2012年02月29日

写真データ紛失……

またまた更新が滞っていてすみません!
バタバタしていて時間と気持がブログ更新にまで回せず……
何度もアクセスしてくださっていた方、本当にごめんなさい!

そしてさらに申し訳ないことに、
更新準備のためにストックしておいた写真データを
アクシデントで紛失してしまいました。
実はまだ去年の年末分までしかアップできておらず、
つまり結構な量のネタ写真がたまっていただけに、
かなりショック!
(とは言え、途中日本一時帰国をはさんだりしたので
 以前ほどのハイペースでネタがたまっていたわけではないですが)

一部はどうにか復旧できるのではないかと思いますが、
今のところはっきりしたことは言えません。

写真をなくしてしまったお店については
そのうち再訪するなどしてお伝えできるようにするつもりです。
でも、いっそたまっていたネタのことはこの際スッパリとあきらめ、
これからはなるべく(ほぼ)リアルタイム更新を目指すというのも手かな、
とも考えています。

……ということで、
気持ちも新たに、
ローカルグルメの食べ歩きにまい進するゾ!

こんなうっかりブロガーですが、
どうぞ皆さまこれからもどうぞよろしくお願いいたします。


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2012年02月23日

二月二、龍擡頭

お知らせというか、なんというか。

今日は旧暦の二月二日。
春餅を食べる日です!

P1000871.JPG

▼詳しくはこちらをどうぞ。
【立中春餅大王】春餅

混んでるだろうなあ、ココのお店。

***

そして男性が髪の毛を切ると縁起がいい日とも言われています。
だから理髪店も混んでるだろうなあ。

これに関しては、
こんな脅しみたいな言い伝えがあります。

「正月剃頭,死舅舅」
−−旧暦の正月に髪を切ると(母方の)おじさんが死ぬ。

「夜に口笛を吹くと蛇が来る」とか
「夜中に爪を切ると親の死に目にあえない」みたいですね。

どうして髪を切ると母方のおじさんが死んじゃうのかは不明ですが、
(二月一日じゃなくて二月二日なのは語呂がいいから?
 龍擡頭と合わせてのこと?)
この迷信を信じてか
旧暦正月いっぱいは髪を切らないという人もまだ結構いるようです。
若い人は気にしてないみたいですけどね。
ちなみに女性は別に構わないんだそうです。

おかしかったのは、
旧正月前に髪を切りにいった日本人男性までもが
「切られすぎちゃって……」と
いつもより青々とした頭を撫でていたこと。
中国の理髪店的には気を利かせたつもりだったのでしょうね。

ということで、本日は春餅を食べる日。
今日春餅を食べるのも縁起かつぎの意味もあるようですので、
機会があったらぜひどうぞ!


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2012年02月22日

【王胖子驢肉火焼】驢肉火焼

ロバ肉バーガー
驢肉火焼(lv2 rou4 huo3 shao1)
P1000830.JPG
【ところ:鼓楼西大街/ねだん:6元】

「天上龍肉,地上驢肉」(天界には龍肉、地上界にはロバ肉)
と称えられるロバ肉。
龍の肉がおいしいかどうかは確かめようがないので、
この言葉の真偽も当然確かめるすべがないが、
ロバ肉バーガーは確かにおいしい。

火焼はこんがりと軽い焼き上がりで、
パリパリ、サクサクとした軽快な歯ごたえだ。
小麦粉の風味が豊かでうまみ十分。
間に挟んであるのはロバ肉を煮込んだもの。
ほろほろとして油っこさがなくてさっぱりしている。

P1000835.JPG
(この日は「小米粥(xiao3mi3zhou1)=粟粥」と一緒に食べた)

ところで、驢肉火焼には保定のものと河間(いずれも河北省)のものがあり、
形や作り方が微妙に違っている。

保定:火焼が丸い、ロバ肉があったかい、煮こごり入り、ロバは太行驢
河間:火焼が細長い、ロバ肉が冷えている、煮こごりなし、ロバは渤海驢

王胖子驢肉火焼のは河間のもの。
だから細長いホットドッグ型だ。

驢肉火焼の発祥は保定、きっかけは靖南の変と伝わっている。
当時この地に封じられていて乱を起こした朱棣(後の永楽帝)が
食糧不足解消のために馬肉火焼を普及させ、
後に戦時に馬が貴重になると馬肉食を禁じたため驢肉火焼になったんだとか。
河間のものは清末に李連英が西太后に勧めたら気に入り、
それ以来北京で人気になったのだそうだ。

こういう謂れはどこまでが本当でどこからが後世の脚色なのかよく分からず、
その信憑性は実のところ高くはないのだろうが、
食いしん坊的には
「こういう物語があったほうが面白いし、まあいいんじゃないの?」
と思っている。
食べ物をさらにおいしくするスパイスみたいなものだろうか。
物語が出来るってことは、
人々に愛されたり、注目されたりしていることの証明ってことなんだろうな。


◆お店情報
王胖子驢肉火焼(鼓楼店)
西城区鼓楼西大街80号
010-8402-3077
P1000799.JPG
<アクセス>
鼓楼から鼓楼西大街を西に500mほど行った道の南側にあります。


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2012年02月21日

【大理白族自治州駐京弁「蝴蝶泉賓館中餐廳」】雲南菜(之二)

雲南料理
雲南菜(Yun2nan2cai4)
P1000767.JPGP1000781.JPG
P1000774.JPGP1000785.JPG
【ところ:西単/ねだん:記事参照】

前菜っぽい感じの料理をいくつかご紹介した後は
メインどころの料理を一気呵成に!

