2010年08月14日

【MAISON BOULUD(布魯宮法餐廰)】デュヴァル・ルロワ・シャンパン・ディナー

デュヴァル・ルロワ・シャンパン・ディナー
杜洛児香檳晩宴(Du4luo4er2 xiang1bin1 wan3yan4)
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【ところ:前門/ねだん:988元(+サービス料)】

清水の舞台から飛び降りるつもりで
シャンパンのワインメーカーズディナーに参加してきた。

どうしてそんな一大決心が必要だったかというと、
このディナー、お値段なんと988元!
(行ってみたらサービス料は別で、合計1137元!
 くぅ〜、大散財!!)

デュヴァル・ルロワの創設150周年記念で開かれたメーカーズディナーで、
フレンチ・レストラン「MAISON BOULUD」での開催。
「MAISON BOULUD」は、
旧アメリカ領事館の建物を改装したセレブスポット、前門23号にある
高級フレンチレストラン。

値段はそりゃあもうお高いけれど、
「MAISON BOULUD」のフルコースに
1998年、1996年のビンテージシャンパンが飲み放題ならば、
絶対に元は取れると踏んで、申し込んだのだ。

日本でこのレベルのメーカーズディナーに出たら、
まず4〜5万はかかるとのこと。
それに、北京でフード関係の書き物をするなら、
やはり最高級クラスのレストランの味をしっておいたほうがいいだろう、
とも思ったのだ。

当日。
地下鉄の前門駅から歩いて前門23号を目指す。

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夕陽が斜めに差す広場を過ぎると、
前門23号の入口が見えてくる。

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照壁あり。

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中に入ると、
「MAISON 宮 BOULUD」が(人工)霧の向こうに浮かび上がっていた。

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中国語名は、「布魯宮法餐廰」。

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レストランに入ると、まずはお会計。
いきなり赤い毛さんが12人まとめて私の元から去っていく。

おし!
払った分は飲んで元取れ!

せっかく高級レストランに来たというのにいじきたないことで申し訳ないけど、
これが正直な気持ちだ・・・

7時スタートということにはなっていたが、
正式なディナーは時間通りには始まらない。
まずは別室でウェルカム・シャンパンを味わい、
カナッペをつまみながら、
ゆるゆると開始を待つ。

Duval-Leroy Fleur de Champagne Brut
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デュヴァル・ルロワ社が「シャンパーニュの花」と呼んでいるシリーズ。
すっきりとしていて、とても軽い味わい。
食前に飲むのにぴったり!

このエチケットに描かれている矢の刺さったハートは、
ヴェルテュ村のシャンパーニュである証拠。
村の形がハート形で、
何度か戦火に遭った歴史があるため、
このデザインがヴェルテュ村の紋章になっているんだって。
デュヴァル・ルロワ社は村の紋章をエチケットにも使っている。
その意味するところは、「愛」だそうだ。

キューピットの矢がハートを刺しているのかと思っていたら、
実は戦争の歴史を象徴していたなんて。
可憐で優しいようでいて、
過酷な歴史をくぐり抜けてきたような強さのあるマークってことか。
この日フランスから駆けつけたデュヴァル・ルロワ社の女性オーナー、
キャロル・デュヴァル・ルロワさんも、
人を静かに、でも強く見つめて話をされる
きりりとした芯の強い感じの女性だった。

さて、食べ物はフィンガーフードから。

Hamachi,Grapefruit,Fennel Pollen
ハマチのグレープフルーツジュレ添え

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グレープフルーツの酸味と爽やかさでカバーはされていたけれど、
ハマチがほんのちょっと臭みがあったのが気になった。

Salmon Gravlax, Punpernigkel
サーモンのグラブラックス(マリネ)・プンパーニッケルに乗せて

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プンパーニッケルというのは、
ライ麦で作られたドイツの伝統パンだそうだ。
黒くて、ボソボソしているけど、
サーモンを載せて食べると汁気を吸っていい塩梅。

Meyer Lemon Goat Cheese Mousse,Parmesan Tuile,Pine Nuts
ゴートチーズのムース・パルメザンチーズのチュイル添え

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チュイルは瓦という意味なんだって。
つまりこれはパルメザンチーズの瓦煎餅ね。

それにしても、ゴーとチーズにパルメザンチーズに松の実。
えらく栄養価の高いフィンガーフードだなあ。

この段階でシャンパンをすでに2杯もおかわりしてしまった私。
いけない、いけない。
シャンパンディナーはまだ序の口なのに。

満を持してレストラン内へ。

戦闘態勢は整った!

