羊肉串(yang2rou4chuan4)
【ところ:白家荘/ねだん:記事参照】
麺が名物料理の平娃三宝だが、
ここに来るお客さんが必ず頼むもう一つの名物がある。
羊肉串だ。
もう一つの名物なんて書いたけど、
かく言う私もお目当ては麺じゃなくて実はこっち。
日本への帰国を前にした友人が
「やっぱり羊が食べたい!」
とのことだったので、
送別食事会の場所としてここを選んだのだった。
店の中には
こんな風に羊肉だのなんだのを刺した串がうずたかく積まれている。
右のスタンドにぶら下がっている肉は
烤羊蠍子(kao3yang2xie1zi)。
羊蠍子は羊の背骨のところで、
蠍の形に似ているのでこの名がある。
鍋で食べるのが定番なのだが、
ここ2年ほどかな?
煮込んだのをさらに焼いた烤羊蠍子が人気だ。
羊のほかに鶏手羽なんかもあるのだが、
この日は羊オンリーで。
小肉串(xiao4rou4chuan4):8元
羊肉シシカバブ(小)
内蒙古羔羊肉串(nei4meng2gu3 gao1yang2rou4chuan4):12元
内蒙古産子羊肉のシシカバブ
これで三人分。
1人一本ずつ。
金串のほうが小肉串だったかな?
羔羊のほうが確かにやわらかかったかも。
先に焼きあがったこの二種類を食べる間もなく、
ここにさらに串が上乗せされて……
烤羊排(kao3 yang2pai2):16元
羊スペアリブ
羊腰(yang1yao1):30元
羊の腎臓
こうしてみると結構なお値段だな……
どれもいける。
一番人気はスペアリブだった。
やわらか〜い!
唐辛子やクミンシードはやや控えめで
食べやすい味。
辛いものやスパイスが苦手な人でも楽しめそうだ。
前菜も豊富に揃っている。
これはお店に入ってすぐのところにある前菜コーナーで注文して
自分でテーブルまで運ぶスタイル。
醤牛腩(jiang4niu2nan2):25元
牛肉のタレ煮込み(冷製)
果仁絲瓜尖(guo3ren2 si1gua1jian1):15元
ナッツとヘチマの穂先の和えもの
ピーナッツやカシューナッツはよくあるけど、
アーモンドを和えものに使ってるのは珍しい。
ところでこのお店、
北京発祥のようなのだが青島にも進出していて、
そのためなのか青島の海鮮を使った料理が結構豊富にある。
中国人のお客さんには
ホタテと春雨のニンニク風味蒸しが人気だったけど、
私たちはこれを試してみた。
鳥貝(niao3bei4):40元
石垣貝(エゾイシカゲガイ)の炒めもの
トリガイの中国語は(日本)鳥尾蛤?
唐辛子をきかせて海鮮を炒めた料理って、
日本にいると食べないよなあ。
貝類の唐辛子炒め、いけます。
青島に支店があるからか、
無濾過の青島ビールが置いてあった。
青島原漿(qing1dao3 yuan2jiang1):35元
青島ビール(無濾過)
それとこんなのも。
大罐全麦啤(da4guan4 quan2mai4pi2):38元
ヴァイツェン
ヴァイツェンがおススメです。
***
深夜も営業する串と麺の店なんていうとカオス的イメージがあるけど、
店内もまずまずきれい。
今度は深夜に行って
このお店の真の姿を見てみようかな。
▼これまでの「平娃三宝」関連記事
・【平娃三宝】招牌削麺
◆お店情報
平娃三宝
朝陽区中紡街向軍荘路甲10号
010-6503-1831
<アクセス>
東三環から白家荘路を西方向に入り、150メートルほど行ったところ、
道の北側です。
地下鉄なら6号線、10号線「呼家楼」駅、または10号線「団結湖」から
アクセスできます。
■ayaziのブログ■
北京。おいしい生活。
*中国からは相変わらずアクセスできません……
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