2012年04月30日

【一家一飯堂】潮州住家菜大展示(之二)

潮州家庭料理大集合
潮州住家菜大展示(Chao2zhou1 zhu4jia1cai4 da4 zhan3shi4)
P1030545.JPGP1030550.JPG
P1030145.JPGP1010292.JPG
【ところ:麦子店/ねだん:記事参照】

続いて野菜もの。

大地魚炒広東芥菜(da4di4yu2 chao3 guang3dong1 jie4cai4):48元
干し魚と広東芥欄の炒めもの

P1030550.JPG

以前よく通っていた新城国際近くの潮州料理レストラン「潮汕小館」でも
よく頼んでいた料理。

▼新城国際近く「潮汕小館」の記事
【潮汕小館】潮州菜
(最近引越ししたというウワサも)

大地魚はエイヒレみたいな感じの干し魚。
これと芥蘭との組み合わせは潮州あたりでは定番ということかな?

芥蘭がコリコリした食感でいける。
野菜の炒めものに魚の干物を入れるって目から鱗の発想。
でもなかなか合います。

上湯西洋菜(shang4tang1 xi1yang2cai4):48元
クレソンの炒めもの・スープ仕立て

P1030551.JPG

最近よく見かけるクレソンもの。
最近は近所の市場でも見かけるようになってきた。
南のほうでは前から食べられていたのかな?

日本ではクレソンなんてステーキの飾りくらいで
ワシャワシャ食べるイメージがないけど
(実際お高くてワシャワシャなんて食べられないけど)
こっちだとそれほど高くないのがうれしい。

ちょっと苦味があって、青々してて、おいしいです。

秘制蘿蔔(mi4zhi4 luo2bo):48元
大根の煮物

P1030145.JPG

なんていうか、懐かしい味。
何度もリピートしてる定番料理だ。

高湯煨涼瓜(gao1tang1 wei4 liang2gua1):58元
ニガウリのスープ煮

P1010291.JPG

これはネット上で評判がよかったので味見してみた。
上品なスープで煮込んであって、やさしい味付けだ。
豚バラ肉(塩漬け)も入ってるよ!

P1010294.JPG

松籽南瓜煲(song1zi3 nan2gua1 bao3):58元
カボチャの煮込み・松の実添え

P1030545.JPG

カボチャを揚げるか炒めるかしてバター風味で煮込み、
松の実を散らした料理。

潮州料理ではなくて創作料理だと思うのだけれど、
これはかなりイケる!

これをお持ち帰りしてカレーパウダーを振りチーズをのっけてオーブンで焼いたら、
これまた美味!!

瑶柱高湯春菜煲(yao2zhu4 gao1tang1 chun1cai4 bao3):48元
貝柱と春菜の高湯スープ煮

P1010053.JPG

カラシなみたいな感じのする春菜と豚バラ肉、そして貝柱。
さっぱりしているけど旨みはしっかり。

主食の部。
念願の、豚ラード醤油ぶっかけ飯!

猪油撈飯(zhu1you2 lao1fan4):18元
豚ラード醤油ぶっかけご飯

P1010292.JPG

ご飯の上にはカリカリに揚げた豚ラード。
ここにアツアツの豚ラード醤油ダレをぶっかける!

P1010293.JPG

うわお!何てこと。
究極のデブ飯である。

そして、まぜる!
P1010295.JPG

まぜる!!

P1010298.JPG

そして喰らう!!!

バター醤油ご飯の中華版とでも呼べばいいか。
おかわり必至、問答無用のうまさだ。

このカリカリがまた!

P1010299.JPG

で、2人でどんぶり1杯ペロリと完食した。

P1010300.JPG

こういうのを、「風巻残雲(feng1juan3 can2yun2)」というらしい。
もとの意味は風がちぎれ雲を吹き払うこと。
強風が雲を一掃。
つまり、あっという間にペロリときれいにたいらげるってこと。

P1030553.JPG
(最近行ったら、こんな可愛らしいどんぶりに入ってきた)

んもう、これ、最強の主食なのだが、
この店はチャーハンの評判もなかなかいい。

欖菜松籽炒飯(lan3cai4 song1zi3 chao3fan4):58元
欖菜と松の実入りチャーハン

P1030147.JPG

欖菜、または橄欖菜というのは漬け物。
オリーブの葉という話なんだけど、ホント?
これと松の実、豚肉のみじん切りの入ったチャーハン。

P1030149.JPG

う、うま。
猪油撈飯もいいけど、これもまた捨てがたい。

最後にデザート。
ネットで評判のよかったデザートもちょいと味見。

白果芋泥(bai2guo3 yu4ni2):18元
銀杏入りタロイモペースト

P1030556.JPG

ネットでみんなが褒めまくっているので一度食べてみたかったのだが、
これは一度でよいかな。

甘さ自体はほんのりしてて上品なのだが、
かなり大量に油が入っていてそれがしつこい。
最後に食べるにはヘビーだと思う。

これが大人気ってことは、
中国人はこの油たっぷりスイーツに慣れているからだろうか?
こっちって、小豆や棗で作るあんこにもかなり油が入っているからなあ。

***

ほんとお気に入りのお店なので、
これから時間をかけてメニュー制覇を目論んでいる。
正直なところほかのレストランよりはかなり割高だけど、
料理はどれも丁寧でおだやかな味付けで食べやすい。
メニューに写真がないので注文は少し苦労するかもしれないけれど、
一食の価値はあり。

*ご注文の際にはぜひこのブログ記事を参考にしてくださいね〜!


▼これまでの「一家一飯堂」関連記事
【一家一飯堂】潮州住家菜
【一家一飯堂】潮州住家菜大展示(之一)


◆お店情報
一家一飯堂
朝陽区亮馬橋路甲46号亜星大厦1階
010-6462-4036
P1010042.JPG
(外の表示には「飯堂」とだけ書いてあります)
<アクセス>
地下鉄10号線「亮馬橋」駅下車。
亮馬橋路を四環路方面に向かい、福景苑のある交差点で右折。
秘苑を越えてしばらく歩くと左手にあります。

*席数があまり多くないので、事前の予約をお勧めします。


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2012年04月29日

【一家一飯堂】潮州住家菜大展示(之一)

潮州家庭料理大集合
潮州住家菜大展示(Chao2zhou1 zhu4jia1cai4 da4 zhan3shi4)
P1010283.JPGP1030539.JPG
P1030541.JPGP1030549.JPG
【ところ:麦子店/ねだん:記事参照】

最近、どこかで食事をしようと思うと
ついつい足が向くのがこのレストラン。
かなりのリピート率で通っている。

おかげで食べたことのある料理も増えてきたので、
ここらで一気にアップしようかと思う。

まずは前菜から。

涼拌青瓜(liang2ban4 qing1gua1):28元
キュウリの和えもの

P1010283.JPG

これは前回の記事の時に登場済み。

脆蜇頭拌青瓜(cui4 zhe2tou ban4 qing1gua1):68元
コリコリクラゲとキュウリの和えもの

P1030142.JPG

クラゲプラスで一気に40元アーップ!
クラゲは確かにコリコリでよいけれど、
特に強いこだわりがなければキュウリのみ版で十分かな。

涼拌木耳(liang2ban4 mu4er3):28元
キクラゲの和えもの

P1030538.JPG

見た目より意外と辛かった……
でもさっぱりしてておいしいです!

