2010年05月26日

【津菜典蔵】高端津菜(二)

高級天津料理
高端津菜(gao1duan1 jin1cai4)
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【ところ:天津・津菜典蔵/ねだん:記事参照】

さて、スーパー銭湯みたいな外観と成金趣味のインテリア、
そしていかにも新派な盛り付けの割に、
意外にも好感のもてる上品で控えめな味付けの前菜に気をよくした私たち。

果たして熱菜(re4cai4)=あたたかい料理のお味は?

大蝦白菜炒(da4xia1 bai2cai4 chao3):78元
天津白菜とエビの炒め物

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天津白菜は日本ではそのまま天津白菜と呼ばれたり、
タケノコハクサイと呼ばれていたりする

タケノコハクサイと言うだけあって、
普通の白菜よりも細長くてひょろりとしている。
これ、確かニューヨークのgunjimachikoさんのブログ
「グンジ家の食卓」でも紹介されていたような?

普通の白菜をぎゅうっと凝縮したような甘みがあって、
旨みが濃厚に詰まっている。
チコリ(アンディーブ)を彷彿とさせるのは「娃娃菜(wa2wacai4)=ベビー白菜」と同じだけど、
娃娃菜よりちょっと普通の白菜寄り?

殻つきエビと炒めて少しスープを入れて煮たシンプルな料理。
でもなんだかしみじみおいしくて、箸が進んだ。

炒青蝦仁(chao3 qing1 xia1ren2):88元
天津エビとキュウリの炒め物

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エビとキュウリの組み合わせは、炒めものとしては定番だ。

青は「青瓜(qing1gua1)」で、キュウリのこと。
キュウリは中国語で「黄瓜(huang2gua1)」だけど、
地方によっては「青瓜(qing1gua1)」と呼ばれることも多いようだ。
いや、厳密に言うと違うのかな?

罾[足崩]鯉魚(zeng1beng4 li3yu2):38元
コイのサックサク揚げ

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これは伝統的な天津料理。
コイを鱗ごとカリンカリンに揚げて、
甘辛い醤油ダレをジュジュッとかけたものだ。

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「罾[足崩]鯉魚(zeng1beng4 li3yu2)」という名前は、
揚げあがったコイが「罾(zeng1)=四つ手網」の中で
「[足崩](beng4)=びちびちと跳ねる」ように見えるところから名づけられた。

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(みっ、見つめないで!)

こちらで食べられるコイ料理は泥臭くて好きではないのだが、
この料理のコイはサックサクに揚がっていて最高。
身までかなり油が通っていてふっくらした食感を楽しむことはできないが、
その代わりカリカリと軽い歯ざわりが面白い。

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鱗までカリリンとスナック感覚で。

典蔵四書院(dian3cang2 si4shu1yuan4):68元
煮込み肉四種(肉団子、豚バラ、牛肉、ダック)

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持ち手のついた風雅なお盆に乗せられて供せられた煮込み料理四種。

肉団子/豚バラ肉
牛肉/ダック肉

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どれも濃い目のしょうゆ味。
甘みはあるけれど、甘ったるいところまではいかなくていい感じ。
八角など香辛料がやたらと主張して前に出てくることもない。
醤油煮なのに田舎くさくならないあたりが、心憎い。

紫蟹銀魚鍋(zi3xie4 yin2yu2 guo1):28元
カワガ二とシラウオ入りのスープ(キノコたっぷりのロールキャベツ入り)

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紫蟹も天津の地のもの。
銅銭くらいの大きさのカワガニで、その大きさに比して味噌はたっぷり。

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このカワガニとシラウオを使ったこのスープも天津ならではの料理だそうだ。

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カワガニは味噌も子もしっかりついていて、ちっこいのにいじらしい。
ありがたく、殻ごとガリゴリといただいた。
いやあ、ちまちまと殻から身をかきださないといけない大き目の蟹より
このくらいのほうが楽ちんでよいわあ。

キノコをたっぷり包み込んだロールキャベツはこの店のオリジナルだろうか。

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これもスープをたっぷり吸って実に美味だった。

津菜素水餃(jin1wei4 su4shui3jiao3):21元
天津風野菜餃子(春雨、干し豆腐、もやし、香菜入り)3両分

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天津の餃子と言えばこれ!
というくらいポピュラーな餃子だそうだ。

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このくらいさっぱりとした素材ばかりの餡なら、
さんざん食べた後でもつるりつるりといくつも平らげてしまいそう。
(「しまいそう」じゃなくて、ほんとにいっぱい平らげた)

スーパー銭湯風天津料理レストラン、
いやあ、成金趣味の外観からの予想に反してお味は絶品だった。

でもやっぱり、ちと割高だったかな。
あの馬鹿でかい建物やインテリア分のお金を払っているかと思うと、
腑に落ちないものも感じるのであった。


▼過去の「津菜典蔵」関連記事
【津菜典蔵】高端津菜(一)

▼お店情報
津菜典蔵(jin1cai4 dian3cang2)
天津市河北区天緯路22号
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<アクセス>
ホリディ・インと天津美術学院の間の通りを大悲院へ向かう途中にあります。


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