原汁竹蓀汽鍋鶏(yuan1zhi1 zhu2sun1 qi4guoji1):90元
キヌガサタケ入り鶏の蒸しスープ

P1000764.JPG

中央に煙突のついた汽鍋と呼ばれる容器で
鶏肉を蒸して作るスープ。
雲南料理レストランならないところはないくらいのど定番雲南料理。

水分は入れず、下から上がってくる蒸気だけでスープを作るというけど、
ホントのところはどうなんだろうか……

田七とかいろいろ生薬入りのものがあるけど、
この日はなんにも入っていない原汁=オリジナル。
代わりと言ってはなんだが、竹蓀=キヌガサタケ入りのにした。

P1000772.JPG

コクと旨みはたっぷりだけど、透明であっさりとしたスープ。
水を入れて作るスープだと鶏肉はすっかり出がらし状態だが、
汽鍋鶏だとプリプリむちむちとした蒸し鶏風の仕上がりになっていて
鶏肉自体もとてもおいしい。
ほしょほしょとしたキヌガサタケもまたいい。

香草排骨(xiang1cao3 pai2gu3):16元(1個)
スペアリブのレモングラス風味

P1000785.JPG

前回食べたという料理の中で評価の高かったものから。
がっつり肉を食べたい向きにはもってこい!
でもこの日は女性だけでちょっとヘビーすぎたかも。

下味がよく染みていて肉自体はとても食べやすい。
レモングラスの香りがさわやか。
添えられたピクルスも美味。

火腿青豆米(huo3tui3 qing1dou4mi3):30元
ハムとソラマメの炒めもの

P1000779.JPG

季節じゃないけど、やっぱりどうしても食べたくてソラマメ。
「米」とついてるけどお米は入っていなくて、
穀物の殻や皮を取った状態のものを「○○米」という。
この場合はソラマメの皮をむいて中身だけを取り出したもの。
ソラマメは通常「蚕豆(can2dou4)」というのだけれど、
ここでは「青豆(qing1dou4)」が使われている。
食材、特に野菜の名前は地方によって違うことが多くて
なかなか曲者だ……

喃咪芋艿(nan2mi1 yu4nai3):32元
サトイモのピリ辛煮

P1000783.JPG

芋艿(yu4nai3)はサトイモのこと。
これも通常は芋頭(yu4tou)が多いけど、こういう言い方もあるんだね。
喃咪(nan2mi1)はトマト、ニンニク、レモン、トウガラシを使ったソース。
タイ族のものだそうだ。
あれ?
ここはペー族自治州のレストランだけど……
そのへんはあまり厳密ではないのかな。

見た目からは想像できないかもしれないが、
トウガラシ入りだけあってこれが結構しっかり辛い!
この日食べた料理で一番手ごわかったかも。
でもぽっくり甘いサトイモとのコンビが絶妙で、
ついつい食べちゃうんだなあ。

清炒野芥蘭(qing1chao3 ye3jie4lan2):32元
野芥蘭の炒めもの

P1000781.JPG

縁のところがちぢれた余り見ないタイプの芥蘭。
「野(ye3)」とついているところからすると山菜か、
少なくとも地場でしか食べられない珍しい野菜ということだろう。
濃い緑がとてもおいしそうで頼んでみたのだが、
これが大当たり。
少し辛味というか苦味があって、
肉厚でしっかりとした葉が食べ応えあり。
忘れがたい一品になった。

青椒炒白参(qing1jiao1 chao3 bai3shen1):36元
パプリカとスエヒロタケの炒めもの

P1000774.JPG

雲南料理レストランに来たからにはキノコものをと思うのだけれど、
一皿100元近い、または軽く100元超えする値段がネックになって
どうしても頼めない。
その中にあってこの白参は36元と格安!
で、ごちゅうもーん。