そしてこのお店のスター料理がこちら。

瑶柱走地鶏(yao2zhu4 zou3di4ji1):190元
ゆで地鶏のショウガソース添え

P1030539.JPG

「カツ丼の頭ならぬ海南鶏飯の頭」と言ったら
かなりの人から「鶏の頭の料理?」と勘違いされた……

皮のところがみずみずしくてつやつや。
プチュン、プルン。
お肉はしっとりやわらかい。

瑶柱(yao2zhu4)は貝柱のこと。
たぶんゆで汁に使っているんだろう。

上の写真は10人で行った時に頼んだので一羽まるごとだったが、
小さいポーションで頼むこともできる。

瑶柱走地鶏(yao2zhu4 zou3di4ji1):52元
ゆで地鶏のショウガソース添え

P1010046.JPG

ほかにも1/2羽というのもある。

続いては潮州料理に欠かせない鹵水=ローソイもの。
肉や卵、厚揚げ豆腐などを
香辛料を入れた醤油ベースのタレで煮込んだり漬け置きをした料理だ。

鹵水拼盤(lu3shui3 pin1pan2):68元
ローソイ煮の盛り合わせ

P1030540.JPG

豚大腸とタン、ガチョウ、下には厚揚げ。
よーく煮汁がしみこんでいてうまい。

潮式鹵水猪大腸(chao2shi4 lu3shui3 zhu1 da4chang2):68元
豚の大腸のローソイ煮

P1010286.JPG

こちらは豚の大腸のみ。
腸の内側の脂はかなり残っているけれど、
ここまで煮汁がしみしみだとそんなにくどくは感じない。

P1010284.JPG

土台になっているのは厚揚げ。
これもまたご馳走。

P1010287.JPG

鵝肝・鵝肉(e2gan1・e2rou4):54元+49元
ガチョウレバー・ガチョウ肉

P1030150.JPG

ほんとは108元と98元
この日は1/2ずつ盛り合わせにしてみた。

レバーがふわっふわ。
歯がなくても平気なくらい。
一方の肉のほうはしっかり噛み応えがあって、
一生歯を大切にしなきゃ、と思う。
どちらも捨てがたし。
ここはやはり盛り合わせがオススメ。

そしてメイン料理はなんと言ってもこちら。

秘制花彫紅焼肉(mi4zhi4 hua1diao1 hong1shao1rou4):78元
花彫紹興酒入り豚バラ肉の煮込み

P1010280.JPG

走地鶏と並んでこの店の白眉と言ってもいい料理。
紅焼肉はどうしてもくどくなりがちだが、
ここのはなんとなくさっぱりした後味でもたれない。
お酢をうまく使ってあるのかな?

P1030541.JPG

咸魚蒸肉餅(xian2yu2 zheng1 rou4bing3):58元
干し魚のせ蒸し豚ミンチ

P1030152.JPG

干物らしきしょっぱい魚ののった豚ミンチ。
中にはクワイらしきシャキシャキが入っていて食感的にも楽しい。

P1030549.JPG

蝦醤蒸肉根(xia1jiang4 zheng1 rou4gen1):68元
豚すじ肉のエビ味噌風味蒸し

P1010057.JPG

ウニニッとした弾力のあるすじ肉をエビ味噌風味で蒸した料理。
エビ味噌風味がとても珍しかったらしく、とてもウケた。

P1030552.JPG

ご一緒したmarchさんが
「これ、カールの味がする!」
と言うので「え〜?そんな味したっけなあ?」と半信半疑で口に入れてみたら、
「!」

かじった時の味じゃなくて、
噛み砕いて最後に歯の溝にウニニッと残ったのの味だ!

てなことを書くとジャンクな味のように思えるかもしれないが、
決してそんなことはないんですよ。

吉祥三宝(ji2xiang2 san1bao3):68元
練り物3種の土鍋煮

P1030542.JPG

3種類のミートボールが入った鍋仕立ての料理。
色の濃いのは牛肉団子、
白は墨魚丸(イカボール)、
カットしてあるのは豚肉(たぶん)。
赤いのはトマトです!

添えられてくる赤いソースはチリ。
結構しっかり辛いので要注意。

蠔仔烙(hao2zi3lao4):68元
カキのお好み焼き風

P1030547.JPG

最近コックのオススメメニューで出ていたもの。
潮州といえばコレだもんね!と喜んで頼んだのだが、
味はまあ、普通だったかな?
お値段も結構するし、次からは頼まなくてもいいかも。

***

と、ここまででかなり長い記事になってしまったので、
続きはまた次回。
ペロリと食べちゃう最強のご飯ものも出てきます!

▼これまでの「一家一飯堂」関連記事
【一家一飯堂】潮州住家菜


◆お店情報
一家一飯堂
朝陽区亮馬橋路甲46号亜星大厦1階
010-6462-4036
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(外の表示には「飯堂」とだけ書いてあります)
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2012年04月28日

【mercante(商賈意大利餐廳)】家庭式意大利菜

家庭風イタリア料理
家庭式意大利菜(jia2ting2shi4 Yi4da4li4cai4)
P1030225.JPGP1030226.JPG
P1030230.JPGP1030236.JPG
【ところ:地安門外/ねだん:チェック忘れました】
(店内暗くて、写真があまりよくないのが残念)

【お知らせ】
mercante、現在オーナーシェフがバカンスでイタリア帰国中につき閉店中。
8月28日から営業だそうです。
いやー、大胆というか、なんというか……(2012/8/26付記)


北京の原宿こと南鑼鼓巷からひょいと横道にそれて
胡同の中をくねくねと歩いていくと、
ちょっとした市場というか、商店がいくつか集まった一角がある。
近所の住民たちが食材を買いに来る庶民的なマーケットだ。

このマーケットの並びに、
小さな可愛らしいイタリアンレストランができた。

P1030095.JPG
(1月31日開店)

その名も「mercante」。
イタリア語で「商人」という意味だ。
(というのは今回初めて知ったけど)

だから中国語名は「商賈」。
ちなみに「shang1gu3」って読むんだよ!
「shang1jia3」じゃないよ!
(とえばっているが、これも今回ようやくちゃんと覚えたばかり)

小さなお店だし、
あまりにさりげなく周りの風景に溶け込んでいるので
うっかりすると見過ごしてしまいそうになる。

右隣は果物屋さん。

P1030096.JPG

左隣は小超市。

P1030097.JPG

ここのご主人はパルマのご出身とかで、
パルマハムとパルメザンチーズが売り。
でもってパスタはすべて手打ち。
出すお料理は家庭の味なんだとか。

P1030107.JPG

食材はどれも「いい塩梅」(というか「食べごろ」ってことかな)を保証!
「“年齢”にこだわっています」
というキャッチフレーズの通り、
食材の熟成期間にはかなりのこだわりがあるようだ。

パルマハムは24ヶ月、
パルメザンチーズは30ヶ月。
そしてシェフは35歳(なんだ!)