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(戦うのか?)

シャンパングラスの下には、
この日飲むシャンパンのエチケットをあしらったコースターが準備されている。

これだと自分が飲んでいるのが何なのかが一目瞭然!
ありがたいサービスだ。

まず注がれたのは、シャルドネ100%のこのシャンパン。

Duval-Leroy Blanc de Chardonnay Millesime 1998
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とろりとした甘い香りのシャンパン。

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立ち上がってくる蜂蜜のような濃厚な香りにまず驚く。
ブリオッシュのような酵母系の匂いもする。

おいしい!
でもできれば食後にゆっくり飲みたい感じ。

あわせたお料理は

Duo of Japanese Tuna
Citrus Marinated and Confit in Tonnato,
Nicoise Variation,Leaves of Arugula
マグロのシトラスマリネとトンナートソース・コンフィ

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花束みたいにきれい!
マグロもまずまずの鮮度。
(特別おいしい!ところまではもう一息かなあ)

トンナートは、イタリア料理でよく使われるツナソースだそうだ。
このソースにマグロを漬け込んである。

そしていきなりの、目玉登場!

Duval-Leroy Femme de Champagne 1996
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1996年はグレート・ヴィンテージだそうだ。
とてもクリスピーでミネラル感たっぷり。
とても上品。
最初は青リンゴのようなさわやかな香りだったのが、
時間がたつと芳醇な感じへと変わっていった。

シャルドネ 79%、ピノ・ノワール21%。
特にいい年にしか作られない貴重なワインだそうだ。

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合わせた料理は、お魚。

Grilled Australian Sea Bass
Lettuce Stuffed with Basamati Rice,
House Dried Grapes,Vanduvan Spice
シーバスのグリル
バスマティライスのレタス包みと自家製干し葡萄添え

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ところでこの魚、シーバス?
プリッとしたあの食感は、どうもタラだったような?

バスマティライスはインディカ米で、パラパラした食感の香りの高いお米。
それをレタスで包んであった。

そしてシャンパンは再び
Duval-Leroy Blanc de Chardonnay Millesime 1998 に戻って、
メイン料理。

Yellow Chicken A La Creme
Creamy Pasta
Scented with Truffle Jus,Celery Variation
三黄鶏のア・ラ・クレーム
トリュフ入りクリーミーパスタとセロリ添え

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おいしい。
が、感動的なおいしさかというと、ちょっと首をかしげてしまう。
そして盛り付けがなんなく野暮ったいんだけどなあ。
チキンが電子レンジ蒸しみたいに見えちゃう。

そして、隣のテーブルで出たものはあまり焼けていなかったという情報も。
この料理にはちょっと疑問符が残った。

最後はロゼ。

Duval-Leroy Rose de Saignee
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(料理と一緒に撮った写真のほうが
 フラッシュで色がきれいに写っていたのでこちらを)

うひゃあ、きれいなサーモンピンク!
とってもチャーミングだ。
果実味があって、ほんのり甘い。

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デザートはシャーベットとアイス。

Peachi&Verbena Vacherin
Variation of Peach,Verbena Ice Cream,
Assorted Meringue
ピーチシャーベットとヴァーベナアイス

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おいしかったのだけれど、
なんか色が・・・メロンカップアイスみたい。

それより後から出てきたマドレーヌとマカロンのほうが断然おいしかった!
こっちがメインのデザートでもよかったくらい。

ミニサイズのマドレーヌ。
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マカロンとチョコいろいろ。
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シャンパンはどれも素晴らしく美味だった。
安くても700元代、一番高いので1本2300元ほど。
しかもこれ、卸価格。
これをかぱりかぱりと飲みまくったので、元はしっかり取った!!

ただ、お料理は感動的なおいしさというところまではいかず、
やや不満が残った。
後からお聞きしたら、
以前いらして大絶賛されていたAさんも
この日のディナーは今ひとつだと感じたそうだ。
しかも感動的においしかったというバターの味が変わっていたことに
ショックを受けていたご様子。

どうしてももう一度行きたい!
とは思わなかったなあ。
まあ、これもお勉強。
授業料と思うことにしよう。


▼お店情報
MAISON BOULUD(布魯宮法餐廰)
前門東大街23号
010-6559-9200
P1220997.JPGP1220999.JPG
<アクセス>
地下鉄2号線「前門」駅下車。
前門23号は前門東大街の北側角、
MAISON BOULUDは前門23号の一番奥正面にある建物です。


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