ほしょほしょ、くしゅくしゅした食感。
特に濃厚なキノコの旨みがあるわけじゃないけど、
ま、雲南キノコ食べた感は味わえていいか。

と思っていたら、これってスエヒロタケっていうキノコで、
雲南以外にも世界中で生えるらしい……

過橋米線(guo4qiao2 mi3xian4):28元
雲南風ライスヌードル

P1000789.JPG

主食はおなじみ過橋米線。
こんな風にスープ、ライスヌードル、具材を別々に運んできたのを
店員さんがその場で混ぜて作ってくれる。

P1000790.JPG

味は……どうだったかな?
あっさりしていておいしかったような記憶はあるのだが、
時間がたちすぎてよく覚えていない。
ごめんなさい。

飲み物はご当地ビールを。

大理啤酒(da4li3 pi2jiu3):12元
大理ビール

(写真はありません)

途中から可愛らしく梅酒でもと思ってこれを頼んだのだが……

青梅酒(qing1mei2jiu3):68元
梅酒

P1000786.JPG

漬けた酒が白酒だった!
アルコール度数が高くてなかなか皆さん手が伸びなかったみたい。
頑張って飲んだら結構酔いが回った。
ご注意を!

***

正直なところ大絶賛!というほどおいしいとは思わなかったけど、
あっさりめの味付けだし野菜もたくさん食べられるので
日本人(特に女性)の口にはとても合うと思う。

個人的には、
あんまり辛いものがなかったのもちょっと肩透かしだったかも。
もう少し人数が多くてあれこれオーダーしていたら
私のツボにドンピシャリのものもあったかなあ??

店内は豪華ではないけれどとても清潔。
店員さんも行き届いたサービスとまではいかないけれど、
まずまずの対応。
最後にバラ(ハマナス)のジャムがほしいと頼んだら
律儀に探して持ってきてくれたりもして、
感じはとてもよかったです。


▼これまでの「大理白族自治州駐京弁『蝴蝶泉賓館中餐廳』」関連記事
【大理白族自治州駐京弁「蝴蝶泉賓館中餐廳」】雲南菜(之一)


◆お店情報
大理白族自治州駐京弁「蝴蝶泉賓館中餐廳」
西城区 西単北大街西斜街55号蝴蝶泉賓館内
010-6615-7755
P1000762.JPG
<アクセス>
地下鉄4号線「霊境胡同」駅下車。
D出口を出てすぐの宏廟胡同を西に入り、
店名表示のある案内に従って胡同を進んでいってください。

*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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2012年02月18日

【大理白族自治州駐京弁「蝴蝶泉賓館中餐廳」】雲南菜(之一)

雲南料理
雲南菜(Yun2nan2cai4)
P1000769.JPGP1000770.JPG
P1000775.JPGP1000778.JPG
【ところ:西単/ねだん:記事参照】

地方政府の北京駐在事務所レストランを食べ歩く会に参加するようになって久しい。
この会で行ったレストランでNo.1との呼び声の高いのが
この大理白族自治州駐京弁のレストラン。
雲南料理の中でも大理、それも白族(ペー族)の料理を供するお店だ。

私が参加する前のことだったか、その日都合が悪かったかで参加できず、
とても残念に思っていたのだが、
ありがたいことに再訪計画が持ち上がった。
喜び勇んで参加。

以前ともこさんの「週刊中国的生活2」で紹介されていたので
ご存知の方もいらっしゃると思うけれど、
地下鉄駅から近い割に分かりにくいところにあるので、
まずは行き方の説明から入りたいと思う。

▼ともこさんブログの記事はこちら。
雲南省大理料理《蝴蝶泉賓館中餐庁》@北京

最寄駅は地下鉄4号線の「霊境胡同」。
ここのD出口を出てすぐの宏廟胡同を西に入っていく。

ともこさんのブログにはレストラン名の看板が見えるとあるけれど、
いつの間にか撤去された模様。
目印は「宏廟胡同」の看板だけになってしまった。
より分かりにくくなってしまったけれど、
でもこの胡同名の看板さえ見逃さなければ大丈夫。

P1000754.JPG
(ホワイトバランス設定を誤ってなんだか妙な色合いですが、ご勘弁を)

宏廟胡同を入ってしばらく行くと、
実はもうレストランの名前が見えてくる。

P1000757.JPG

「胡蝶泉餐飲」とある建物がそうだ。

でもここからが意外と長い。

P1000758.JPG

ともこさんの「見逃すな!」の指示通りこの看板を見つけたら右折。

P1000759.JPG

そしてこの案内で道なりに左折。
やっぱり微妙に表示が変わってる……

P1000761.JPG

さらに左手のこんな案内の通り進んでいくと、

P1000762.JPG

ようやくたどり着いた!

***

で、ここで終わるというのも申し訳ないので、
やや前菜的な感じのものをいくつか先にアップ。

大董なみの本みたいな分厚いメニューを繰って
(というか、大董のをパクったのは明白)
前回食べておいしかったという料理や店員さんのオススメ、
雑誌記事の紹介などを総合して頼んだ料理はこちら。

剣川玫瑰酥地参(jian4chuan1 mei2guisu1 di4shen1):28元
地参(朝鮮人参みたいなの)のかりんとう風揚げ

P1000770.JPG

無禅居でも出てきた一瞬「虫か?」とギョッとするお菓子風前菜。
カリッコリッとしていてかりんとうのような食感で、甘い。
これはさらにバラ(ハマナス)ジャムつき。

▼無禅居版はこちら。
【無禅居】雲南菜

無禅居では「雪参」と呼んでいたけどおそらく同じものでは?

