2010年05月25日

【津菜典蔵】高端津菜(一)

高級天津料理
高端津菜(gao1duan1 jin1cai4)
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【ところ:天津・津菜典蔵/ねだん:記事参照】

お昼ごはんは
「一度行きたいと思っていたんだ」
とアトリエ主が
大悲院近くに開店したばかりの天津料理のレストランに連れて行ってくれた。

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まるで洗浴中心と見まがうほどの巨大さにあんぐり。

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(右が洗浴中心。似てる?)

そして店内の成金趣味にまたもあんぐり。

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白酒は持ち込み。
義聚永記
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天津のお酒だそうだ。

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一人一人こんなミニミニピッチャーに入れてくれる。

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この小さなグラスとミニミニピッチャーのセット、
最近よく見かけるようになった。

これで1両くらい?
中国の人ってお酒の量を「両(liang3)」で言うので、
これだと自分がどれだけ飲んだか分かりやすいのかなあ。

お酒は持ち込みだったので注文の必要なし。
問題は料理のほうだ。

すっかり天津料理を食べるつもりで入ったのに、
メニューをめくっても天津料理らしいものが見当たらない。
天津っ子のアトリエ主も困り顔だ。
ソフトオープンで張り切っている割に
メニューのことには暗そうな店員さんが勧めてくれる料理は
どう考えても伝統的な天津料理ではなく、
いわゆる「新派(xin1pai4)=ヌーヴェル」系の気取ったものばかり。

「違うって。昔からある天津料理が食べたいんだけどなあ」
とすっかり困っていたところに
コックの格好をしたおそろしく恰幅のいい男性が通りかかった。
「あ、大厨だよ!あの人に聞いてみよう」
呼び止めて聞いてみたらば、
たちどころにいくつか料理名を挙げてくれた。
「そうそう!こういうのが食べたかったんだよ。君、覚えておきなさい」
さっきの店員さんを軽くたしなめて、注文は終了。

「さすが大厨だね」
「ちょうどうまい具合に通りかかってくれてよかったねえ」

早いところコックさんを呼び出せばよかったんだけどね。

注文が済んでほっとしたところで、また小事件。
なんと、いきなりフルーツが出てきてしまったのだ。

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「ちょ、ちょ、ちょっと!いきなりフルーツはないでしょう!?」
慌てて静止すると、
「当店ではフルーツを先にお出ししています」

実はこれも最近多くなってきた。
改めて理由を聞いたわけではないのではっきりしたことは不明だけど、
先日中医学に詳しい方に聞いたところだと
食後にフルーツを食べるのは胃に負担がかかるのであまりよくはないとのこと。
食前のフルーツはお客さんの胃を思いやってのこと?

さて、お料理。
まずは前菜から。

天津味道(Tian1jin1 wei4dao4):12元
天津風前菜の盛り合わせ

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芥末墩(jie4modun1)=白菜のカラシ漬け
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茄泥(qie2ni2)=ナスのゴマダレがけ
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蓑衣黄瓜(suo1yi1 huang2gua1)=キュウリの酢の物風
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どれも北京にある定番前菜。
このあたりは共通なのか。
いや、実は天津がオリジナル?
どれもとても上品な味。

新派爆肚(xin1pai4 bao4du3):32元
ゆでたセンマイのごまだれ和え

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ゆでモツもなんだかおされ。
盛り付けはバカボンのお巡りさんみたいだけど。

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北京のゆでモツ店で食べるよりはかなり細めの千切りになっている。
前菜として食べるにはこのくらいの細さが正解かもしれないけど、
ゆでモツはやっぱりゆでたてのアツアツを食べたい。

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これは何味だったっけ?
あまりに時間がたってしまって忘れてしまった。
酸っぱかったような?

糟香小壇(zao1xiang1 xiao3tan2):28元
ダックの砂肝と舌の酒かす漬け

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これは江南のほうの料理という気もするけど、おいしかったので、ま、いいか。

こちらは砂肝。
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舌がぷっくりと肉付きがよくて驚いた。

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これがほんとの「舌が肥える」。

藍梅水沙(lan2mei2 shui3sha1):18元
マッシュポテトのブルーベリーソースがけ

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最近流行のブルーベリーソースを使った前菜。
ヨーグルトがプラスされることもある。
これはポテトだったが、
生のヤマイモやふかしたヤマイモとの組み合わせも多い。

ブルーベリーソースに抵抗がある人は仕方がないけど、
これ、意外といけるのだ。
この日のように前菜をある程度の数頼むなら、
一つこんなものを入れるのも変化がついて面白い。

前菜を一通り食べてみた感想は、
「新派っぽい気取った盛り付けが鼻につくけれど味は悪くない」。

オーダーでの店員さんとのやり取りがあまりに要領を得なかったので
「店を変えることを考えたほうがいい」
という発言まで出た割りには、まずまずの滑り出しだ。
これは意外と期待できるかも・・・

が、長くなったので残りの料理はまた次回。


▼お店情報
津菜典蔵(jin1cai4 dian3cang2)
天津市河北区天緯路22号
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<アクセス>
ホリディ・インと天津美術学院の間の通りを大悲院へ向かう途中にあります。


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posted by ayazi at 00:00| Comment(2) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も普段食事の一口目は生野菜やフルーツです。空腹時に先にこれらの物を食べると酵素がでて体にいいとか。
簡単な事なので実践しております
Posted by w at 2010年05月29日 13:20
>wさんへ

食前のフルーツは理にかなっているのですね。
生野菜は中華料理レストランではあまりないので難しいかな?
いや、野菜を使った涼菜をまず食べればいいってことですね。
それなら私も実践できるかも。
Posted by ayazi at 2010年05月30日 18:56
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