最初に立ち寄った日は食事の後だったので
バルサミコ&ラズベリーソースのパンナコッタをちょっと味見して、
後はイタリアの赤ワインを1杯飲んだだけ。

パンナコッタ(ラズベリーとバルサミコ酢のソース):36元
P1030103.JPG

でもイタリア人らしき西洋人のお客さんでとてもにぎわっていた。
にぎわい始めたのは9時過ぎと、
まったくもってヨーロッパ時間?だったけどね。

店内はほんわかした温かい雰囲気。
お店の人もフレンドリーで感じがよかった。

P1030099.JPG

P1030100.JPG

P1030105.JPG
(ホワイトバランス失敗してて温かい感じに見えないけど)

それに料理もなかなかおいしそう。
「よし、次回はぜひ食事を!」
と再訪を誓ったのだった。

***

そして後日。
あれこれ味見しようと4人の食いしん坊で再訪。
1人先に着いてしまったので食前酒にカンパリのカクテルをもらったら、
ナッツの盛り合わせをサービスしてくれた。

P1030224.JPG

メニューは前菜が4種類、
(しかもそのうちかなりのものがブルスケッタ……笑)
パスタがどちらかというと細めのタリアテッレが1種類、
かなり太めのパッパルデッレが2種類、
あとはトルテッリという詰め物入りパスタが4種類くらい。
すべて手打ち。

メインは牛肉が1種類と魚(ツナとサケ)が2種類。
残りはパルマハムとチーズの盛り合わせとか、つまめる系のもの。
それとライスケーキ、パンナコッタ、ティラミスなどドルチェ。

私たち4人が頼んだのは……

(ちゃんとしたメニュー名と値段のチェックを忘れたのだけれど、
 一緒に行った方がメニュー写真を送ってくれたので直しました!)

フレッシュリコッタチーズとセロリの前菜:32元
P1030225.JPG

リコッタチーズ好きさんがいたのでこれ。
爽やか〜。
セロリとリコッタチーズ、合います。

アンチョビとドライトマト、ケーパーの前菜:?元
P1030226.JPG
(入手したメニューにはなし。どうやら追加メニューみたい)

アンチョビ好きの私がプッシュ。
このドライトマト、いける!

そしてパスタを3種類。

P1030230.JPG

この手打ちパスタのおいしさは特筆もの!
生パスタならではの歯ごたえがなんともいえなかった。
あの食感は乾麺では出せないなあ。

パッパルデッレ(ウサギ肉のラグー):68元
P1030233.JPG

なんていうんでしょうね、
すごくコシがあるというわけではないんだけど、
ふまふましてて、シコシコ。

トルテッリ(カボチャとフルーツマスタード):68元
P1030232.JPG

カボチャのペーストはほんのり杏仁の味がして小技がきいてる。

トルテッリ(ジャガイモとパルマハム):68元
P1030231.JPG

わあ!ジャガイモがまたほくほくでうんまい!
新ジャガだから?
ポテトコロッケがしっかり生地の餃子の中に入ってる感じだ。

メインはお肉。

オーガニックビーフフィレのグリル
(ポレンタと小タマネギのバルサミコ酢煮を添えて):128元

P1030235.JPG

ビーフもまずまず。
シーソルトがあしらってあります。

でも出色だったのはタマネギ!
とろりとしてて、舌の上でやわらかく溶ける。
今思い出してもうっとり。

ほかには
ツナ・フィレのパルメザンクリームソース(ブロッコリーとポテトのパイ添え):148元
サーモン・フィレ(グリーンアスパラガス添え):98元がある。

パルマハムとパルメザンチーズの盛り合わせ:138元(かな?)
P1030236.JPG

いい塩梅に熟成していて、納得の味。
延々ワインが飲み続けられそうだ。

ほかにもビーフのカルパッチョ(118元)とかチーズ盛り合わせ(168元)など。
(メニューは少しずつ変わっている模様)

ここの料理、どれも限りなく地味〜な感じでパッと見は冴えないけれど、
実においしかった!

それに甘栗買った時の紙袋みたいな袋
(魚屋でエビが入ってるやつみたいとも言う)に入れて出してくれる
手作りパンもうまーーーい。

P1030227.JPG

P1030228.JPG

ビスコッティみたいな感じで少し固め。
カプチーノにひたして食べたい感じだ。

P1030229.JPG

お店はこの日もイタリア人らしきお客さんでいっぱいだった。
(やはりピークは9時頃からだったけど)

お洒落したり気どったりしなくても
普段着でひょいっと寄れる近所の食堂みたいなイメージ?

洗練されたお洒落なお店でも、
アニーズみたいなファミレス系でもない、
言ってみれば日本の定食屋とかおばんざい屋さんのような
まったく本当に家庭的な料理を出すお店。
私たちはワインをかぱかぱ飲んでしまったので結構な値段になってしまったが、
料理だけなら1人100元ちょっとくらいで収まるのでは?

いいお店です。
また行こ。


◆お店情報
mercante(商賈意大利餐廳)
東城区地安門外大街方磚廠胡同4号
010- 8402-5098
P1030094.JPG
<アクセス>
地安門外大街のマクドナルドもしくは地百商場の向かいにある胡同を入り、
しばらく行ったところにあります。
浩語賓館の1階テナント、果物屋さんの左隣です。
南鑼鼓巷方向から来るなら、
沙井胡同か黒芝麻胡同経由で方磚廠胡同へ。
ただし南鑼鼓巷からだとかなり分かりにくいので
こちらの地図を参考にされるとよいと思います。
(リンク先の「百度一下」ボタンをクリックしてください)


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2012年04月27日

【晋陽飯荘】山西菜(之二)

山西料理
山西菜(Shan1xi1cai4)
P1030079.JPGP1030078.JPG
P1030082.JPGP1030085.JPG
【ところ:珠市口西大街/ねだん:記事参照】
(わー、茶色いー)

清明節に牧童に導かれて(?)やって来た晋陽飯荘。
メインの料理はこれだ。

晋陽香酥鴨(jin4yang2 xiang1su1ya1):70元(1/2羽)
ダックのサクサク揚げ

P1030075.JPG

下味をつけたダックをまるごと揚げた料理。
もともと山西料理というわけではなく、
この店が創作した料理なんだそうだ。

▼「香酥鴨」についての過去記事
【晋陽双来飯荘】山西菜(之二)

ネット上の説明によると、
開業した頃に出していた燜炉焼鴨という山西料理を出していた。
ところが北京にはロースとダックがあふれていて、
しかもどれも同じような味。
そのせいで燜炉焼鴨はあまり売れ行きがよくなかった。
そこで創作したのが、
巷にあふれるローストダックとは味わいの違う香酥鴨という料理。
高温で揚げるため余分な油が落ち、
外側はカリッと香ばしく、中の肉はやわらかくてジューシー。
以来、香酥鴨は晋陽飯荘の名物料理になった。

北京では、山西料理といえば晋陽飯荘というイメージが強いからなのか、
老舗の影響力なのか、
はたまた香酥鴨そのものがおいしかったからか、
今北京の山西料理レストランのメニューにはこれが載っていることが多い。

