのようなのは
小さな小さな「貼餅子(tie1bing3zi)=トウモロコシパン」だ。
カリカリを食べるもよし。
煮汁を吸ってずびずびになったところを食べるもよし。

稀飯(xi1fan4):3元
緑豆粥(漬け物添え)

P1230078.JPG

スープがわりにお粥を。
ホツホツした豆の風味がしみじみとおいしい緑豆粥。

飲み物は白酒。

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まるで白酒っぽくない爽やかな青いボトルだが、列記とした白酒だ。

そして(珍しく)可愛くパパイヤジュース。

木瓜汁(mu4gua1zhi1):98元
パパイヤジュース(ピッチャー)1つ

P1230077.JPG
(手前に白酒が写ってますが)

や!?
これ、高かったのね・・・

普段パパイヤを口にすることはほとんどないのだけれど、
久しぶりにフレッシュなのをジュースにして飲んだらとてもおいしかった。

料理は全体的にまずまずおいしかった。
少なくとも「まずい」という評価は当たらないと思う。
サービスも悪くはなかった。
客を無視して自分たちのおしゃべりに夢中なんてこともなかった。
これ、やっぱりこの支店だからってことなんだろうか?

え?
肝心の狗不理包子の味はどうかって?

もちろん食べておりますとも!
それはまた明日。


▼お店情報
狗不理包子(中山路店)
天津市河北区中山路中山国際大厦1-3階
022-2621-8999
P1230060.JPGP1230061.JPG
<アクセス>
天津北駅の近くにあります。
中山路と律緯路のぶつかる交差点から北へちょっと行ったところです。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(2) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
天津、何度も列車で通過していながら、まだ一度も訪問していませんが、名物にうまいものあり?なのかどうか次も楽しみです。やはり爆三様はいいですね!
Posted by 龍心 at 2010年08月17日 19:10
>龍心さんへ

いや、わざわざ行くこともないかとは思いますが・・・
みんなが言うほどこの支店のはまずくなかった、という程度でしょうか。
もしお近くに用事がある時にはどうぞ。
Posted by ayazi at 2010年08月18日 17:44
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