P1000771.JPG

無禅居のはカリッとした軽い食感で後を引くおいしさだったのだけれど、
ここのはちょっとクセがあってあまり食べられなかった。
まずくはないんだが。

樹花菜/青蛙皮(shu4hua1cai4/qing1wa1pi2):28元
雲南山菜の和えもの盛り合わせ

P1000769.JPG

こちらも茶馬古道などの雲南料理レストランでおなじみの山菜。

▼茶馬古道のものはこちらで。
【茶馬古道】雲南菜

樹花はおかひじきみたいな食感、
青蛙皮はそんな風に見えるというだけでもちろんカエルの皮ではない。
ちょっとしとっとした独特の食感があって、
食べるともしょもしょして面白い。
味付けはレモンと酸味と唐辛子の辛味がきいていた(ような記憶がある)。
さっぱりしているので前菜や箸休めにぴったり。

玫瑰普洱乳扇巻(mei2gui pu3er3 eu3shan4juan3):40元(8元×5個)
バラ(ハマナス)の甘煮入りチーズ煎餅揚げ

P1000775.JPG

チーズ煎餅という表現が正しいのかどうか……
雲南料理でよくあるカッテージチーズ風のものを薄切りにして
揚げてあるのだと思う。
中にはバラ(ハマナス)のジャムというか、甘煮(かな?)。

P1000778.JPG

冷めるとちょっと油っこくなってしまうので、
アツアツのうちにどうぞ。
正直なところ抜群においしいというわけではないけれど
雲南料理を食べに来た感が盛り上がる一品。

まだまだいろいろ頼んだのだけれど、
全部書くのはちょっと骨が折れるのでまた次回。


◆お店情報
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地下鉄4号線「霊境胡同」駅下車。
D出口を出てすぐの宏廟胡同を西に入り、
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2012年02月15日

【呉裕泰茶荘】花茶冰激凌

ジャスミン茶ソフトクリーム
花茶冰激凌(hua1cha2 bing1ji1ling2)
P1000705.JPG
【ところ:前門/ねだん:6元】

「いったいいつの話だ?」
というくらいはるか昔のことになってしまったが、
豊澤園で山東料理を堪能してぶらりぶらりと前門界隈を散策に出た
昼から白酒隊の一行。

▼なんとなーく、これに続いてます。
【豊澤園飯荘】魯菜(之五)〜熱菜篇

書き割り幕みたいなのっぺりした街並みになってしまった前門大街ははなから無視して
その1本西にある糧食店街を歩く。
この通りにはまだ雑多な賑わいと庶民の生活の匂いが感じられて好き。

こんな麺館や、

P1000694.JPG

紅星二鍋頭の前身「源昇号」跡地などを冷やかして、

P1000695.JPG

(ちょいと見ごたえあり)

P1000696.JPG

六必居をのぞいてから冰糖葫蘆の花を観賞。

P1000697.JPG

大柵欄でストライキ中の東来順マスコットを励ましつつ、

P1000699.JPG

P1000700.JPG

(後日行ったら復活してました。別人?でもやっぱりやる気ない感じ〜)

P1010167.JPG

(靴も羊ちゃんだ)

北京小吃のメッカ(だった)「門框胡同」に潜入し、

P1000701.JPG

廊坊二条で「爆肚馮」の場所をチェック。

P1000702.JPG

いやあ、なんとも風情ある(?)たたずまい。
しかし、さすがにもうお腹に爆肚の入るスペースはなかったので
お店の写真だけ撮って心に再訪を誓う。

P1000703.JPG

そして前門大街に出たら目に付いたのが呉裕泰茶荘。
それもソフトクリームコーナーだ。

P1000708.JPG

北京市内に呉裕泰の支店は数あれど、
ソフトクリームを置いている店は限られている。
この前門店もその1つだ。

P1000707.JPG

抹茶とジャスミン茶の2種類あるが、
中国茶の老舗が出しているソフトクリームとあらば
やはりジャスミン茶のほうを試したい。
でもお腹はいっぱいだし、1つ全部食べきる自信はない。
というよりも、正直なところちょっと味見できればいいのだ。

うーん、どうしよう。
買おうか、やめようか……

ウジウジと悩んでいたら、
同行のN氏が「じゃあ買いますよ」と天の一言。
「えっ?味見させてもらってもいいですか?」
と厚顔無恥にもお願いして、
念願の老舗中国茶店のソフトクリームの味見が実現した。

ジャスミン茶の風味は正直言ってそれほど強いわけではないが、
逆にそれが食べやすくていい感じ。

「これなら男性でもいけますね」
N氏も「買って正解!」といった表情であっという間にたいらげた。
お見事!