2人で1羽はさすがに無理だというので1/2羽頼んだのだが、
なんかこう、ゴロリと転がっていて物体チック。

P1030076.JPG

断面から見ると結構微妙な眺めだ。

P1030077.JPG

不思議なもので、店員さんに切ってもらうと食べ物になった。

P1030079.JPG

テーブルナイフでなんなく切り分けられることからも分かる通り、
軽い感じによく揚がっている。

サクサク。

P1030080.JPG

北京ダックと同じように
薄く焼いたクレープのような餅(bing3)にくるんで食べる。
お好みでキュウリや葱、甜麺醤と一緒にどうぞ。

P1030083.JPG

そしてもう一品はこれ。

晋陽過油肉(jin4yang2 guo4you2rou4):35元
豚肉と五目野菜の炒めもの

P1030082.JPG

山西料理といえば過油肉。
しっかり下味をしみこませた薄切り豚肉を油にさっとくぐらせてから
五目野菜やキクラゲと一緒に炒めた料理。

▼「過油肉」についての過去記事
【凱瑞大酒店】山西菜

そこらの山西料理店で過油肉を食べるととにかく油ぎとぎとで閉口するが、
ここのはさすがにそんなことはなく比較的食べやすい。
でも、本来ならもっときかせてあるはずの黒酢の風味が足らず、
山西料理というより山東料理といった風情だ。

それはこのキノコの炒めものも同じ。

山西風キノコ炒め:?元
P1030078.JPG
(メニュー名と値段のチェック忘れました)

すぐ近くにある豊澤園で出していてもおかしくない?

同じく山西省名物の刀削麺もどことなく北京風。

刀削麺(dao1xiao1mian4):4元(大)
タオシャオ麺

肉丁炸醤(rou4ding1 zha2jiang4):16元(小)
肉味噌

P1030084.JPG

肉味噌あんだったから北京っぽい味だったのかなあ。
ほかのあんを頼めば少しは違ったのかもしれない。

P1030085.JPG

麺は結構しっかりコシもあってよかったです。

P1030087.JPG

***

晋陽飯荘は北京一の老舗山西料理レストランではあるけれど、
味からすると「北京風山西料理」といったところかな?
むしろ山東料理の味わいに近いと感じた。

本場の味に近いということでは、
亜運村の唐都大酒楼のほうがオススメかも。

▼「唐都大酒楼」関連記事
【唐都三晋酒楼】山西菜(旧ブログ)
北京唐都三晋酒楼(大衆点評網)

このお店、
太原では広東料理レストランだってとこが笑っちゃうんだけど。


▼これまでの「晋陽飯荘」関連記事
【晋陽飯荘】山西菜(之一)


◆お店情報
晋陽飯荘
西城区珠市口西大街241号
010-6303-1669
P1030067.JPG
<アクセス>
和平門から南新華街を南下し、珠市口西大街にぶつかったら左折。
東方向にしばらく行ったところにあります。
道の北側です。


*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
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2012年04月26日

【晋陽飯荘】山西菜(之一)

山西料理
山西菜(Shan1xi1cai4)
P1030067.JPGP1030068.JPG
P1030073.JPGP1030074.JPG
【ところ:珠市口西大街/ねだん:記事参照】

清明節の連休に天津行きを企てた。
天津にいる友人と会い、
シャコをたらふく食べてくる計画だったのだが、
北京南駅でその野望ははかなく砕け散った。

10時過ぎの時点で「1時過ぎの列車まで満席」とのアナウンス。
一緒に行くはずだった友人と、
「今日はもう無理だね……次の機会にしよう!」
とあっさり断念した。

さて、突然ぽっかり空いた一日をどうしよう?
馬連道までお茶を買いに行くという案も出たのだが、
「そういえば晋陽飯荘に行ったことないって言ってたよね?
 この時間ならまだ空いてるから、行ってみる?」
ということになった。

「天津でシャコ」が「山西料理の老舗」に化けた!

さて、その晋陽飯荘は1959年開店の老舗。
北京で山西料理といえばすぐに名前の挙がる有名店だ。
北京で最初に山西料理を出した店で、「中華老字号」にも認定されている。

晋陽というのは山西省にあった古代都市の名前で、
春秋時代に晋国趙氏が建造した蒲州の晋陽城と
秦代に太原に造られた晋陽城のことを指す。

隣にある紀暁嵐故居は晋陽飯荘が管理していて、
予約がいっぱいで席待ちの時間などに無料で参観が可能。

というか、
もともと晋陽飯荘は紀暁嵐故居で営業していたのだが、
2001年に北京市が修復して記念館にすることを決めたため
東隣に拡大移転したということのよう。
紀暁嵐故居を利用した店舗には老舎もよく訪れていたそうだ。

P1030067.JPG

店に入ってすぐのところには、
キンキラキンに輝く巨大な牛と牧童の像がお出迎え。

P1030068.JPG

山西省汾陽市杏花村で作られている杏花村汾酒のトレードマークだ。
由来は杜牧の詩、『清明』。

 清明  杜牧

 清明時節雨紛紛  清明の時節 雨 紛々
 路上行人欲断魂  路上の行人 魂を断たんと欲す
 借問酒家何処有  借問す 酒家は何処に有る
 牧童遥指杏花村  牧童 遥かに指す 杏花村


あら、清明節の連休に晋陽飯荘に来ることになったのは
なかなか風流なことだった?
私たちも牧童に導かれたのかな。

まったく関係ないが、
晋陽飯荘の右手には懐かしいこんなお方の姿も。

P1030066.JPG

1990年に開催された北京アジア競技大会のマスコット、
パンダの「盼盼(パンパン)」。

先日微博でこんなの書き込みを見つけて、思わずプッ。

「この子を知っている?おめでとう。あなた結構、いいお年ですよ」

私も祝福されました〜!

閑話休題。
話を晋陽飯荘に戻そう。
1階の席はなんだか暗い感じだったので2階へ。

P1030069.JPG

11時を回ったばかりとあって客はまだまばらだ。

まずはビール!
といきたいところだったが、
せっかく晋陽飯荘にやって来たのだからと、
いきなり白いのに行くことにした。

晋陽特供汾酒(jin4yang2 te4gong4 fei2jiu3):218元
晋陽飯荘特製汾酒

P1030070.JPG

結構いい値段だけど、まあ天津往復したと思えば……

飲兵衛なので白酒ももちろん飲む。
中でも汾酒は口当たりがよくてまろやかなので飲みやすい。

アテはこれ。

椿香桃仁(chun1xiang1 tao2ren2):25元
香椿とクルミの和えもの

P1030073.JPG
(メニュー名には確か「椿香」と書いてあったと思います)

こっくりしたクルミと香椿の組み合わせ。
春ですなあ。

芥末黄瓜(jie4mo huang2gua1):13元
キュウリの芥子油和え

P1030074.JPG

ツーンとくる刺激が思いのほか強烈。
キュウリをこんな風に切って和えるって意外とない。
新鮮。

ぽちぽちと前菜をつまみ、
汾酒で乾杯しながら主菜の登場を待つ。

P1030072.JPG

うむ、よき清明でありますなあ。

この頃にはすっかり天津行きが実現しなかったことも忘れて
上機嫌な私であった。


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2012年04月24日

【海碗居(松楡里店)】北京風味菜

北京風味料理
北京風味菜(Bei3jing1 feng1wei4 cai4)
P1030035.JPGP1030036.JPG
P1030046.JPGP1030053.JPG
【ところ:松楡里/ねだん:記事参照】

