地道川菜(di4dao4 chuan1cai4)
【ところ:小紅門路/ねだん:記事参照】
久しぶりに「もう一つの川弁餐廳」、北京四川五粮液龍爪樹賓館へ。
四川省の駐北京事務所レストランと言えば建国門の貢院蜀楼だが、
ここもまた捨てがたい。
▼これまでの「貢院蜀楼(四川省駐京弁餐廳)」関連記事
・【四川省駐京弁餐廳】芽菜笋片
▼これまでの「北京四川五粮液龍爪樹賓館」関連記事(旧ブログ)
・【北京四川五粮液龍爪樹賓館】もう一つの川弁餐廳
・【北京四川五粮液龍爪樹賓館】正宗川菜
・【北京四川五粮液龍爪樹賓館】正宗川菜(之二)
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ただ、遠いのが難点。
しかも結構分かりにくいところにあるので、なかなか足が向かない。
今回は帰任を控えたSさんが主宰する「旅好きの会」、
しかもSさんの送別会も兼ねていたので、
遠出してはるばる龍爪樹までやってきた。
北京四川五粮液龍爪樹賓館で食事をするなら六号楼中餐廳。
予約をしないと食事時には席がないほどの人気店なので
私たちも当然ながら事前に電話で予約。
が、その電話口で「予約しなくても直接来れば大丈夫ですよ」と言われ、
それを鵜呑みにして予約なしで行ってみたらば・・・
満席。
こちらのレストランの店員は、
本当に状況が分かっているわけでもないのに
時々勝手に判断して返事をすることがあるが、真に受けてはいけない。
「予約しなくても大丈夫」と言われても、
「それでも予約入れといて!」とごり押しするべし。
で、私たちはどうしたかと言うと、隣の火鍋楼餐廳に入ったのだった。
六号楼は一番人気で満席でも、こちらの火鍋楼の席には結構余裕がある。
ここ、店名から分かる通り火鍋の店なのだが、
実は隣の六号楼レストランの料理も注文できるのだ。
テーブルが火鍋用で若干座りにくいことに眼をつぶれば、
六号楼と同じってことね。
そういうことなら確かに「予約しなくても大丈夫」だったかも。
さて、この日頼んだ料理を一挙ご紹介。
(店内が暗くて写真はいけておりません・・・泣)
まずは涼菜(liang2cai4)=前菜から。
川北涼粉(chuan1bei3 liang2fen3):3元
緑豆ヌードルの四川北部風辛みダレがけ
ところてんみたいなぷるぷるに唐辛子と華北山椒がたっぷりのタレをかけて。
ここのはおろしニンニクもたっぷり。
夫妻肺片(fu1qi1 fei4pian4):25元
牛肉・牛モツの四川風辛みダレがけ
蜀香口水鶏(shu3xiang1 kou3shui3ji1):22元
ゆで鶏の四川風辛みダレがけ
真っ赤な前菜、三連発。
夫妻肺片も口水鶏も、四川料理の前菜としては大定番。
辛いものばかりになると分かっていつつ、ついつい頼んでしまう。
続いて熱菜(re4cai4)=温かい料理。
毛血旺(mao2xue3wang4):32元
モツと血豆腐の激辛スープ煮込み
ここの人気料理の筆頭。
箸のあとがつくむっちり血豆腐がこの料理の目玉。
黄喉(huang2hou2)=ノドモトも好きな食材の一つだ。
回鍋肉(hui2guo1rou4):22元
豚バラ肉の炒めもの(ホイコーロー)
回鍋肉というのは、
ゆでた(蒸した)豚肉を再び鍋に戻して炒めることからついた名前。
日本でもかなり有名な中華料理の一つだが、
こちらで食べられている回鍋肉は日本のホイコーローとはだいぶイメージが違う。
日本のは薄切り豚肉とたっぷりのキャベツを炒めたもので、
テンメンジャンが多めに使われた「味噌炒め」のイメージが強いが、
こちらのは豚肉も油がたっぷりのバラ肉でしかもかなりの厚切り、
キャベツじゃなくて青蒜(qing1suan4)=ニンニクの茎と葉だし、
テンメンジャンというよりは豆板醤の味が強くて結構辛い。
さらに脂身たっぷりの肉を使うのでかなり脂っこい。
私は実は日本版のホイコーローのほうが好き。
だからこちらのレストランではあまり頼まない。
この日はすごく久しぶりに頼んでみたけど・・・次頼むのはだいぶ先のことかな。
歌楽山辣子鶏(ge1le4shan1 la4ziji1):49元
揚げ鶏肉の唐辛子炒め
すっかりお馴染み、ラーズジー。
山盛りの唐辛子の山をパラリパラリとかき混ぜながら鶏肉を探すのも
またこの料理を食べる楽しみの一つ。
蘸水豆花(zhan4shui3 dou4hua1):18元
おぼろ豆腐
添えられてくるタレをかけて。
椒香龍須(jiao1xiang1 long2xu1):18元
カボチャ(?)のつる先のおひたし風
龍須(long2xu1)は龍の髭。
つるの先が龍の髭みたいなところからついた名前だろう。
何のつるかは聞きそびれてしまった。
南瓜(nan2gua1)か仏手瓜(ho2shou3gua1)=ハヤトウリ?