【おまけ】
コーンは日世!

P1000709.JPG


◆お店情報
呉裕泰茶荘(前門店)
東城区前門大街4号
P1000710.JPGP1000708.JPG
<アクセス>
前門から歩行者天国「前門大街」に入ってすぐ左手、道の東側にあります。


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2012年02月14日

ぼちぼち再開します

長いことブログをほったらかしにしてしまってすみません!
更新がないにもかかわらず読んでくださったみなさま、
そしてコメントをくださった方々、
本当にありがとうございます。

ようやく少し落ち着いてきましたので、
更新を再開しようと思います。

まだ少しバタバタが続くので
毎日更新というわけにはいきませんが、
ぱったり更新が途絶えるという状況は避けたいと思っております。

ぼちぼち更新して参りますので、
どうぞのんびりお付き合いいただければ幸いです。


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2012年02月05日

またまた更新滞るかもしれません!

本日よりしばらく粉食と白酒のメッカへの旅立ちを命じられたため、
またしても更新が滞ることが予想されます。

その昔は全国に名をとどろかせた大商人たちで賑わった町だそうで、
その豪邸跡へ……は行かず、
元宵節にからめて現地のお祭りを見に行きます。

物見遊山で行くわけではないので、
「行った!見た!楽しかった!」で終わるはずはなく、
成果物を出さないといけないわけで……

閑をみて更新するつもりはあるのですが、
力尽きる可能性も非常に大です。
すみません。。。


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2012年02月04日

【立中春餅大王】春餅

春餅
春餅(chunbing3)
P1000849.JPG
【ところ:王府井/ねだん:?】
*ごめんなさい。値段チェック忘れてしまいました。
 でも5人で食べて1人30元ほどだったような記憶が……
 とても安価です!

今日は立春。
春餅を食べる日だ。

春餅は立春と旧暦二月二日に食べる行事食で、
立春に春餅を食べることを「咬春」という。
春に大地から芽を出す野菜は、万物の復活と再生の象徴。
それをシャキシャキと噛んで食べる春餅は
まさに春の喜びを噛みしめる料理だ。

一方、旧暦二月二日に食べる春餅は「龍鱗餅」と呼ばれる。
この日は「龍擡頭」(地中に潜んでいた龍が頭を擡げて天に昇る日)。
古来二月二日は陰と陽が中和する日とされ、
この日を境に陰と陽とが交替すると考えられている。
実際、この頃から気候が暖かくなり始め、雨も多くなる。
冬眠していた動物が活動を始め、草木も芽吹き出す。
この日に春餅を食べるのは
雨と害虫の駆除を願い、五穀豊穣を祈ってのことだという。

また、細長く巻いた春餅は「有頭有尾」で、
頭からしっぽへと食べると初めから終わりまで続いて縁起がいいとされる。

▼これまでの「春餅」関係の記事
【東北春餅王】春餅
(上のリンク先が表示されない場合はこちらのリンク先へ)
【麻辣香鍋】老北京春餅
(上のリンク先が表示されない場合はこちらのリンク先へ)
【麻辣香鍋】二月二,吃春餅
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【北京の食文化】今日は春餅を食べる日!
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【某公寓】家常便飯
(上のリンク先が表示されない場合はこちらのリンク先へ)
【北京の食文化】立春吃春餅
(上のリンク先が表示されない場合はこちらのリンク先へ)
【二月二春餅・家常菜】春餅

その春餅のおいしいお店を教えてもらった。
王府井の一本西の通り、南河沿大街にある立中春餅大王だ。

P1000842.JPG

ここの春餅の魅力はなんと言っても春餅そのもの。
小麦粉の風味が豊かで、とても香ばしい。
よくピラピラに薄くて具を包んだら破けてしまいそうなものや
ぼってりと厚くて1〜2枚食べたらお腹がふくれてしまいそうなものがあるが、
ここのはサイズ、厚さともにちょうどいい感じ。

包む具材の定番はやはり「春を咬む」にふさわしいシャキシャキ野菜。

炒豆芽(chao3 dou4ya2):モヤシ炒め
P1000846.JPG

攤鶏蛋(tan1 ji1dan4):卵焼き
P1000854.JPG
(単独写真忘れました。この写真の左はじ)