なんだかもう海碗居ばかりで申し訳ないのだが、
先日海碗居の松楡里のほうで食事会をしたのでその記録をちょろっと。

10名以上という大所帯だったのだが、
卓が分かれてしまうと頼む品数が少なくなってしまうからと
無理やり1卓にまとめてしまった。
参加いただいた方々にはご窮屈な思いをさせてしまって申し訳なかったが、
そのかわり品数多くいろいろ楽しんでいただけたのではないだろうか。

海碗居は何度も何度も登場しているので、
注文した料理をひとつひとつご紹介するのはなしにして、
ざざっとフォトギャラリー風に写真で振り返ってみたい。

こんな感じのものを頼むと、
北京の地元っ子の食卓っぽくなるかな……?
参考にしていただけたら幸いです。

<前菜>
芥末墩(jie4modun1):16元
ハクサイのカラシ漬け

P1030037.JPG

ここのはしっかり辛いです。

香椿豆腐(xiang1chun1 dou4fu):12元
香椿と豆腐の和えもの

P1030039.JPG

季節なので!

豆醤(dou4jiang4):23元
北京風煮凝り

P1030034.JPG

酒飲みならばきっと好き。

茄泥(qie2ni2):16元
ナスのペースト・ゴマソース

P1030035.JPG

海碗居に来ると食べずにはいられない。

<温かい料理>
麻豆腐(ma2dou4fu):22元
緑豆おからの羊油炒め

P1030036.JPG

羊油でお願いした。
苦手な方は素油(su4you2)=サラダ油に変えてもらえる。

炸灌腸(zha2 guan4chang2):16元
でんぷんチップス

P1030045.JPG

腸詰を模してでん粉+麹で造った腸詰もどき。
蒸したものをスライスして揚げ、
ニンニクだれにつけて食べる北京小吃の代表選手。
なんちゅーことはない食べ物なのだけれど、ハマる人多し。

白水羊排(bai2shui3 yang2pai2):39元
ゆで羊スペアリブ

P1030043.JPG

ここのゆで羊肉はおいしいのだ。
でもあまり皆さんお好きではなかった?
結構残ってました。

葱爆羊肉(cong1bao4 yang2rou4):36元
葱と羊肉の炒めもの

P1030047.JPG

クミンシードたっぷりの孜然羊肉と迷って迷って、最終的にこれに。

干炸丸子(gan1zha2 wan2zi):35元
揚げ肉団子

P1030049.JPG

京醤肉絲(jing1jiang4 rou4si1):32元
豚肉の甘味噌炒め

P1030051.JPG

砂鍋吊子(sha1guo1 diao4zi):36元
モツの土鍋煮込み

P1030046.JPG

溜肝尖(liu1gan1jian1):32元
レバーの炒めもの

P1030052.JPG

糖醋里脊(tang2cu4 li3ji3):38元
揚げ豚ヒレ肉の甘酢あん

P1030048.JPG
(ピンボケ御免!)

うーん、魚を意図的に避けたからというのもあるけど、
結構肉肉しい食卓になっちゃったな。

香椿炒鶏蛋(xiang1chun1 chao3 ji1dan4):25元
香椿と卵の炒めもの

P1030042.JPG

前菜でも頼んだけど、季節なので。
でも本店のもののほうが断然おいしかったなあ。
下にリンクが貼ってあるので、比べてみてね!
見ただけでおいしさの違いが分かるはず。

鶏蛋炒韮菜(ji1dan4 chao3 jiu3cai4):22元
卵とニラの炒めもの

P1030050.JPG

卵ものでダブってしまうけど、ニラがおいしいかと思って。
確かにおいしかったことはおいしかったのだが、
ちょっと炒め方が足りなかったかな?

椒油圓白菜(jiao1you2 yuan2bai2cai4):19元
キャベツの山椒油炒め

P1030040.JPG
(これもボケボケ……)

これも春先でキャベツがおいしいかと思って頼んだもの。
こういう何気ない炒めものが意外とおいしいのです。
ちょっと味は濃かったけど。

<主食>
肉丁小碗干炸(rou4ding1 xiao3wan3 gan1zha2):19元
ジャージャン麺

P1030053.JPG

この日のジャージャン麺は格別!
当たりだったな。

P1030054.JPG

麺湯ももちろん頼んで。

P1030055.JPG

でもこれってほんとにゆで汁?
どうもお湯に小麦粉を溶いただけのような気がしないでもない……が……

***

今回は炸醤麺がいつもに増しておいしかったと思う。
麺のコシ、肉味噌の味ともにかなり納得のいく出来だった。

その代わりほかの料理のほうは正直なところ
「あれ?いつものほうがおいしい?」
と感じた。
というより、増光路本店で食べるほうが断然おいしかった。

もともと炸醤麺自体は本店のほうがおいしいという評価があったのだが、
一品料理のほうも本店のほうが明らかにおいしいと改めて感じた。

東方面にお勤め&お住まいの方が多かったので松楡里店を選んだが、
やはり本店を会場にすればよかったかも。
ちょっと後悔。


▼これまでの「海碗居」関連記事
【海碗居】葱爆羊肉
【海碗居】炸醤麺
【海碗居】独茄子麺
【海碗居(松楡里店)】羊油麻豆腐
【海碗居(松楡里店)】茄泥
【海碗居(松楡里店)】白水羊排
【海碗居(松楡里店)】砂鍋吊子
【海碗居(松楡里店)】溜肝尖
【海碗居(松楡里店)】鶏蛋西紅柿
【海碗居(松楡里店)】醋溜白菜
【海碗居】香椿炒鶏蛋
【海碗居】香椿豆腐
【海碗居】酸菜粉絲
【海碗居】糖醋里脊
【海碗居】爆炒腰花


▼お店情報
海碗居(松楡里店)
朝陽区松楡南路36号
010-8731-3518
P1050821.JPG
<アクセス>
華威橋から東へ2qほど行ったところ、
もうすぐ西大望路に着くかな〜?というあたりにあります。
道の南側、七天連鎖酒店(7 days Inn)のビル1階です。

*料理はどれも
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2012年04月23日

【済扶島韓式海鮮料理】老板魚(三合&蒸老板魚)

ホンオ・フェ&ホンオ・チム
老板魚(lao3ban3yu2)
P1030012.JPG
【ところ:望京/ねだん:記事参照】

北京には望京という巨大コリアンタウンがあって、
韓国料理を食べるならココ!と言われている。

中でも望京新城というマンションは韓国人住民の多いところで、
そこに付属のレストラン街はほぼすべてが韓国料理店という
北京に居ながらにしてコリアングルメを満喫できるスポットだ。

P1020992.JPG

先日、その望京新城にある済扶島という海鮮料理のお店に行ってきた。

P1020996.JPG

中にはこんな小上がり(?)もあって、韓国気分が盛り上がる。

P1020997.JPG

この日のお目当てはホンオ・フェとホンオ・チム。

ホンオは韓国語でガンギエイ、
フェは同じく韓国語で切り身、刺身という意味だそうだ。
チムは蒸すという意味。
発酵させたエイを切り身でそのまま食べる料理と
蒸して食べる料理ということだ。

