2010年06月15日

【朋友家】杭州双絶(之二)

杭州の絶品二つ
杭州双絶(Hang2zhou1 shuang1jue2)
P1230500.JPG
【ところ:−/ねだん:−】

お茶請け話だけで長々と引っ張ってしまったけれど、いよいよ本題!
虎[足へん+包]泉のお水を沸かして、ともこさんに淹れいただく。

▼ともこさんのブログ
週刊中国的生活2

長めのガラスのコップに、少しだけお湯を注いでから茶葉投入。
この時点で立ち上がってくる香りをまず楽しむ。

明前龍井茶の香りは栗や豆に例えられる。
この日飲んだお茶の香りは、豆。
龍井茶の香りをかぐと、春を実感するなあ。
いや、もうすっかり夏だけど。

香りを一通り楽しんだら、コップにお湯を注ぐ。
コップを斜めにして、
傾斜のついたコップのガラス面にお湯がぶつかるようにして注ぎ入れると、
お湯の流れとともに若草色の茶葉がくるくるくるーっと円を描くようにして回る。
茶葉の風車。
(いや、お湯車?)
お湯の中で茶葉が軽やかに踊っているようで、実に美しい。

お湯を注いだ後は、茶葉鑑賞をしながら1分ほど待つ。
緑茶は茶葉自体が美しいので、ガラスのコップを使うのが一般的とか。
中国茶では飲んで楽しむだけじゃなくて、
茶葉の美しさを鑑賞するのも一つの大事な要素なんだそうだ。

P1230501.JPG
(これはお茶を淹れた後)

龍井茶は摘み取った元のほう、つまり茎側が上になる。
(と確か昔ともこさんのブログで読んだ記憶があるけど、そうだった?)

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一芯二葉。
芽一つに葉っぱが二枚。
お茶の世界では、「一槍二旗」と言うそうだ。

ほんのりとした味わい。
淡いけれど、ちゃんとうま味が感じられる。

中国緑茶の代名詞のような龍井茶は日本人でも人気があるが、
実はそのよさが分かるようになったのは去年から。
去年も高級茶芸師の資格を持つ広東少女さんに淹れてもらった
龍井茶を飲む機会に恵まれたが、
今年はともこさんに淹れていただいて龍井茶を満喫。
周囲に有資格者がたくさんいて、幸せ幸せ。

そして、虎[足へん+包]泉の水である。

P1140739.jpg

一口含んだとたんに感じるのは、とろりとしたまろやかさ。
シルキーで、やわらかい。
お茶も確かにおいしく感じられる。

観光で虎[足へん+包]泉に行くとやたらと表面張力の高さが強調されるけれど、
ともこさんの相棒氏によれば水であれば基本的に表面張力は一緒とのこと。
おそらく何かしら微量元素が混じっていて、
その関係で他の水より表面張力が高くなっているだろう。
龍井茶をここの水で淹れるとおいしいというのも、
その成分が関わっていると思われる。
まあ、そもそもお茶は産地の水で入れるのがおいしいというのが通説なので、
単に杭州のお茶だから杭州の水が一番!ということなのかもしれない。

実は、この後農夫山泉の水で淹れた龍井茶と飲み比べをしてみたのだが、
農夫山泉には虎[足へん+包]泉の水で淹れたものを一口飲んで感じた
とろみやまろやかさはなかった。
比べてみれば、確かに虎[足へん+包]泉で淹れたもののほうがおいしい。
さすが、杭州双絶である。

ただ、農夫山泉もお茶好きには人気の高いお水。
しかもこの日使った農夫山泉は浙江省(確か杭州)でボトリングされたものなので、
それでも十分おいしく淹れられていたはずだ。

ところで、農夫山泉には水源が四箇所あるって知ってました?
浙江省のほかに、広東省、湖北省、吉林省でボトリングされているんだそうだ。
これ、ともこさんからの情報。
知らなかった〜。
トリビアトリビア。

続いて飲んだのは、ともこさんが持ってきてくださった安吉白茶。

P1230511.JPG
(ユリの花のように反り返った茶葉が美しい)

白茶と名前が着いているけれど、これは緑茶。
茶芸師試験には必ず出る定番問題だそうだ。

この日ともこさんが淹れてくださったのは、
龍井茶の製法で作られたという白茶龍井というお茶。
龍井茶のように扁平加工されている。

安吉白茶は数年前から人気が出始め、今年はこの白茶龍井が大流行の兆しとか。
しかし、緑茶なのに白茶を名乗り、しかも龍井がくっついてたら
知識がないといったい何茶なのかさっぱり分からない。
もともとからして白茶と名がついているのに緑茶で十分トリッキーなのに、
白茶龍井だなんて実に消費者泣かせのネーミングだ。

香りは龍井ほど立たないが、
アミノ酸が豊富でうま味がはっきり感じられる。
龍井よりはかなり日本茶寄りなので、日本人にはかえってウケがいいかもしれない。

素敵なお庭で新茶を楽しむお茶会は思った以上の大成功で、
至福のひと時を過ごすことができた。
まさに、「北京の愉しみ、ここにあり」。

お庭を使わせてくださったYさん、
おいしいお茶を淹れてくださったともこさん、
そしてご参加いただいたみなさま、
本当にありがとうございました!


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