野菜を入れたのを頼んだのだけれど何か忘れてしまった。
後日再訪した時にはニラ入りの韮菜攤鶏蛋(jiu3cai4 tan1 ji1dan4)を頼んだ。

このお店のメニューにはないけれど、
モヤシやニラ、豚肉、春雨の入った肉野菜炒め的な
炒合菜(chao3he2cai4)も大定番だ。

お肉ものの定番はこれ。

醤肘子(jiang4zhou3zi):豚足肉の煮込み(冷製)
P1000844.JPG

ニンニク醤油と一緒に。

ほかにもあれこれ頼んで巻き巻き。

酸辣土豆絲(suan1la4 tu3dou4si1):細切りジャガイモの酸味と辛味炒め
P1000847.JPG

ジャガイモものを何か頼もうと迷っていたらお店の人からこれを勧められた。
お酢の酸味がほかと違っていいアクセントになった。

京醤肉絲(jing1jiang4rou4si1):細切り豚肉の甘味噌炒め
P1000859.JPG

豆皮で包む料理をさらに包んでどうする!
とつっこまれそうだが、メニュー名を見たら食べたくなっちゃったので。
それに春餅専門店のメニューに載ってるくらいだから
春餅に包んでもいいはずだ!<勝手に断言。

肉末粉絲(roou4mo4fen3si1):挽肉と春雨の炒めもの
P1000861.JPG

これウマイ!
絶対頼むべし!

ここの炒めものはどれも化学調味料を使っていなくてとても自然な味。
わざわざ「入れないで」と頼むまでもなかった。

春餅は北京ダックのように端を折り返して包むのではなく、
くるくると細長く巻いて食べるのが正解。

P1000862.JPG

じゃないと「有頭有尾」にならないからね。

P1000871.JPG

これは別の日に再訪したときの写真。
この日は実は記事に掲載される写真撮影に行ったのだが、
夜だったので今ひとつ。
昼間に再度撮影しに行ったのだ。
ということで、寒い中取材と撮影にお付き合いいただいた皆さま、
雑誌掲載写真はあの時のものではありません。
ご協力いただいたのにすみませんでした!

スープは身体があったまる酸辣湯(suan1la4tang1)をどうぞ。

P1000860.JPG

酸辣湯も酸味と辛味がいい塩梅の味付けで、
何杯でもおかわりしたくなる味。
これもぜひ味わってみてください。

立中春餅大王は酸辣湯だけでなく、
春餅自体もほかの店より断然おいしいです。
春餅好きの方、ぜひどうぞ!

ただし、立春や旧暦二月二日当日はかなりの混雑が予想されます。
覚悟を決めて並ぶか、
時間か日にちをずらして行かれることをオススメします。
(日にちをずらすと立春の行事食ではなくなっちゃうけど……笑)


◆お店情報
立中春餅大王
東城区南河沿大街甲41-1号
010-6522-3538
P1000842.JPG
<アクセス>
長安街から南河沿大街(王府井の1本西側の通り)を北に曲がり
しばらく行くと道の西にあります。

*料理はどれも
「不要放味精(bu2 yao4 fang4 wei4jing1)」(化学調味料を入れないでください)
とお願いしています。


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2012年02月03日

【豊澤園飯荘】魯菜(之五)〜熱菜篇

山東料理(その5)〜温かい料理篇
魯菜(之五)〜熱菜篇
P1000670.JPG
【ところ:珠市口/ねだん:記事参照】

この日必ず頼むと決めていた料理2品をまず単独でアップした後は、
頼んだものを一気にご紹介。

ちなみに、私が注文を考える時の順番はほぼ下記の通り。

前菜をまず頼み、
熱菜はお目当ての看板料理やお店のオススメを最初に数品。
それを骨にして、
素材や味付けのバランスを見ながら
「肉を使った料理→野菜だけの料理→スープ→主食」の順番に
足していくようにしている。

品数は前菜が人数の半分くらい、
スープや主食を含めた熱菜が人数と同じ皿数くらいを目安にする。
中国の人は皿数が偶数になるようにとか、
まあいろいろこだわるようだけれど、
私はあまり気にしない。
日本人の場合は野菜中心の料理を多めに取って、
お肉ものを頼みすぎないようにすると喜ばれる。

日本人どうしで中華料理を食べに行くと
1人1つずつ好きなものを頼むケースも多いようだが、これは避けたい。
前菜と熱菜のバランスはもとより
素材や味付けの組み合わせを無視することになり、
結果的に同じ素材と同じ味付けが重複してわやわやの食卓になってしまう。
1つ1つはおいしくても全体としてバランスの悪い偏った食事になり、
その食事全体の質を下げてしまうことにもつながる。

毎回自分でメニューとにらめっこし、
時にはお店の人に相談したり
テーブルを囲んだ人とあれこれ相談たりして頼む料理を決めるのは面倒だが、
逆に言えばそれが中華料理を食べる醍醐味でもある。
定食ものやコースに慣れてしまった日本人は
どうもこの作業を面倒臭がってサボってしまいがちだけど、
それは食卓をプロデュースする楽しみを自ら放棄していることのように思える。
もちろん言葉の壁はあるとは思うのだけれど、
それでもやはり出来る範囲で自分で注文することを強くオススメしたい。
あなた任せのラクチン注文ばかりしていると、
「自分の食べるものを自分で決める」
というごく基本的な自由選択の機会と能力をなくしてしまうように思うのだ。