おおたまさん訳によると、
ホンオはつまり「腐れエイ」。
そうなのだ。
今回もまたおおたまさんの「北京で臭食を」の企画に混ぜていただいたのだ。

▼おおたまさんは例によってサクサク記事をアップ済み。
北京で臭食を。「ホンオ・フェ&ホンオ・チム」

ホンオ・フェは韓国の臭い食べ物としてつとに有名だ。
「凄まじいアンモニア臭がし、涙を流しながら食べることになる」らしい。

▼ホンオ・フェとホンオ・チムについてはこちらから。
ウィキペディアのホンオ・フェのページ
(済扶島のメニューには「カオリ」となっていたので、
 済扶島は南部にある島なんですね)

臭いもの、つまり発酵ものは大好きなのだけれど、
北欧のシュールストレミングに次いで世界で2番目に臭いと言われるホンオ・フェ、
果たして食べることができるのか??
若干の不安を抱いて参加となった。

まずは韓国ビールで喉を湿し、
前菜の数々をつつきながら主役の到着を待つ。

P1020998.JPG

P1020999.JPG

そしてついにホンオ・フェ登場!
豚ばら肉、キムチの3つを一緒に包んで食べる
三合(サマプ)という料理でいただいた。

三合(san1he2):180元
サマプ(ホンオ・フェ+豚バラ肉+キムチ)

P1030012.JPG

タレつき。

P1030014.JPG

これがね〜、腐れエイなのね〜

P1030015.JPG

出来れば豚バラ肉だけ食べたい感じね〜

P1030016.JPG

などと心で思いつつ、試食。

P1030017.JPG

結果……

食べられました〜!
ホッ。

が、強烈なお便所臭にやや怯み気味だったのは事実。
口に入れて咀嚼すると、
バキュームカーがかなり来ていないぼっとんトイレに閉じ込められたかのような
アンモニア臭がむほっと口の中に充満する。
こりゃたまらん、
とマッコリと一緒に強引に飲み下すのがホンオ・フェの食べ方とかで、
私もそれに従ってマッコリとともに胃袋に流し込んだ。

救世主マッコリさん。

P1030001.JPG

ありがとう、キミがそばにいてくれてよかった。

チャミスルもうまかった。

P1030019.JPG

さて、この腐れエイをあれこれ工夫して食してみる。
キムチでくるんだり、

P1030018.JPG

昆布で巻いたり、

P1030020.JPG

ニンニクのっけたり。

P1030024.JPG

何枚か食してみた感想は……

まず、臭さは受け入れ可能。
目がチカチカして涙を流しながら食べるなんてこともなかった。
が、どうも旨みを感じるところまでは到達せずに終わった。

広東少女さん曰く、
「納豆を初めて食べた外人もこんな気持ちなのかも」
うん、なるほどね。

おおたまさん曰く、
「これが時々食べたくなる」
とのことだけど、私は今のところそこまでのマニアにはなれなそう。
まだまだ修行が足りないようだ。

ただ、臭いものによくあるように、
何度か食べるとハマってそれがないと物足りないと感じるようになるかも?
実は翌日になってから
口の中に残るもわん感が懐かしいと感じるようになった。
次回食べたらもっとおいしいと思うかもしれない。
あと何回か食べてみてから結論を出したいと思う。

そしてもう一品の腐れエイ料理。

蒸老板魚(zheng1 lao3ban3yu2):58元
ホンオ・チム(腐れエイの蒸しもの)

P1030022.JPG

こちらは拍子抜けするくらい匂いなし。

P1030026.JPG

部分によっては少しだけ
「お!来る!?」
と思うこともあったが、
全般的に安らかな気持ちで食べることができた。

ところで、
ホンオは中国語で「老板魚」という。
「老板」は社長という意味。
だから「老板魚」は社長魚ということになるんだけど、
はて、エイにどうして社長魚なんていう名前がついたんだろう?

これについて、
一緒に参加した広東少女さんが一つ仮説を立てた。

「老板の靴下は臭いから?」

そんなバカな?
と思っていたのだけれど、
ホンオ・フェをもぐもぐしながら
「トイレ臭のほかにも似ている匂いがある気がする……」
と考えていて思いついた。

「何日も履き続けた靴下の匂いがする!」

そう、寝台バスなどで乗り合わせた中国人男性の
汚れて足の指の形が魚拓のように見えるようになった靴下の匂い!

依然としてなぜ社長なのかという疑問は残るけれど、
靴下のほうは確かにそう!
広東少女さんの仮説に俄然信憑性が出てきたのだった。

***

臭食だけじゃあまりにもチャレンジングなので、
保険と言ってはなんだがこんな鍋も頼んだ。

貝殻火鍋(bei4ke2 huo3guo1):268元(大)
貝いっぱいの海鮮鍋
P1030002.JPG

韓国料理の例にもれず、
こちらの鍋もお姉さんがジョキジョキとハサミで具を切ってくれる。

P1030004.JPG

P1030005.JPG

くつくつ。ふつふつ。

P1030008.JPG

貝だけじゃなく、蟹やタコなんかも入ってる!

P1030007.JPG

この鍋が実にうまかった!
貝やらエビやらカニやらからドクドクジュワジュワと旨みが出て、
海鮮エキスだまり状態。
それをしっかり吸い込んだ大根がまた美味。
ゆで卵も入っていて、おでんの卵好きにはたまらない。

最後に麺を入れてシメ。

P1030027.JPG

P1030028.JPG

これはいけます!
(ホンオ・フェはあと何回かチャレンジするぞ!)


◆お店情報
済扶島 韓式海鮮料理
北京市朝陽区望京新城424楼2F
010-6470-6467
P1020992.JPGP1020996.JPG
<アクセス>
広順北大街沿い、望京新城のKFC右側にある入口を入って階段を上がり、
2階右側すぐのお店です。


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2012年04月19日

【某社区】炸醤麺

ジャージャンメン
炸醤麺(zha2jiang4mian4)
P1020963.JPG
【ところ:−/ねだん:−】

ある中国人のお宅にお邪魔して
手作りの炸醤麺をご馳走になる機会があった。
炸醤麺は数え切れないくらい食べているけど、
家庭で作ったものを食べたことは驚くほど少ない。

この日の料理人は息子さん。
ご結婚もされていてご両親とは同居されていない(たぶん)のに
炸醤麺を作るためにわざわざ来てくださったらしい。
かたじけない。

お母様曰く、
「彼が作る炸醤麺が一番おいしいから。」
中国人のお宅に遊びに行くと、
料理担当が男性であることがよくある。
以前うかがった留学時代の先生のお宅でも
腕を振るったのは旦那さんだった。
理由は、
「彼のほうが上手いから。」
男か女かにかかわらず、得意なほうが料理をする。
中国っていいな、と思うことの1つだ。

本当は肉味噌の作り方からじっくり見学して
家庭の味をマスターしたかったのだが、
残念ながら諸事情でそれは叶わず。
でもいいの。
主目的は食べることだからね!