それとも絲瓜(si1gua1)=ヘチマかな?
いずれにしても、これが大人気。
ゆがいて山椒のきいたラー油ベースのタレをかけてあるらしく、とてもさっぱり。
フレッシュな瓜のつるがシャキシャキしてとてもよかった。
清炒豆尖(qing1chao3 dou4jian1):48元
えんどう豆の穂先の炒めもの
うわ、これ高い!
四川から空輸されてきた本物ってことかな?
逆に言うと、
あまり高くないお手ごろ価格のものは四川の豆尖ではないってことだろうか。
[火倉]炒蓮白(qiang4chao3 lian2bai2):12元
キャベツの炒めもの
キャベツはいくつか名前があるけど、蓮白(lian2bai2)もその一つ。
蓮花白(lian2hua1bai2)とも言う。
他にも巻心菜(juan3xin1cai4)ってのもある。
北京あたりで一般的なのは圓白菜(yuan2bai2cai4)。
でも場所によっては、
単に白菜(bai2cai4)と言うとキャベツを指す場合もあるらしい。
紛らわしいことだ。
青城山白果[火屯]鶏湯(qing1cheng2shan1 bai2guo3 dun4ji1tang1):78元
銀杏と鶏の煮込みスープ
1/2羽分を頼んだら、律儀に頭も半分に割って持ってきてくれた。
まあ、私たちが妙にこだわったからだけど。
鐘水餃(zhong1shui3jiao3):12元
成都風水餃子
ラー油まみれにして食べる四川省成都名物の水餃子。
中国北方で食べられるギュッと手でつまんで作るぷっくりした餃子とは違って、
つり鐘のように半円形に具を包むことからこの名前があるそうだ。
什錦[米巴](shi2jin3 ba1):48元
餅菓子の盛り合わせ
菓子と言うとちょっと違うかも。
これ、主食の分類だろうな。
[米巴](ba1)というのは、餅類の食べ物の総称だ。
手前右の黄色いのは、トウモロコシ粉でつくったお餅。
左は材料は分からないけれど、栃餅みたいなちょっとエグミのある味。
悪くない。
(左が栃餅風の。右はあんこ入り)
でも私が一番好きだったのはトウモロコシのもの。
こちらに来てから、トウモロコシを使った主食がやたらと好きになった。
貼餅子、菜団子、玉米粥・・・
どれも好物だ。
久しぶりに食べた北京四川五粮液龍爪樹賓館の四川料理。
建国門の駐京弁レストランより若干高めだし、
何しろ遠くて来るのが大変だけど、
味自体に関して言えば、個人的にはこちらのお店のほうが好き。
小吃メニューが充実しているのも魅力の一つだ。
もっとも、いつも料理を食べすぎてしまってとても小吃まで行き着かないのだが。
▼お店情報
北京四川五粮液龍爪樹賓館(六号楼中餐廳、別名「蜀縁楼中餐廳」)
北京市朝陽区小紅門路312号
010-8769-9988(内線6600、6601)

<アクセス>
南三環を方庄橋で降り、補路を西から東方向に進む。
家具城を越えると小紅門路とぶつかるので、そこを右折。
しばらくまっすぐ進み、右手に大きな「龍爪樹」の案内板を過ぎたあたりの左手。
「四川省人民政府北京弁事処」と書かれた門からホテル内に入ります。
6号楼は、一番奥にあるホテル棟の右手前の建物です。
*再開発で若干周囲の様子が変わっているかもしれません。
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「食」の中国語
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「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
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はじめに北京で食べたときは あれ?ネギ?
という感じでしたね。
でも上海で頼むホイコーローは大体キャベツ
豆板醤も日本ふうですよ
日本のホイコーローは上海から?
四川のはやはりネギなんでしょうかね?
美味しい中華が食べたい><
日本のホイコーローは、陳健民さんが日本に紹介するときにキャベツを使ったので、それ以来キャベツということになっているようです。
こちらで使われているのはネギではなくて(ネギのように見えますが)、ニンニクの茎と葉だそうです。
上海は確かタンタンメンも日本っぽいのが食べられていますね。
美味しい中華が食べたいということであれば、ぜひ北京へ!!
日本でもだいぶ本場っぽいお店が増えているようですが、やはり現地で食べるのが一番です。