と、分かったようなことを書いているが、
大人数の料理の注文は途中で何がなんだか分からなくなって
エイヤッ!と頼んでしまうことが多い。
このあたり、典型的な文系で論理的思考が不得手、
しかも物事を最後までやり遂げる粘り強さに欠ける自分らしいと思う。
料理のオーダーにはかくも人格が反映されるという好例だな。

と、雑談はさて置いて、料理の紹介を急ごう。

糟溜三白(zao1liu1 san1bai2):108元(大)
鶏肉、白身魚、タケノコの酒かす風味あんかけ

P1000663.JPG

同じく山東料理の老舗、同和居でも食べた料理。
豊澤園のメニューには確かそのものズバリのものはなかったけれど、
「糟溜三白」と言えば作ってくれる。

酒かすの風味とほんのりとした甘さがあって、
食べるとなんとなくほっとする味。
醤油味が中心になりがちな山東料理にあって、
このやさしいほんのりした味付けはとても貴重だし、
食卓のアクセントとしてもちょうどいいと思う。

両吃干炸丸子(liang3chi1 gan1zha2 wan2zi):66元(25cm)
揚げ肉団子・2種類の調味料添え

P1000655.JPG

甘辛のタレと椒塩を添えた肉団子。
ポイッと口に放り込みたくなる絶妙サイズで、
気づけば何個食べたことか。

干焼活桂魚(gan1shao1 huo2 gui4yu2):216(108元*2斤)
ケツ魚の揚げ煮

P1000685.JPG

大人数だから普段は避ける魚料理も頼んでみた。

清炒蝦仁(qing1chao3 xia1ren2):108元(25cm)
エビの炒めもの

P1000667.JPG

これも普段はまったく頼まないけど
老舗だしたまにはいいかと思って注文。
意外に美味。
日本人ウケはよさそうなので
日本人向けの食卓なら定番注文メニュー入りさせてもいいかも。

芫爆肚絲(yuan2bao4 du3si1):158元(25cm)
豚胃袋の香菜炒め

P1000657.JPG

モツものをもう1品。
豚の胃袋と香菜は定番の組み合わせ。

醤爆鶏丁核桃(jiang4bao4 ji1ding1 he2tao):50元(25cm)
鶏肉とクルミの甘味噌炒め

P1000668.JPG

「醤爆(jiang4bao4)=甘味噌で炒めたもの」が一つ欲しいと思って頼んだ料理。
たいていは鶏肉とキュウリ、ニンジンで作るが、
ここではクルミが入っていた。
ちょっと贅沢。
写真はブレブレでいけてないが味はなかなか。

鍋塌豆腐(guo1ta1 dou4fu):42元(大)
豆腐の揚げ出し風

P1000683.JPG

ピカタというか揚げ出し豆腐風というか、
衣をつけて揚げ焼きにした豆腐をスープで軽く煮た料理。
これ、味がほとんどなくて
「調味料入れ忘れた?」
という感じ。
化学調味料を入れるなと言ったから?
そりゃつまり、
この料理は普段化学調味料バンバン入れて作ってるってことか。

ちなみに、鍋塌豆腐自体はほんとはおいしい料理です。

▼ちょっと変わりバージョンだけど、料理についてはこちらをどうぞ。
【悦賓飯館】鍋塌豆腐合

ここからは野菜もの。

栗子扒白菜(li4zi pa2 bai2cai4):42元(大)
栗と白菜のうま煮

P1000660.JPG

できれば青菜を頼みたかったのだがピンとくるものがなく、
定番といえば定番の栗と白菜のうま煮を頼んだ。
日本人には新鮮な組み合わせだし、
味も大きく外すことがないので安全パイかな。

葱香杏鮑磨icong1xiang1 xing4bao4gu1):38元(25cm)
アワビタケの葱風味炒め

P1000673.JPG

野菜ものを頼むのに頭を悩ませていたら店員さんが勧めてくれたもの。
野菜というか、キノコだけど。
一度素揚げしたアワビタケを葱のぶつ切りと一緒に炒めて
甘辛い醤油味で味付けしてある。
これがよかった!
妙に気に入ってひとり箸を動かし続けてしまった。

炒三不粘(chao3 san1buzhan1):120元(25cm)
卵黄と緑豆粉のカスタード風練り菓子

P1000689.JPG

かなり強烈に甘いのでメニュー名は「菓子」としたけれど
位置づけ的には炒めものに入るらしい。
同和居の看板料理として有名だ。

前出の糟溜三白に大量の卵白を使うので、
余った卵黄を無駄にしないために考案された料理とか。

緑豆粉と卵黄を火にかけ、
大量の油を入れながらひたすら、ひたすらかき混ぜ続けるという
実に忍耐力と根気の必要な料理らしい。

三不粘という奇妙な名前は
「一不粘盤、二不粘匙、三不粘牙」
(皿につかず、レンゲにつかず、歯につかない)から。
その名の通り、スライムのような不思議な質感が特徴的だ。