家庭で食べる炸醤麺のいいところは、
麺の上に野菜をたっぷり乗せられることだ。
お店で食べるものは
野菜が申し訳程度にちょろちょろとしか乗っていなくて、
物足りない思いをするが、
家庭でなら麺ちょっとに野菜大盛りなんてこともできる。

P1020960.JPG

この日準備された野菜は、
ニンジン、キュウリ、大根の千切り、
ゆでたホウレンソウとチンゲンサイ、それに大豆と青豆。
ほかにも卵焼きがあった。
卵焼き!
炸醤麺に卵焼きなんて、初めてだ。

P1020961.JPG
(ところどころ酒のアテが紛れ込んでおります)

「炸醤麺には北京スタイルと天津スタイルがあってね。
 北京のは上に乗せる野菜が少なめで、
 天津のはたっぷり野菜を乗せるんですよ。
 今日のはどっちかというと天津寄りかな。」

料理人氏が説明してくれた。

「さあ、どうぞどうぞ!」
という声を合図に、
それぞれ麺を取りそこに思い思いの野菜をトッピング。
私は麺をほんのちょっと。
そこに野菜を山盛りにしていただいた。

P1020964.JPG

野菜全部盛り。
面白かったのが大根の千切り。
シャキシャキとした軽快な歯ざわりが楽しいし、
それに何よりみずみずしい。
炸醤麺は肉味噌の味が重ためなのでどうしてもしつこくなってしまうが、
大根のおかげであっさり食べられる。

肉味噌ももちろん手作りだ。
通常は豚バラ肉を小さく切ったものを使うけれど、
この日は挽肉にしたとのこと。
(といってもかなりの粗引きだが)
味付けはややしょっぱめ。
でも落花生の漬け物らしきものが入っていて、
それがアクセントになってなかなかいける。

それにやっぱり家庭で作ったもののほうが油が少ないかも。
いや、それでもかなりの量の油なんだけれども。

麺は手打ち。
でも家で打ったわけではなくて、買ってきたものだそうだ。
コシはそれほどなかったけれど、
つるつるとなめらかでいくらでも入ってしまいそう。

でも家庭で食べる炸醤麺で何がうれしいかって、
やっぱり野菜がもりもり食べられることなのだ。
おかわりもやっぱり、
麺ちょっとに野菜てんこ盛りでいただいたのだった。


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2012年04月17日

【四季民福烤鴨店】京菜

北京料理
京菜(jing1cai4)
P1020952.JPGP1020956.JPG
P1020957.JPGP1020955.JPG
【ところ:東四十条/ねだん:記事参照】

ここ、以前は福家楼だったところ。
通りかかるたびに、
「改装しているなあ。いつ開店かなあ」
と思っていたのだが、
なんと改装ではなく別の店になっていた。
それが四季民福烤鴨店。

(ちなみに以前このブログでもアップしたことのある
 灯市口の民福居も四季民福烤鴨店に変わっている)

この日は日本から友人とご両親、さらにそのご友人夫妻が訪燕。
天地劇場で雑技を鑑賞後、近くで食事をということになったのでやって来た。
一度来ようと思っていたところだったので、ちょうどいい機会だった。

実際の文言は忘れてしまったが、
店の入口に「化学調味料は使ってません」的なことが書いてあった。
「それなら注文の時にわざわざ言い添えなくていい。ラクチン、ラクチン」
と思うと同時に、
こんなことを謳う店が出てきたことに感慨を覚えた。

烤鴨店というくらいだから北京ダックがメイン料理なのだが、
ご一行様は前日すでにダックを召し上がっているということだったのでパス。
(なのでダックの味は不明)

さらに、鶏肉が苦手な方、辛いものが苦手な方がいらして、
そして皆さんご年配の方なのであまり油っこいものは避けて、
それほどお腹に負担のないものを……
と、なかなかに制約の多い注文になったのだが、
それが私にはかえっていい勉強になったかも。

友人と相談しながら頼んだものは以下の通り。

水芹苗拌黒豆腐絲(shui3qin2miao2 ban4 hei1dou4fusi1):19元
水芹苗と細切り押し豆腐の和えもの

P1020952.JPG

辞書を引くと水芹はセリと出ているのだが、
これはセリじゃないよな。
クセがなくて食べやすいのだけれど、いったい何だろう?

*コメントをいただいて改めてよくよく見てみたら、
 どうもセリかもしれない??という気がしてきました。
 (日本のものと同じではないかもしれませんが)
 クセがなかったのは苗で香りが弱かったからかも。
 (2012/4/18追記)


黒豆腐絲は黒い押し豆腐なのだが、この黒は黒大豆由来?

香醋木耳(xiang1cu4 mu4er3):23元
キクラゲの和えもの

P1020953.JPG

コリコリの肉厚キクラゲ。
こっちにいると当たり前になってしまうけど、
日本からいらした方には新鮮だったようだ。
お酢の爽やかな風味もあってなかなか評判のよかった一品。

芥末墩(jie4mo dun1):26元
ハクサイのカラシ漬け

P1020951.JPG
(上のトビッコ(?)は余計だ!)

辛いのが苦手な方がいるのは分かっていたのだが、
「北京の旧正月には欠かせない伝統的な前菜なんですよ」
と説明しながら食べていただけば
仮にダメでも日本に帰ってから後々話のタネになるかも、
と半ば強引に注文。

抓炒里脊(zhua1chao3 li3ji3):36元
豚ヒレ肉の揚げ炒め

P1020954.JPG

ガリッというくらいしっかり揚げた豚ヒレ肉を
甘辛のタレでからめた料理。
これが意外によくて、密かに箸を運ぶこと複数。
豚ヒレ肉を揚げてあんをからめるというと
甘酸っぱい糖醋里脊をすぐに思い浮かべるけど、
たまにはこっちも悪くないな。

碩果蝦球(shuo4guo3 xia1qiu2):88元
ナッツとエビの炒めもの

P1020957.JPG

なるべくさっぱりした炒めものをと思って注文したもの。
値段が高くつくこともあって
エビの炒めものなんて普段はほとんど頼まないが、
エビものがあると日本からのお客様には喜んでいただける。
それにカシューナッツやアーモンドも日本では結構高くつくので、
こうして料理に使われているとなんだか得した気分になれる。

味は想像した通りさっぱりした塩味。
エビもプリプリでなかなかおいしかった。

永寧豆腐炖自制咸肉(yong3ning2 dou4fu dun4 zi4zhi4 xian2rou4):42元
永寧豆腐と自家製塩漬け豚肉の煮もの

P1020956.JPG

さっぱりしてそうだし、自家製の塩漬け肉にそそられて注文。
豆腐の焼けたような風味が気になったかもしれないけれど、
私はそれが結構好き。
塩漬け肉も塩気がそれほどきつくなく、いい塩梅だった。

銀杏炒百合(yin2xing4 chao3 bai3he2):49元
銀杏と百合根の炒めもの

P1020955.JPG

この組み合わせも日本では高級品。
こちらでは割合普通に炒めものとして出てくる。
百合根ほこほこ。

どの料理もあっさりした食べやすい味付け。
化学調味料を使っていないだけあって、
食べた後に妙に喉が渇くなんてこともなかった。
店内もまずまずきれいだし、
日本からのお客様をもてなすにはなかなかいいお店だと思う。

