清拌小乳瓜(qing1ban4 xiao3ru3gua1)
【ところ:三里河/ねだん:32元】
北京を代表する老舗レストランの1つ、同和居飯店。
(前ブログでは「同和居飯庄」としていましたが、正しくは「同和居飯店」のようです)
北京の美食家の中には、
老舗レストランなんて旧態依然としていてダメとバッサリ切り捨てる向きもあるが、
私は結構好き。
天井の高くてだだっぴろ〜い大箱のお店の感じとか、
あまりやる気の感じられないなおざりなサービスが国営時代を思い起こさせて、
逆になんだか懐かしいのだ。
だから同和居も割と好きなお店なのだが、
生活エリアからかなり離れたところにあるのでなかなか行く機会がない。
ある日、友人と月壇公園近くにあるアクセサリーの卸売市場に行くことになり、
せっかく西まで遠征するのだから同和居に寄ろうという話になった。
同和居と言えばコレ!
という名物料理をいくつか食べたのだが、
思いのほか箸が進んだ新顔の前菜があったので、まずはそれを。
清拌小乳瓜。
花丸きゅうりを和えた前菜だ。
黄色い花のついた小さなきゅうり。
日本では刺身のつまなどあしらいによく使われている。
北京でも最近花丸きゅうりを使った料理をちょこちょこと見かけるようになった。
以前、胡同の中の雲南料理レストラン滇客滇来や
北京風味料理レストランの京味楼で、
炒めたものを食べたことがある。
▼以前食べた花丸きゅうり料理
・【滇客滇来】雲南菜(之二)
・【京味楼】給平時不吃中餐的人点菜
でも和えものは初めて。
キュウリの青臭さはなくて、癖のない味。
炒めものにするよりも
コリコリ、ポクポクとした食感がストレートに味わえて実に楽しい。
じゃがりこを食べる時のような楽しさと言えばいいかなあ。
この日の人気ナンバーワンだった。
香椿苗拌桃仁(xiang1chun1miao2 ban4 tao2ren2):32元
香椿苗とクルミの和えもの
もう一品も香椿のスプラウトを使ったあっさりした前菜。
香椿は初夏が旬で、新鮮なものを年中食べることはできないが、
この香椿苗は一年通して食べられる。
香椿よりはかなり控えめではあるけれど
独特のエグミが確かに感じられ、
それがクルミのミルキーなコクに負けずしっかりと調和し合っている。
この組み合わせ、よく考えたものだと
食べるたびにうなってしまう。
***
この日食べた前菜はこの2品。
ほかに食べた料理はまた次回アップいたします。
◆お店情報
同和居飯店
西城区三里河月壇南街甲71号貴陽飯店2階
010-6852-2917
<アクセス>
地下鉄1号線「木樨地」駅の西にある三里河路を北上し、
月壇南街にぶつかったら右(東方向)に曲がり、 しばらく行ったところ。
道の北側にあります。
■ayaziのブログ■
北京。おいしい生活。
*旧ブログは現在中国からアクセスできません。
*このリンク先を経由すると見られるかも。
見たいページのURLを貼り付けてGO!してみてください。
■ayaziの本■
「食」の中国語
出版社:東洋書店
価格:1800円(+税)
「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
詳細はこちらで。
▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
・アマゾン
・楽天ブックス
・東洋書店
北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
出版社:東洋書店
価格:1100円(+税)
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。
超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリスト付。
詳細はこちらで。
▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
・アマゾン
・楽天ブックス