味はまさにカスタードというか、甘いマヨネーズ。
油が半端なく使ってあるしお味的にもかなり濃厚なので
正直なところ一口で十分。

豊澤園のものにはなぜか人工的なレモンの香りがついた変り種。
それがちょっと珍しくていつもよりは食べてしまったが、
仕上がりがざらついてダマダマしていてなめらかさに欠ける。
やはり同和居のほうが格段においしい。

燴烏魚蛋湯(hui4 wu1yu2dan4 tang1):108元(大)
イカ卵巣のあつもの

P1000690.JPG

スープなので頼む順番は遅くなったが、
これもマストアイテムとして注文を決めていた料理。
イカの卵巣は「イカキン」と言うそうです。

ここから先は主食。
豊澤園の名物主食を3つ頼んでみた。

烤銀絲巻(kao3 yin2si1juan3)(一楼):2.5元(1個)
焼き銀糸巻き

P1000676.JPG
*(一楼)と書いてあるってことは、
 二階(個室?)に行くともっと高くなるのかな……

細長いマントウの中に細くよった「銀糸」が包まれている
なかなかに手の込んだもの。

P1000680.JPG

これは「銀糸」が同和居のものより細くて、
生地もとてもなめらか。

烤饅頭(kao3 man2tou)(一楼):1.5元(1個)
焼きマントウ

P1000674.JPG

外側香ばしく中はふわふわ。
北京に来た当初は
「中身のない肉まんなんて」
と思ってたけど、間違っていた。
ふかしたてのマントウはうまい。
それを焼いたのも輪をかけてうまい。
(ふかしたてじゃないかもしれないが)

杠頭(gang4tou)(一楼):3元(1個)
山東風の硬焼きパン

P1000675.JPG

何か分からないながらも、名物らしいから頼んでみた。

P1000686.JPG

パンなのか菓子なのか微妙な感じのごく薄い甘さ。
そして何より特徴的なのがその硬さ!

ガッチガチに固まってしまったクッキーというか卵ボーロというか。
まずくはないのだが、いかんせん硬すぎる。
味見したくて頼んでみたけど、これはもういいかな。

河套三星老窖(he2tao4 san1xing1 lao3jiao4):88元
P1000671.JPG

お酒はまずはビールで始まり、
途中から会の主旨的にやはり白酒へ。
12人で(飲まない人もいたが)2本だから
「豊澤園で土曜の昼から白酒くらって山東料理の会」
にしてはおとなしすぎたか。

***

かなり期待して訪れた豊澤園だったが、
総じて言えば期待ほどの味ではなかった。
盛り付けもなんだかぞんざいな感じで多少失望した。
料理によっては瞠目したものもあったけれど、
全体的に雑な作りだなあというのが正直な感想だ。
いや、そのへんの店に比べればきちんと丁寧に作ってあるにはある。
ただ老舗の看板とお値段に追いついていないので、
どうも納得できないもやもや感が残った。
ぞんざいな盛り付けも庶民的な店ならば
「この豪快さがいいのだ」
と思えるが、
豊澤園ほどの老舗だと手抜きに思えてしまう。

また、料理が出てくる順番があまりにもしっちゃかめっちゃかで
だいぶん興がそがれた。

▼実際の料理の出てきた順番はおおたまさんのブログでどうぞ。
北京「豊澤園」

1階のホール席だったから手を抜かれたのだろうか。
個室を取ればせめて前菜が出てからほかの料理が出たりしたのだろうか。

料理の順番メチャクチャ問題はこちらのレストランでよく見られるが、
これほどひどいのは久し振りだ。
これもまた
「老舗なのにこれはないだろう」
とガッカリした点の一つだ。

ということで、
「一度は行かねばなるまい」と思っていた豊澤園は、
「一度は行くべきだけど、一度行けばいいや」なレストランといったところかなあ。
でも九転肥腸はまた味わいたい。


▼これまでの「豊澤園飯荘」関連記事
【豊澤園飯荘】魯菜(之一)
【豊澤園飯荘】魯菜(之二)〜涼菜
【豊澤園飯荘】魯菜(之三)〜葱焼海参
【豊澤園飯荘】魯菜(之四)〜九転肥腸


◆お店情報
豊澤園飯荘(珠市口総店)
西城区珠市口西大街83号(煤市街付近)
010-6313-3328
P1000692.JPG
<アクセス>
地下鉄2号線「前門」駅から前門大街を南下し、
珠市口大街にぶつかったら右折して西方向へ。
珠市口大街と煤市街がぶつかるT字路の北西角にあります。
巨大な建物なのですぐ分かります!
「前門」駅から歩くと30分弱かかるかも。

*豊澤園のHPはこちら
豊澤園官方網站
(お店の地図もあります)

*料理はどれも
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