P1020959.JPG

以前の福家楼も北京の料理が一通り食べられて便利な店だったが、
この四季民福烤鴨店もなかなか使い勝手がよさそうだ。
ダックもあるしね。

ただ、頼んでいたはずのアスパラガスとキヌガサタケの炒めものが
オーダーもれして食べられなかったり、
(だから緑色のない食卓になっちゃった)
最後にチャーハンを頼んだら、
注文からだいぶ経ってから「ご飯がなくなってしまって出来ない」と言われたり、
それではと代わりに頼んだ葱餅も結局出来ないと言われたり、
なんだか最後でトットットッと躓いて尻切れトンボのような印象になってしまった。
まあ来店時間が遅かったので仕方なかったかもしれないが、
ないならないで早めに言ってほしかった。
味がよかっただけに、ちと残念。

ところで、上のほうでもちらりと書いたが、
今回の注文はとても考えさせられるところが多かった。

普段、私が料理を注文すると
「北京に来たのだから北京っぽいものを食べてもらいたい!」
という気持ちが強くなりすぎて、
結果的に味の濃いこってりした料理ばかりになってしまいやすい。
日本からの方とご一緒する時は
なるべく野菜多め、あっさりめを心がけるけど、
普段さっぱりした薄口のものを食べている人にとっては
それでもまだ重めの食卓になりがちだってことだなあ。

北京っぽいものを食べずに帰ってしまうのはもったいないけど、
北京っぽいものばかりを食べて
「やっぱり中華は油っこくてもたれた」
という感想を持って帰ってしまうのはやはり残念だ。

「北京に来たからには北京の味を!」
とこだわるのは私のわがままということなのかもしれない。


◆お店情報
四季民福烤鴨店(東四十条店)
東城区東四十条25号
010-6401-3267
P1020950.JPG
<アクセス>
地下鉄2号線「東四十条」駅A口から出て西へ。
陸橋を越えてすぐのところにあります。


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2012年04月13日

【松鶴楼菜館】蘇州菜

蘇州料理
蘇州菜(Su1zhou1cai4)
P1010075.JPGP1010078.JPG
P1010072.JPGP1010077.JPG
【ところ:東交民巷/ねだん:記事参照】

前にも書いたが、
実は老舗系のお店に弱い。
留学生から北京生活をスタートさせたので
老舗は高くて敷居が高かったし、
近所の安いお店のおいしさにはまってそればかり探求していて
老舗まで気持ちが向かなかった。

働き出してからも老舗に通うほど懐が豊かだったわけではなく、
やっぱり庶民的な店にばかり通っていた。
結果、誰もが知っているような老舗なのに
行ったことがないという店が結構ある。

最近、さすがにそれではいかんと反省して、
今更ながらだが意識的に老舗の店に行くようにしている。

松鶴楼も老舗中の老舗の蘇州料理レストランだが、
これが初訪問。

P1010068.JPG

ご一緒した方は松鶴楼経験者で、
その方曰く改装してなんだか豪華になったとのこと。
ついでに値段もずいぶん上がったようだ。

玫瑰蘿蔔花:(mei2gui luo2bohua1):28元
大根の醤油漬け

P1010070.JPG

大根の花って、ねえ?
きれいっちゃきれいだけど、
こういうのって、どうなんでしょう、ねえ?
個人的にはあまり必要性は感じないんだけど。

「玫瑰(mei2gui)=バラ」なんだけど、
これはこのお花盛り付けがバラの花をかたどっているから?
それともバラのジャムが入ってるとか?
食べてもよく分からなかった。
味自体は大変おいしゅうございました。

陳酒酔鶏(chen2jiu3 zui4ji1):58元
鶏肉の紹興酒漬け

P1010069.JPG

江蘇あたりの料理を食べにくるとついつい頼んでしまう一品。
さすが、安定感のあるおいしさ。

せっかく松鶴楼に来たので、名物の松鼠桂魚を頼む。

松鼠桂魚(song1shu3 gui4yu2):228元
揚げた桂魚のあんかけ

P1010074.JPG

が、これはいただけなかった。
カリカリとした歯ごたえがまったくなく、
しとっている。

P1010075.JPG

明らかに先に揚げておいた作り置きだ。
道理で電光石火の早業で出てきたと思った。

普段は松鼠桂魚を頼むことなんてほとんどない。
老舗の名物料理だから、と意を決して頼んだというのに、
これはガッカリだ。

響油鱔糊(xiang3you2 shan4hu2):88元
タウナギの旨煮

P1010072.JPG

そのかわり、タウナギは大変美味だった。
ほかの店で食べると若干くどいと感じるのだが、
ここのは非常に上品だった。

淮揚獅子頭(Huai2yang2 shi1zitou2):38元
肉団子のスープ煮

P1010080.JPG

ふんわり肉団子。
中には蟹肉入り。

P1010083.JPG

蟹粉豆腐(xie4fen3 dou4fu):28元
蟹肉豆腐

P1010077.JPG

蟹がだぶったけど。
こちらも納得のお味。

蒓菜銀魚湯(chun2cai4 yin2yu2 tang1):28元
ジュンサイとシラウオのスープ

P1010082.JPG

日本のジュンサイに比べるとかなり大ぶり。
ジュンサイのスープは普段あまり飲まないが、
(宴会やコースじゃない限り、スープ自体そんなに頼まないけど)
たまに飲むとさっぱりしておいしいね。

碧緑空心菜(bi4lv4 kong1xin1cai4):58元
空心菜の炒めもの

P1010078.JPG

こっ、これは……
「そこまでするか??」的なおせっかい盛り付け。
なんだか食品サンプルみたいで気持ち悪いよ。
味は悪くないのに、なんだかもったいない気分だ。

それに値段、高いッ!
空心菜をそろえる手間賃?

せっかくだから主食も2つ。

手工葱油拌麺(shou3gong1 cong1you2 ban4mian4):12元
葱油混ぜ麺

P1010084.JPG

上海訪問時のお楽しみ、滄浪亭のものには及ばないけど、
(滄浪亭に行ってもあの味はもうなくなっちゃったけどサ)
まあ、まずまず。

如意生煎包(ru2yi4 sheng1jian1bao1):6元
焼き肉まん

P1010085.JPG

何がどう如意なのかは不明だが、
これも味はきちんとおいしかった。

***

どの料理も全般的に安心して食べられるおいしさだったと思う。
さすが老舗。
それだけに、松鼠桂魚の手抜きが納得いかない。
空心菜炒めの向きをそろえるくらいなら、
桂魚をその都度揚げる手間を惜しまないでほしいと思う。
時間がかかっても揚げたてパリパリを食べたい。
残念。


◆お店情報
松鶴楼菜館
崇文区台基廠大街10号
010-6524-5223
P1010068.JPG
<アクセス>
王府井から台基廠大街を南下すると左手(東側)にあります。
台基廠三条とぶつかる十字路の近く、教会のちょっと北です。

*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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posted by ayazi at 16:23| 北京 | Comment(2) | 地方菜(各地方の料理) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする